詐欺広告とか偽サイトとか(10/13)
◆ 一般ニュースメディアでも取り上げられたが、詐欺広告は収まる気配を見せない。プラットフォーマとしては多くのお金を払ってくれる広告主が良い広告主であり、広告の内容が正しいか正しくないかは関係がない。広告内容の審査はそれを審査する審査機構が行うものであり、Googleは社内規定に反していないかどうかのみを審査しているという。
◆ GoogleのみではなくXにしてもMETAにしても同様だろうし、今や(METAの)広告収入の多くをインチキ系に依存していると書いている海外メディアもあった。著名人の写真や名前を使う広告が減らないのは、減らないと言うよりも減らせない事情があるわけだ。
◆ 動画広告も同様にインチキ商品の広告に溢れている。Youtube広告で著名人の名前や画像が使えないのは、権利への規定があるからだ。その人物がクレームを申し立てると、多くの場合は数ヶ月以内に対応がなされると書かれていたし、著作権に敏感なディズニーに至っては自動削除の対象だ。しかしインチキ商品に関しては、Youtubeがそれをインチキかどうか判断する立場にはないという理由で放置されている。
◆ 広告ではないのだがAI生成動画とかステマみたいな一般チャネルの動画もあり、これがおすすめ動画に良く出る。自動車だけではなくバイクや航空機など様々な分野で増殖している。Googleは検索順位やおすすめ動画への露出基準を明らかにしていないのだが、あるYoutuberは一定の条件が必要になるみたいな事を言っていた。
◆ お勧め(何も検索しない状態で出てくる動画)は動画の閲覧履歴をクリアすると初期化され、何かを検索して動画を見るとその動画関連のものが出てくるはずである。しかし実際には以前に見た事のあるチャネルだとか、特定のチャネルが多く出てくるので、何かしらの仕掛けがあるのだろう。
◆ そしてチャネル登録者数が数十人、作りたてのチャネルも頻繁に出てきたりするが、それは一般のチャネルではなくAI生成のインチキ動画のチャネルだ。SEO的な何かがあるのか?それとも広告出稿に関係があるのか?暴露してしまえば自分の利益を削ぐ事にもなるので、皆さん口は固い。口は固いが某Youtubeチャネル主は、そのあたりの広告宣伝費用がかかるから楽ではないみたいな事を言った。
◆ 屋根のリフォームだとか、水漏れ修理だとか、レッカー業者だとか、カギ開け屋とかの詐欺サイトが検索上位に出てくるのと同じ仕組みの、蛇のみが知る道があるのだろう。ちなみにGoogleは広告を出すか出さないかと検索順位に関係はないと過去に言っているが、現在も同じかどうかは分からない。
◆ ちなみにインチキ系AI生成動画を"誤った情報"や"spam…"報告をすると一時的に出なくなるが、インチキ動画チャネルは沢山存在するので、他のチャネルが続々と出てくる。動画の作り方や音声の自動生成の感じからすると同じ人間或いは団体が作っているのだと思うが、それらが出現する頻度は不自然でしかない。
◆ 民間商業サイトである以上は、そして広告モデルを採用している以上は、広告主様々は仕方がない。これは民放におけるスポンサーも同様であり、スポンサーの商品を番組/ドラマ内で使ったりするケースも普通にある。