- 2010年10月11日 13:05
WSJはVerizon版iPhoneを、2010年中の量産開始と2011年第1四半期の発売可能性が高まったと報じた。
この話は以前からささやかれていたものであり、それが実現したという感じだ。
iPhoneによってスマートフォンは広く世界に浸透する事となり、それはAppleの売り上げに大きく貢献した。
しかしトップを走るものは追われる運命にあり、Androidスマートフォンの追い上げは厳しい。
圧倒的知名度とブランド力を持ったiPhoneだが、いわゆるApple体質といわれる過剰な囲い込みに不満を漏らす人も居る。
おそらくこの先iPhoneのシェアは他の製品に奪われていくだろう。
ならば今や少数派と言われるcdma2000対応版も開発せねばならないのではないか。
そもそもcdma2000は米国発の技術だ。
従来のAppleであれば、Appleの製品を使いたければ利用環境をAppleに合わせろみたいな感じだった。
いや、未だにその傾向は強い。
おそらくAppleに言わせれば、Verizonからの強い要望に応えただけとなるのだろうが、従来のAppleはそれにすら応えなかったはずだ。
現在米国ではAT&TがiPhoneを独占しているわけで、cdma2000版の登場はこれを崩す事になる。
ちなみにAT&Tのネットワーク品質はSBMよりもずっと良い感じがする。
もしかすると世界でもっとも恵まれないiPhoneユーザが日本人なのかも。
VerizonはLTEシフトも明確にしており、おそらく数年内には世界各地でLTEがスタンダードになるだろう。
一方でSBMはLTEはコストがかかるから後回しだとしており、実際の所は他社の動向が気になって仕方がないようなのだが、表向きは後回し論で通している。
Verizonはリッチな端末には太い回線が必要だとしており、これは世界の流れでもある。
取り残されたcdma2000同様に、クアルコム支配から抜け出せないと大変だ。
cdma2000版の登場となると気になるのがauへの供給だ。
SBMは当然ながら猛反対し、auに納入するべき分までウチが買い取ってやるとAppleに言うだろう。
auがインセンをたっぷり乗せてSBMとゼロ円競争をやったら面白い。
通信インフラでは圧倒的な差でau有利であり、うまくすれば巻き返しが図れるかもしれない。
勿論それを必死にSBMは阻止するだろう。
いや、阻止しなければならない運命にあると思う。
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