- 2009年7月10日 12:08
長期に渡って人気を博し、加入者数を増やしてきたauが今は低迷状態だ。
思えば数年前はJ-PHONEに加入者数で負けていた時期すらあったのに、今やSBMを大きく上回る加入者を囲っている。
後期のau絶頂を支えたのは端末の安価販売だったような気もする。
ドコモは高いがauならば新機種でも安いと言われ、若い層にも人気があったことから普及は加速した。
通話単価その他はドコモと横並びではあったのだが、例えば学校でみんながauだからワタシもauが良いなんて話は良く聞いた。
しかし自由度は高くはなかったというか高くなくなりつつあった。
BREWによってJavaアプリが動作しなくなり、アプリからの通信制限や端末自体のSIM紐付けロックなど、更に通信量制限も始まった。
人気にあぐらをかいたのか、縛り付けても人気は衰えないと思ったのか、とにかく自由度は低下した。
そして分離プランによる実質値上げだ。
これは加入者増に急ブレーキをかけたと言っていいと思う。
分離プランにすると実質値上げされてしまう、auとしてはインセンティブプランを強く推奨する施策だった。
この辺りから加入者獲得率は悪化し、auは端末代をゼロに近づけた。
しかし時既に遅く、失速は明確になってしまった。
失速しそうなところを端末代の安価誘導などで支えてきたわけだが、何かのきっかけでその支えが外れると急速に求心力が低下したわけだ。
価格だけで勝負するならSBMのスパボ一括以上のことをやらなければいけないだろう。
スパボ一括なら月額8円でケータイが持てるが、auなら月額500円をさし上げますみたいな。
付加価値で行くならば自由度を高め、サービス拡大に努めるべきである。
auの英断はドコモ用iモード勝手サイトを見られることにした点にあったと思うのだが、ある意味プライドを捨てて突き進む当時の姿は今は見られない。
それはおそらく、長らく続いたau人気の為なのだろう。
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