Home > SBMの設備投資額

SBMの設備投資額


  • Posted by: F&F
  • 2008年10月30日 10:18

エリア整備の完了に伴い、来期の設備投資額は今年度以下になる予想だそうだ。
基地局でカネがかかるのは鉄塔であり、中身はさほどではないというのがSBMの言い分である。

同時に基地局の内部設備を入れ替えることによってHSDPA化などは進めるという。
この費用が2千億円以下、インフラ投資は基地局のみではないので半分程度だろうか。

KDDIは新800MHz帯対応のために相当な費用が必要だと言っている。
設備投資額で約6千億円を予定しているのも、これらバンドプランに変更による設備投資が膨らむためだ。
設備変更を要する800MHz帯基地局数は約2.3万以下でありSBMの3.6万より少ない。
新バンドプランへの対応は機器の一部を入れ替え又は設定変更しなければいけない。
基本的な制御機器はそのまま使えるのだが、無線系の変更は必要になる。

SBMのHSDPA化は送受信設備を最新のものに交換する作業がメインだろう。
おそらくファームの変更でHSDPA対応が出来る局は既に対応済みだと思われるので、vodafone時代の古くなった基地局がその対象だ。

SBMはHSDPA開始当初の基地局数を6千程度としていた。
実際にはそれより遥かに少ない数になったわけだが、おそらくこの6千局が容易にHSDPA化出来る基地局数だったと思う。
所がHSDPAは非HSDPAよりもエリア設計に敏感なので、一つの基地局をHSDPA対応にしただけではうまく行かない。
それもあってスタート時は3千局程度に留まったと想像する。

現在は6千局に近づいたか超えた程度だと思うので、残り3万局を整備する必要がある。
2万局を新たに整備するKDDIの、その費用の1/3で3万局を整備できるのだろうか?

もちろん整備に期限があるわけではない(800MHz帯再編は期限付き)ので、徐々に行ってもかまわない。
つまりKDDIが1年でやるところに5年をかければ(5年後も設備投資額が減らなければ)全国整備が可能になる。

   

Comments:0

コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。

サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。

登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント フォーム
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。

Home > SBMの設備投資額



VC