富士山に行く(9)

峠の頂上付近にトンネルがあり、そこを過ぎれば山の反対側だ。
陽が西に傾き、山の上の方だけを照らしている。

この辺りは紅葉が綺麗で清流もある。
途中の川辺に沢山車が止まっていた。
釣りをする人なのか、キノコや山菜を採る人なのか？

でも川辺に人影もないし歩いている人も見かけない。
山の中に入っている？

道幅はさほど広くはなくタイトなコーナもある。
スカイウエイブのメインスタンドは又すり減った。

この時期の外気温の中峠を下っていると水温が下がる。
と言うか水温計の指示が下がるのでちゃんと温度を表示しているようだ。
国産乗用車は60℃位から90℃以上まで指針は真ん中あたりになる事になっている。
針が変動すると利用者が(エンジンの)故障だと思い込むからだとか。

これは解らないでもない。
エンジンをチューニングして普通の目盛り付き水温計を付けたら、走行状態によって温度が変わるけれど故障ではないのかと言ってきた人間がいた。
インパネの水温計を見慣れた目からすると、水温は変動しないものと思い込むわけだ。
逆に日本車でも欧州輸出車などはちゃんとした水温計になっているとか。
こちらは、水温計が動かないけど故障ではないのかと言われる。

動かない水温計ならなくても良いんじゃないの論もある。
適温インジケータでも付けておけば。
いや、そんなアメ車もあったはずだが、買う方としてはメータは沢山付いていないとイヤだと。
で、仕方なく、いつも適温を表示する水温計を付けたと言う事だ。

続く…