N-07D(38)

バッテリ問題に関してである。
双方時間は少し違うのだが、どちらも同じ場所に同じような時間に放置しておいたもの。

左のグラフは以前にも掲載した事がある。
左右では電力消費量にずいぶん差があるが、見た目と設定の違いは以下の通りだ。

【左側】
LTE/3Gコネクション、Google位置情報提供ON
3.4%/h

【右側】
3Gコネクション、Google位置情報提供OFF
1.3%/h

GPS自体も電力は消費するだろうが、その情報を送信するための電力はバカに出来ない。
移動中でも同様に、約1時間移動した(LTE⇔３3G切り替わりエリア)時にGPSがONの場合は約4%/hバッテリが減り、GPSをOFFにすると電池消費量は2%/hだった。
(共に100%充電時から計測)

Google位置情報提供をONにした状態で、静止時の電池消費量は約3.4%/hである。
(LTE⇔3Gが切り替わっていた可能性もある)
同じ設定で移動していると約4%/hになった。

Googleは余り頭を使わないで通信するのだが、ドコモのアプリは差分伝送などを行う。
GPS稼働率などを見るとGPS圏外では頻繁に測位を試みるのだが、GPS圏内だとその頻度が少ない。
GPS圏外の場合は位置情報取得回復のために測位インターバルを変えているのかも知れない。
その他にもオートGPSは加速度センサが静止を判断するとGPSによる5分インターバルの測位は停止される。
(つまりこの計測時にはオートGPSは動作していなかった事になる)
ただしGPS自体の消費電力はそう多くはない(通信電力が支配的)ようで、この差はバッテリ消費量に明確には現れなかった。