補修部品の値上げが凄い(3/22)
◆ 現行車でも部品の価格がどんどん上がっているのだが、いわゆる旧車のパーツの値上がりが凄いと書かれているページがあった。R31のサイドブレーキワイヤーが、従来価格5万円前後だったものが77万円(7.7万円ではなくて?)になったというもの。整備のプロが書いているのだから間違いないかな。
◆ 部品在庫がなくなる問題もある。一部の車種に関してはOEM先でなら部品が出る場合もあると言うことだし、製造元よりOEM先の方が純正部品価格が安い場合もある。整備工場などではこうした部品価格や納期の問題を考えて発注すると思う。
◆ 実業である整備以外の部分で手間がかかるのは大変だろうし、知識があれば互換性のある部品やその車種が分かるのだろうが何も分からない(はじめて整備する車種のはじめて交換する部品など)状態だと結構手間がかかるはずだ。
◆ ワイヤーだとかホース類は注文生産してくれるところもある。単品発注だと価格はそれなりに高いと言う事で、数モデルを専門に整備しているところではまとめて発注し外販しているところもある。成形ホースが入手できない場合はエルボなどを組み合わせて配管を作り直すそうだ。
◆ 純正部品の値上げに伴い中古部品の相場も上がっている。純正部品の納期や在庫状況にもよると思うが、新品部品より中古部品の方が高いなんて事もある。
◆ ミニの照度センサを調べた時に、安価なものは新品が1万円以下なのに中古で数万円するものもあった。何故そうした値付けになっているのか不明なのだが、同じ品番のものを探そうとすると(既に廃番なので)高い価格になる。しかし調べてみると下位互換性のある現行品があるので、それを使えば良さそうなんだけど。
◆ 日本車でも輸出されているモデルに関しては海外で部品が入手できる。OEM品というよりはコピー品で、中国製が安価だ。ただし品質はピンキリだそうで、部品価格に対して交換工賃が高い、つまり交換しにくい場所の部品は中国製を選ばない方が良いと言われる。逆に壊れたら又交換すれば良いくらいの場所なら、中国製に賭けてみても良い。
◆ ミニ用とか自動車ではないがダイソンやiRobot製品の補修パーツとして、中華独自の改善品がある。ミニ用だとオイルフィルタハウジングで、純正は樹脂製だが中華改善品はアルミで出来ている。ダイソン用は破損しにくいレバースイッチ、iRobot用としては摩耗対策されたサイドブラシモータなどなどだ。
◆ ミニはいったん外したネジの使用禁止箇所があるが、国産車でもこうしたものが増えている。スズキだったか、キャリパーのスライドピンのボルトは再使用禁止だったかな。ネジに何かがコーティングされているとか?ネジロック的なものが塗ってあるのか?都度交換指定だそうだ。ここは整備時に外す(パッドの状態や残量確認)部分なので、交換部品が増えてコストが上がる。
◆ 嫌気性ネジロックの話であればそれをネジに塗って締めれば良いのだが、摩擦低減コートみたいなもので、それが経年で剥がれてしまうようなものだと新品に交換した方が良くなる。このあたりも整備士の経験次第で、適切な整備が行われる筈だが、ディーラに整備に出せばまず間違いなく交換指定ものは再使用されない。