- 2011年8月29日 11:01
この峠道はいくつかの山を越える。
しばらく上ったかと思うと少し下り坂になり、又上りになる。
西の空は赤く染まり、今通ってきた町が下の方に広がる。
かなり周りが暗くなってきて、少し涼しい感じがした。
薄手のものと通気性のない生地のジャンパーを持ってきているが、通気性のない生地のジャンパーを着る。
日が暮れて辺りが闇に包まれ、その中を上っていくと更に気温が下がる。
もはや涼しいと言うよりは肌寒い感じだ。
峠を登る車も、降りてくる車もいない。
ライトを交換しているから良いようなものの、ノーマルヘッドライトだったら暗くて走りにくいだろうなと思う。
しかしそれでもコーナリング時には照射範囲が狭くなるわけで、センターラインなどを見ながら走る。
幸いにして対向車もなければ前行車もないというか、他の車などが来ればヘッドライトの明かりですぐ解る。
それほど真っ暗なのだ。
一体この道はどこに続き、どれだけ続いているのか。
走っても走っても似たようなコーナが続く。
昼間ならさぞかし景色も良かっただろうに遠くの夕焼けはやがて夕闇へと変わり、低く垂れ込めた雨雲には稲光が見え始める。
ここでパンクなんかしたらイヤだな、大雨が降ってきたらイヤだなと思う。
以前にも紹介したページで、「…、途中でちょっと泣きました。あまりに一人すぎて。」と書かれている。
http://my.internetacademy.jp/%7ea10212026/gentsuki.htm
夜の峠道だろうが霧の中だろうが車で走っていて心細く感じた事など皆無だった。
なので、上のページを見て女性だから心細くも感じるのかなと思っていた。
だが時々もやの出る真っ暗闇の峠道を走ってみて、何となくその気持ちがわかるような気がした。
心細さと言うよりも、静かさ、つまらなさ、そんな感じ。
ガソリンは余裕はあまりないが秩父までは持つはずだ。
峠前に給油をしたかったのだがスタンドがなかった。
http://www.youtube.com/watch?v=IcJfH3UzRn8
続く…
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