逆電流グッズを作る


アーシングや磁石、放射線ものなど様々な燃費向上グッズが巷に溢れている。
そんな中、バッテリの端子に接続するだけで燃費を改善するというモノが登場した。
一つはコンカーと呼ばれる、筒状のものに電線が付いたもの。
もう一つはダイレクトパワーシステムという、プラスチックケースに太い電線が付いたもので、こちらの方が高級感があり特許出願中の発明品らしい。
能書きにはこのように書いてある。
−−ここから−−自動車の電気循環時に発生する逆電流を低減し、電気ロスを低減させるのが目的です。

逆電流とは、電気は基本的にプラスからマイナスに流れますが、電装品が装着されて
いると、その流れとは逆に向かって流れる電流が発生します。

これが逆電流です。

バッテリーは、オルターネーターに電気を供給し、オルターネーターは、電気を供給
されながら、発電をしています。

この時に発電された電気は、バッテリーに戻っていこうとします。

この戻っていく電気が逆電流であり、バッテリーからの電流と干渉し、電流のロスを
発生させてしまいます。

この電気干渉を低減させて、本来のパワーを引き出し、現在有る電力量をなるべくロ
ス無く使用して、動力性能を100%に近づけさせて、エンジンから発生する点火周
波数と製品の持つ固有周波数が一致する点で、最大の効果が発揮され、効率良く電気
を循環させていく装置がダイレクトパワーシステムです。
−−ここまで−−書いてある事が理解出来るだろうか?バッテリがオルタネータに電気を供給し→これは正しい。
オルタネータは電気を供給されながら発電しています→これも正しい。
この時に発電された電気はバッテリに戻っていこうとします→それが充電ってモンです。
この戻っていく電気が逆電流であり→充電してはいけないと言う事?バッテリからの電流と干渉し→干渉の意味が分からないですねぇ…電流のロスを発生させてしまいます→ここまで来ると理解の範囲を超えます。
とにかくこれと同じようなモノ(同じものではありません)を作ってみようと言うわけだ。
そしてこれをこちらのページの掲示板に顔を出していらっしゃる皆様にテストして頂き、効果を実証してみようと言うわけである。
ちなみにホットイナズマという名称のものも出回っているらしいし、その自作キット?もヤフオクなどで売られている。

これが試作品の外観だ。
市販品より高級なケーブルを使ったので見栄えが良い。
一番向こう側の試作品にはスイッチが付いているが、これを切り替える事によって逆電流グッズが最も威力を発揮するエンジン回転数を可変する事が出来る。
本体はプラスチックケースに入っているが、重量は100gを超えてずっしり重い。
これを3名の方にモニタして頂いたわけだが、そのレポートは以下の通りである。


掲示板からの引用に問題があるということなので、こちらの掲示板をご覧頂き
※すでに記事は消えているようなので↓をご覧下さい。

逆電流グッズモニタ募集記事を私(ほりこし)が2002年10月17日に書いているので
それを捜して読んで頂きたい。

表示されることもあればされないこともあるようだ。

タイトルと広告だけしか表示されない場合は「ソース表示」で内容を
読める場合もある。

−−−−−−
ここにあるとメールを頂きました。

−−−−−−
概略としては、一人目の方「中速域の劇的トルクアップ」を体感されたようだ。
だが付け加えておくと、同時に排気漏れの修理もされたようである。
二人目の方「アイドル回転数がアップし、排気音が変わった」とレポートされている。
三人目の方「変わらない」とレポートされた。


一応の効果が認められたという事で、では自作への手引きと行こう。
用意するモノは…いや、まずは内部を見て頂こうか。

銅板が見えるが、他の部分はシリコンで固めてある。
何せバッテリという低インピーダンスの端子に接続するモノなので、間違ってもショートしたりしてはいけない。
水が入って電気分解などが起きてもいけない。
そこで厳重にシリコンで固めたというわけだ。

え?これでは作り方が解らないって?ではシリコン充填する前の姿を公開しよう。

これである。
え?もっとアップにしろって?

電線は抜けないようにタイラップで止める事が重要だ。
電線一つ取っても、そこらにある安っぽいモノでは効果が出ない。
見栄えと価格が効果をアップするのだ。
銅板はおもりである。
軽いプラスチックケースでは質感に乏しく、これも効果を減衰させてしまう。
適度な重量が質感をアップさせるというわけである。
スイッチ…そうだ、スイッチも付けたんだった。
でも配線していない。
というか、配線のしようがない。
でもスイッチを付けて、それを自由に触る事が出来ると使った側としては気分が良いに違いない。
特にこれらグッズはエンジンルーム(或いはトランク)に取り付けるわけであり、運転中に操作出来るモノでもないから付いているだけで良いのだ。
で、電線とケースと銅板の他に何を使うのかって?あとはシリコンだけである。
このシリコンの重要性は既に説明したとおりだ。
もし電線間に何かを入れたいのなら、サージアブソーバとかコンデンサなどが良いだろう。
ただし低インピーダンスのコンデンサはリップル電流で発熱する事があるので注意する事。
ツェナーもショートモードで壊れるタイプを入れるならヒューズが必須である。
でも、そんなものを入れなくても効果を感じる人が居るのだから良いではないか。
モニタして頂いた方々を騙すような格好で申し訳なかったし、モニタして頂いた方も『せっかく作ったのだから』とか『モニタに選ばれたのだから』という心理がテスト結果を導いた可能性は大きいと思う。
つまり、燃費向上グッズには見栄えと質感に加えて価格も重要なファクターになると言うことなのである。
高価なものに対しては『せっかく買ったんだから』或いは『あんなに高いのだから効果がないはずはない』との心理が働く。
このモニタ募集時にも、私は−−ここから−−逆電流?グッズを試作しました。

追って写真等は公開する予定ですが、これのモニタを募集します。

アーシングの効果が見られる車なら(たぶん)効果が出るでしょう。

内容や回路に関してはモニタ結果が出た時点で公開の予定です。

中身を公開すると、それが先入観となってしまうおそれがあるからです。
逆電流グッズは、多少知識があれば自作は可能だと思います。

今回の試作はコスト度外視のため、とても市販品並みの価格で売れるような値段にはなってい
ません(笑) そのこともあり、試作台数は3台しかありません。

その中の1台はスペシャルバージョンで、スイッチにより効果が最大となるエンジン回転数を
設定出来るようにしてみました。
モニタの条件は、
※アーシングで具体的効果が見られた方
※逆電流グッズを装着されていない方
※効果がなかった場合、他の方に回して頂ける方
↓---これは必ず守ってください---↓
※私が"開けてください"とここに書くまで、絶対に内部を見ないと誓ってくださる方以上です。
−−ここまで−−こう書いている。
アーシングで効果があったと感じられる人なら、この空箱に意味を見出してくれるかも知れないとの期待もあったわけだ。
そして「コスト度外視で作った」点も強調している。
モニタして下さった方も、「効果はありませんでした」とはレポート出来ない(しにくい)雰囲気であったとも言える。
今回は無償提供だが、もしこれを売っているような場合で対面販売をしたならばもっと洗脳効果は上がったと思う。