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スカイウエイブ(21)


  • Posted by: F&F
  • 2011年10月 9日 11:02

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ICウインカリレー、付けたのは良いが壊れた。
たった数時間の命だった事になる。

一体何が原因なのか。
とりあえず開けてみる。
モールドされているかなと思ったら、裸だった。
555はマーキングが隠してあるが意味ない事だ。

回路はごく常識的なものである。
LMC555の無安定マルチバイブレータでリレーを直接ドライブしている。
555のリセット端子にトランジスタが付けられていて、L端子(ウインカランプの端子)に負荷が接続されていない場合には555が発振しないようになっている。
これはウインカスイッチの上流側にウインカリレーがあった場合、ウインカスイッチを入れた時だけカチカチと動作するようにする工夫だ。

何が壊れたのかというか、壊れるものと言ったら555しかない。
LMC555の絶対最大定格電圧は15V(SE555は18V、NE555は16V)なのでサージで壊れたとか?
バッテリ電圧は仕様上は5000回転時の最大で15.5Vである。
つまりこの状態で既に絶対最大定格をオーバしているわけだ。
まあ15Vピタリで壊れはしないと思うが、壊れた以上サージか何かが影響したのだろう。

まずは555を交換する。
と、点滅速度が少し遅くなった。
元々はLMC555だと思われ、交換したものがNE555だったからだろう。
リセット時の電流はNE555が2mA程度でLMC555は150μA程度と桁が違う。
車の場合はキーの位置にかかわらずウインカは通電されるので、CMOS版が使われていたと考えるのが妥当だ。

電圧制限をしなければ又壊れる。
555はダイレクトにリレーをドライブしているので抵抗とツェナーでは心許ない。
なおリレーは電源と555間に接続されているのでActiveLowだ。
555の出力はオープンコレクタではないので、リレーのみダイレクトに線を引く事は出来ない。

過電圧防止は3端子レギュレータでも良いがLDOでないと電圧ドロップが大きい。
LDOもあるが手持ちのものは耐圧が不足している。

仕方がないのでディスクリートで組む事にした。
と言ってもトランジスタと抵抗とツェナーダイオードだけだが、これで13V以上の電圧は加わらなくなる。

整備したエンジンをスカイウエイブに積んだ。
http://www.fnf.jp/j4364.htm

   

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