- 2011年12月26日 11:04
秩父から山梨方向に抜けるには有料のトンネルを通る必要がある。
全長6,625mの長いトンネルだ。
軽車両は走れないので自転車は通れないのだが、もみじ湖のあたりには自転車乗りも少なくはない。
トンネル手前でUターンしていくのだろうか。
ダム周辺は木々もあまりなく、決して景色の良い場所ではない。
道路は整備されているので走りやすいのは確かではある。
雁坂トンネルは有料道路なのだがETCは使えない。
料金所にはウルトラ愛想の悪い徴収員がいた。
このトンネルが完成したのは1998年、構想から45年後のことである。
トンネルが出来る以前は山間の国道※があったのだが、道路整備の遅れなどもあって万年通行止めだった。
徒歩で山を越えることは出来たようだが車は通れない。
険しい山故に整備が出来なかったのか、それとも整備したとしても需要が少ないと見たのか。
ちなみに総工費は625億円、計画交通量は2,200台/日とされた。
夜中は車は少ないとして、朝晩から昼間の16時間に計画台数の8割が通過すると考えると時間あたり110台になる。
制限速度で走るとトンネルを通過するのに要する時間は7分程度、この7分間にトンネル内には13台の車がいなければならない。
上下線で平均的に車が通行すると考えれば7台くらいとすれ違っても良いはずなのだが、対向車は1台だけだった。
私の前には一台の車と一台のバイク、後ろから来る車のヘッドライトは見えなかった。
料金所を出た所で少し休憩していたのだが、私の後から来る車はいなかった。
埼玉県と山梨県を結ぶ道路として有用であるとは思うのだが、普通車710円の通行料金が通行量を減らす要因であると言える。
トンネルや接続道路も含めて商用車というかトラック的車とは一台もすれ違わなかった。
もしも無料開放されたなら商用車を中心とした需要が高まり、物流的メリットもある。
※コメント欄参照して下さい
続く…
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