- 2009年12月17日 11:09
何故アジアンタイヤなのかは既に書いたとおりなのだが、アジアンタイヤならば安くなければ意味がない。
というか、高級な?アジアンタイヤも確かにあるのだが価格もそれなりだ。
前記事のコメント欄にも書いたのだが、実験するからにはウルトラ安いものを使ってみたいと思った。
インドのATR SPORTや韓国のNEXENは245/40R18サイズで7千円台と安いのだが在庫がなかった。
結局在庫があったのはNANKANGのAS-1の、それも255/40R18サイズだった。
これは左右非対称のトレッドパターンからワンボックス用だと言って売られている場合もある。
ワンボックスカーの場合はサスペンションは二の次なので姿勢変化によるアライメント変化が過大であり、更に重心が高いことによる大きな荷重移動でタイヤは片減りする。
そこで国産タイヤメーカは車体の内側になる部分と外側になる部分の剛性を変えたりして対処しようとする。
これが非対称トレッドになったというわけだ。
だが台湾製のNANKANGがそんな凝った設計になっているとは思えず、非対称トレッドが流行っているから真似をしただけだと思う。
台湾は道路が余り良くない(高速道路などは路面が荒れている場所も多い)ためか、柔らかいタイヤが好まれるのだとか。
そのためなのかコストのためなのか、総じてサイドウォールは柔らかめでハイトの高いタイヤなどは腰砕けになる。
従ってこれらのタイヤをワンボックスカーに使うのは正しいとは言えないと思うし、耐荷重の問題もある。
ワンボックスカーに扁平タイヤを履かせて恰好良いだろうと思っている人もいるようだが、扁平率を上げるとロードインデックスが下がる。
それを確保しようとすると空気圧を上げる以外にはなくなるのだが、ワンボックスは人や荷物を運ぶために耐荷重にも気をつけなければならない事を忘れてはいけない。
NANKANGのAS-1は小サイズはSpeedRatingがVレンジだが他はHレンジなので210km/h以上での走行は避けたい。
ちなみにSL標準装着のミシュランパイロットはフロントの40%アスペクトレシオでYレンジ(300km/h)、リアに装着されるそれ以下の扁平率だとZレンジだ。
CLS標準のコンチネンタルスポーツコンタクトもYレンジ、まあ本国仕様は速度リミッタが210km/hではないから当然か。
何度か書いているがコンチネンタルは新品時からうるさい。
グリップも余り良くないと思う。
ミシュランパイロットは減ってくるとうるさくなる。
単位面積あたりの荷重が少ない領域でもそこそこグリップする。
いずれのタイヤも新品時から寿命末期まで、激しい性能変化は見られない。
ちなみに安物国産タイヤは少し減ってくると急激にグリップ力が失われてきた。
こうした減りと性能変化を見るためにもアジアンタイヤテストは出来れば寿命末期まで行いたい。
というか、すぐ寿命末期になるかも知れないけど。
- Newer: やはり無かったことに?
- Older: 日本が初ではない
コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。
サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。
登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。