- 2012年8月24日 12:02
バックライトが点灯してブートシーケンスが走る。
横軸は1Div.が10秒、縦軸は同200mAとなっている。
平均的には800mA程度が続き、ピークでは1.6Aにもなる。
右上はその後の様子で、バックライトが消えた事もあって電流は徐々に減少する。
しかし通信と思われる電流増もある。
電源投入時には結構な時間GoogleやYoutubeと通信をするので電池は一気に減る。
その後は数分間にわたって平均電流200mA程度が流れ続ける。
左下はしばらく放置して電流が落ち着いた時だ。
ピーク電流でも200mAを超えるかどうかと言う感じで、2.56秒間隔の間欠受信動作(LTE)が見られる。
右下はブラウザを起動したところ。
起動後にバックライトが点灯して通信が起き、ピーク電流は1.6Aを超える。
通信が収まると600mA〜1A程度の電流になるが、再び通信させると平均電流が跳ね上がる。
いずれも電流は一定していないのだが、以下のような感じだろうか。
バックライトと低速処理:200mA前後
CPU(高速処理):400mA前後
通信:600mA〜800mA
ドコモはMIMOの処理に関する特許をいくつも持っている。
処理を間引くと言ってはアレなのだが、すべてを計算に任せるのではなく単純な判定でチャネル推定を行う。
このあたりの技術をクアルコムに供与してあげればLTE信号処理部の消費電力は小さくできるのではないのか。
ま、ドコモとしては自力でチップを作りたいのだろうけど。
LTEの間欠受信とCDMAのそれとの電流比較をやってみれば処理部の電流の違いが分かる。
任意にLTEとCDMAが切り替えられれば測定は楽なのだが、N-07Dではそうは行かないのでまだ実験していない。
LTEを妨害すれば自ずとCDMAにはなるのだが、そもそもLTEが弱いのでなかなか安定してくれない。
このあたりまた後日やってみようと思っている。
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