- 2011年7月16日 11:03
中華バラストの主要部品でも書いておこうか。
DC-DCコンバータのドライバトランジスタはSAMWIN社製のSW3205である。
ON抵抗は最大8mΩ、最大ドレイン電流110AのNチャネルMOS FETだ。
ゲートがデカいので接合部容量は大きいが、さほど高速でスイッチングしているわけではないので良いだろう。
入力電力100W、8A前後の電流を流せばそこそこ発熱する。
これはON抵抗のスタティックな値で発熱しているのではなく、スイッチングに伴うロスで発熱するからだ。
フルブリッジにもFETが使われているのだが、メーカ名も品番のマーキングも無しの品だった。
おそらくはどこかのコピー品で、それがバレないように何も捺印しないのだろう。
DC-DCコンバータは以前に書いたとおりTL494が使われている。
比較器を2つ持ったPWMスイッチングレギュレータである。
バーナの交流ドライブ用はNE555と上記FETによるフルブリッジだ。
3千円でこのバラストとバーナーが2個づつ手に入るのだから格安である。
ちなみにこのタイプならばギリギリ80W程度までは出力が上げられる。
制御などは仕様に基づいては居ないし、定電力ドライブにもなっていないが安いのだから仕方ない。
バルブにしても、ガスの組成や電極の太さなどは仕様と違っているのだと思う。
改造などでバラストはいくつか壊している。
バーナもオーバドライブに耐えきれずに壊れたものがある。
バラストの破壊箇所は様々なのだが、DC-DCのドライブトランジスタやフルブリッジが壊れたものはない。
高圧の整流ダイオード破壊はあったな。
イグナイタのコイルがプシュッってのも。
写真はHDDのプラッタを通してみたバルブ発光の具合だ。
透過率はまあまあとして、透明度がさほど高くない感じがするのとやはり磁性体は赤っぽい?
この状態でデジカメはオートフォーカスが効かず、何度かやったがダメだった。
露出補正は-2EVとしているが、フォーカスが駄目なこともあって露出も撮る度に違ってくる。
結局何十枚か撮って一番暗かったのがこれなのだ。
AFは、プラッタにピントが合おうとしているのか発光部が明る過ぎてダメなのかは解らない。
最近フォーカスが合いにくいようにも感じるので、単にデジカメが壊れかけているのかも知れない。
続く…
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