原価はいくら？

毎度おなじみになった製造原価の予測、今回はiPadである。
USD300前後が安いのかどうかだが、モバイルノートPCと似たり寄ったりなのかも知れない。

でかくなった分だけiPhoneよりは高額なのだが、私としてはやはり使うシーンが思い浮かばない。
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1002/12/news025.html

デカくなった事に魅力は感じないが、画面解像度が上がったことは評価できる。
写真はあえてVGAサイズ（クリックすればわずかに拡大）で載せてみたが、iPhoneでITmediaを見たときの写真である。
PCは要らない、iPhoneがあれば全ては事足りる、解像度？そんなものは関係ない、あの小さな画面にXGAなんて馬鹿らしい、縮小と拡大のスムーズさこそ開ぞどにも勝る技術だ。
なんかそんな声を良く聞くような気がする。

しかし実態はこれで、字がつぶれて見えない。
つぶれていなければ目視に耐える大きさ、ただし人間の脳の情報補完機能と誤り訂正機能によって解読できたりする。
iPhoneはWindowsで言うところのクリアフォントのようなアンチエイリアス的処理でフォントを綺麗に見せている。
この効果は絶大なのだがCPUパワーもそれなりに食う。
WindowsXPでも「メイリオ」フォントを「クリアタイプ」設定で使うと、もう元には戻せないと思うくらい違う。

これは絶対的解像度が上がったわけではなく、人間の目に綺麗に見える処理を行っているだけだ。
従ってメイリオにしてもiPhoneにしても細かな字がつぶれてしまうことに違いはない。
iPhopneは脳を鍛える。
なんかそんな風に言われそう。
まあそんな方は、地デジに移行せずにアナログテレビで脳を鍛えて頂きたいものだ。

この点でAndroid端末は普通の解像度（WVGA）なので良いかもしれない。
まあ国産ケータイがあの画面サイズでHXGAなんて言っているのだから、さらなる解像度アップがあってもおかしくはない。
縮小したときに字になるかならないかで見栄えは大きく異なる。

ケータイの解像度の画面やモバイルノートの液晶を見ていると、17インチクラスの液晶の解像度が物足りなく思える。
人間の欲望は無限というか、慣れというか、全く贅沢なものだ。
最終的には紙にぎっしり印刷された保険の規約みたいな解像度レベルに至るのではないdのだろうか。