ネコトイレの話(11/16)
◆ 昨日の続きみたいな話になるが、システムトイレと呼ばれるものはネコの尿はペットシートで吸収する。と言うことはペットシートがない場合はシステムトイレのペットシートを入れる部分に尿が溜まる。これを配管で排出すればペットシートは不要になる。
◆ と言うことは以前から考えているのだが、中々実現しない。尿を配管で流すこと自体は可能なのだが、そのままでは臭いの問題がある。そこで水洗洗浄的に定期的に水を流してシステムトイレは配管を清潔に保つ必要がある。
◆ このあたりもタイマーと電磁バルブで実現が出来るのだが、その為には水道を引く必要があり下水官にも連結しなければいけない。ここがネックなのだ。ネコトイレの置き場所が固定されているのであれば未だ良いが、ウチでは位置を変えることがある。トイレ自体も大型のもの(普通のサイズの約2倍)が3台と小型のもの2台を使っている。
◆ デカい猫が大型トイレを好むかというとそうでもなくて、ネコにも好みがあるようだ。で、そのトイレの場所も調整している。余り近くに複数台を置くと、猫同士が接近する事になるのでネコは落ち着かないらしい。まあそんな訳でたまに配置を換えたりして様子を見たりしている。
◆ こうなると決まった場所に下水や浄水配管を設置する訳には行かなくなるので、結局はペットシートの方が楽かなとなってしまう。水道配管は細くても良いが下水管はある程度の太さがないと詰まってしまう恐れがある。細い配管とポンプを使う方法もあるのだが、ポンプのコントロールを考えると現実的ではないのかな。
◆ 自動化という点では自動清掃トイレがある。これはシステムトイレではなく、固まる猫砂を使う。ネコがトイレに入り、そして出たことを検知すると固まった猫砂を自動的に回収する。固まっていない猫砂はメッシュから下に落ち、固まったものは袋に回収される仕組みだ。
◆ これは便利で良いと思うが固まる猫砂専用である。固まる猫砂それ自体の欠点は粉塵が多く出るのでそこら中が猫砂の粉で汚れる事と、固まる猫砂は結構重いので買って来るのも捨てるのも大変だ。今は軽量な紙製の固まる猫砂も売られているが、自動清掃トイレに使えるかな。
◆ 自動トイレ自体も結構高くて3万円〜9万円位だが、最近は人気なようで使っている方も多いと聞く。トイレ掃除から解放されると猫の世話は楽になり、自動給餌器を使えば家を何日か留守にしても猫は元気で暮らしていける。
◆ 自動トイレは粉塵の問題と臭いの問題が指摘される。臭いの問題は排泄物が密閉されるわけではないので仕方ない。換気扇や排気パイプなどを考えて、臭いを外に出すしかないか。ただ都市部だと燐家から苦情が来る可能性もある。脱臭機と空気清浄機である程度は対策が出来るが、粉塵は結構舞うんだよなぁ。
◆ 他にはネコ自体が自動トイレに入ってくれない問題もある。音がしたり動いたりするので警戒してしまい、トイレを中々使ってくれない。便利な機械でもそれが使われなければ何の役にも立たないわけで、特に自動トイレは開口部を狭く作ってあるものが多いので閉塞感があるかな。
◆ 砂が飛び散りにくい縦型トイレもあるのだが、これもネコによっては入ってくれない。縦型トイレはネコの出入り口が上方向にあるので砂が飛び散りにくいのは確かだが、肉球に挟まった砂はトイレの外に運ばれてきてしまう。