住み替えへの道(13)
工事は順調に進み、全ての壁紙も張り終わっている。
残るは若干の電気工事のみとなった。
すでにダウンライト等の設置も完了し、壁のスイッチも取り付けが始まっている。
おそらく来月早々には工事が終わるだろう。
で、ちょっと気がついたのだが玄関先のタイルの色が薄いグレーなのだ。
確か緑っぽいグレーを指定したと思ったんだけど..それと屋根の色も濃い緑というか、黒っぽい緑を指定したはずなのだが見た目は黒に見える。
これが黒なのか黒緑なのか聞いてみよう。
タイルの方はグレーでも違和感はないので良いと言うか、サンプルと現物で違って見えることは良くあるのでハウスメーカの方に確認してみた。
工事責任者は仕様書通りの部材になっているとのこと。
おそらく仕様書作成時点で誤りがあったのだろうが、部品番号から部品の使用を想像することは素人には不可能なのでチェックできなかった。
床の色は1Fが中位に暗い色、2Fが暗い色なのだが、やはり濃い色の方が見栄えが良い、と言うか落ち着いて見える。
壁や天井は白っぽくしたので、床材が濃くてもさほど室内は暗くならない。
今住んでいる家は、いわゆるナチュラルカラーの明るい色なのだが、私も妻も2Fに使った濃い色の方が好みに合っている。
1Fは2Fに比較すると部屋が暗くなりがちなので明るめの色の床材を選んだ訳だが、1Fも2Fと同じ濃い色でも良かったかな、と思った次第だ。
その他、引き渡し日が近いので住所変更を行ってきた。
引っ越す場合は引き渡し前に住所変更をしておいた方が良い。
でないと登記簿等々の住所が古いものになってしまう。
住所変更は区役所に行かなければいけないし、印鑑証明も変えないといけないし、警察に行って免許の住所も変えて、カードや銀行の登録も...と、頭が痛くなるほどの作業が待っている。
引っ越し屋の見積もりも取った。
日通、アート、ヤマト運輸の3カ所で見積もって貰ったが、初期の対応が良かったのは日通である。
引っ越し日程がハッキリしないと言うと他社は「日程が決まってから見積もります」だったのだが、日通はおおよその日程が分かれば見積もりが出来るとのこと。
価格的にはアートが最も高かった。
が、見積もり日の夜に電話があり、上司決裁で(本当か?)値引きをしますとの連絡。
アートは「他にどこから見積もりを取ったのですか」と聞いていたと言うから、他社の価格くらいは把握しているのだろう。
その値段だが、引っ越し元と引っ越し先は数百メートルしか離れていない。
そこでどの会社もピストン輸送で2トン車1台で行うとのこと。
自分で荷詰めした場合は、日通とヤマトが(見積書の金額で)13万円+程度、アートが値引き後の金額で10万円ほどである。
ただし細部は色々異なっていて、段ボール箱の数は日通が最も多く大中小合わせて100個になる。
アートが一番少ない。
パンフレットも日通が一番詳しく書いてある。
自分で荷詰めしない場合、アートは引っ越し前夜に荷造りに来てくれるそうだ。
これで値引き後価格で15万円ほど。
日通は+3万円で荷造りしてくれると言う。
3社を見てみると日通は運送専門会社らしい感じであり、アートとヤマトは引っ越しに特化した感じを受ける。
荷詰めして貰う場合、アートと日通は段ボールではなくプラスチックの再利用可能な箱を使う。
これで資源節約というと聞こえは良いが、コストダウンに一役買っているのだろう。
今のところ日通(拠点が済んでいるところから歩いていける距離にある)かアートが有力だ。
おそらく値段交渉によってどちらも同じくらいの価格になると思う。
実際の作業品質は作業員によって異なるので、1回の引っ越しでどこが良くてどこが悪いとは言いきれない。
今回大手を選んで見積もりを取ったのは、階段やドアなどの養生がシッカリしている点、家具などの養生も安心できる点である。
小規模の引っ越し会社やフランチャイズの場合、価格は安いのだがトータルで見た品質という点で大手にかなわない感は否めない。
特に2Fつり上げなどで、大手は専用のツールを持っているのに小規模会社は人海戦術で危なげである。
2Fつり上げと言えばヤマトのみが2Fにタンスを上げるのに若干苦労するかも知れないと言っていた。
他の二社は特別問題点は無いという。