N-07D(54)

移動時と静止時のデータは取った。
その数字に今ひとつ納得は行かないのだが、結果は結果なので理由をこじつけてみたい。

【静止時】
5分ごと同期：8.3%/h
IMAP IDLE：6.75%/h
1時間毎同期：4%/h

【移動時】
IMAP IDLE：5%/h
1時間毎同期：5%/h

5分ごと同期で消費電流が増えるのはやむを得ないだろう。
IMAP IDLEと違って都度接続フローが動作してオーバヘッドが大きくなっているのではないかと思う。
IMAP IDLEは接続を維持したままなので単純に接続維持のためのパケットが飛ぶだけだ。
なので5分ごと同期より消費電力が下がるのは当然だと考えられる。
そしてその同期間隔を1時間に延ばせば、さらに消費電力は減る。

では移動時にはなぜ同じになるのか。
しかも静止時よりも消費電力が低く見えるではないか。
ここがよく分からない点なのだが、静止時にはLTEも入るエリアにいた。
移動時のほとんどは非LTEエリアにいた。

もしも非LTEエリアで静止時特性を取ると、移動時の消費電力より小さくなると思う。
移動時には定期的に位置登録などの動作が起こるので、その分の電力消費がある。
60km/hで走行すれば毎分1km進む事になり、都市部のセルなど1〜2分で抜けるだろう。
たとえその2倍以上の5分ごとに位置登録を行ったとすると、IMAP IDLEのパケット送信による消費電力などその中に含まれて見えなくなる。

もう一度実験してみたいところなのだが、長時間連続移動する機会などそうそう無いのだ。
スクータで出かけたときに測ればいいと言えばそうなのだが、圏外などもあるので好きなところを走る訳にも行かなくなる。