やっぱり

『「紙の発明」に匹敵するインパクト』なんてタイトルが付いていた何かと思ったら、やはり神尾氏だった。
ステルスマーケティングばりの褒めちぎりは今も健在で、その臭さと言ったら下手な芝居を見るよりも楽しめちゃう。

解像度が向上した事も氏にとっては嬉しいようだ。
高解像度なんか不要だなんて過去に言っていた事は闇に葬りたいだろうなぁ。
勿論解像度は高いに超した事はない。
細かな字がつぶれてしまうのとそうでないのとでは、認識性がかなり違ってくるからだ。
しかし今時のPCからするとたいした解像度ではないし、確かにタブレットとしては高解像度ではあるが神尾氏に言わせると何だか変だ。

神尾氏によればiPadのディスプレイを見ていても目が疲れないという。
しかしその理由は明確にされていない。
色合いが適切だからなのか、コントラストが自然からなのか、解像度が高いからなのか、輝度の問題なのか、何も書かれていない。

「写真・映像分野ではPCを完全に超えた」そうなので、今後は画像関係の仕事の世界でPCは邪魔者扱いされていくのかも。

神尾氏に防水とか3Dとか大画面とかは不要なの？と聞いたら何と答えるのだろう。

紙の発明に匹敵するほど革新的であるとする神尾氏に対して↓では革新性に欠けるとしている。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120319/302774/?ST=pc&P=2

史上初の云々であれば革新的かも知れないが、タブレット端末自体はさほど珍しくはない。
勿論その機能や内容などが優れているかと言う事は又別の問題なのだが、まあ神尾さんだからねぇ。

PCに馴染みのあるエンジニア系の人たちには人気のないタブレットだが、PCを使うのが面倒だと思う職種やプレゼン用、或いは子供用としての需要はある。
ようするに、それが相応しいと思う現場ではそれを使えば良いという話なのだ。
一時期流行ったモバイルノートがタブレットに置き換わっているという話もあるが、使用用途がWebブラウザとメール程度であるならタブレットの方が良い。