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中華バーナー(8)


  • Posted by: F&F
  • 2011年7月19日 11:01

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電極はそんなに早く摩耗するものなのかどうか。
しかも片側だけが短くなっているのは、そもそもの製品不良なのか劣化なのか。

そこで昨日のバルブを更にハイパワードライブして加速テストを行った。
ハイパワードライブ実験には定電流電源を使い、その後にフルブリッジとイグナイタを取り付けている。
電源容量の関係で管電流が1Aちょっとまでしか流せないのでこれで実験開始。
最初は管電圧120V、つまり120Wドライブだったが徐々に管電圧が上がってきた。

電極が摩耗してギャップが開けば管電圧は上がる。
管電圧が上がっても1Aの定電流放電させているので入力電圧は上がり、やがて150Wに達した。
熱でバルブが割れてしまうのを防ぐために強制空冷する。
強制空冷してもバルブの根本部分の樹脂は溶け、既にソレノイドでの可動部分は意味をなさなくなっている。

電圧は200Vまで出力可能だが、フルブリッジなどの耐圧が心配なので150Vでリミットをかけている。
管電圧は徐々に上がるというか、たまに電流がグッと落ち込んでチカチカする。
当然そのときは(定電流電源なので)電圧はリミット値まで上がる。

何度かチカチカして、そして消えた。
割れた?

一旦システムの電源を切って入れ直すと点灯した。
しかし数分でまた消えてしまう。
管温度が上がると内部圧力が上がって要求電圧が上がるのだろうか。
それは、消灯時にイグナイタを作動させても再点灯しないからだ。

何度かこれを繰り返し、安定した点灯が出来なくなった時点のバルブの様子が写真のものだ。
左側の電極は殆ど無くなってしまっている。
電極はタングステン系の金属、初期ギャップは3mm程度ではないかと思う。

そういえば15日の記事で左側の電極の方がアークが大きく見える。
これが電極の消耗に関係しているのだろうか。
基本的にはAC点灯なので減り方は均一でも良いはずなのだが、何故だろう。

温度を下げて再点灯させると、既に電極とガラス間に隙間が空いているようで隙間に入り込んだ金属物質が沸騰している様子が見える。
また電極を囲っているガラスは変形し、細かなヒビが入っている。
このまま点灯させ続ければクラックが入って物理的に壊れるだろう。

続く…

   

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