オールドメディアとは何なのか(11/17)
◆ 高市氏が自民党総裁に選ばれたあと、日本テレビの中継の音声に「支持率下げてやる」「支持率下げるような写真しか出さねえぞ」と、音声が入った。日テレは当該部分を編集でカットし音声は日テレ社員のものではないとコメント、その後時事通信社が「ウチの従業員でした」と認めた上で斎藤大社長室長が謝罪した。
◆ TV局による印象操作みたいなことは日常的に行われていて、過去にはセシウムさん事件もあった。TV局ではK国人の入社枠を設ける(TBS)などして積極的な人員集めを行っているので、どうしても反日的になる。高市氏も右派の保守系という事で中韓は警戒感を強め、いわゆる高市叩きを行うわけだ。
◆ こうしたTV局の偏向的な報道を「これでは閲覧数稼ぎのYoutubeやXと同じだ」と書いているものがあった。オールドメディアと揶揄される要因が、視聴率のためなら何でもやるとか、世論誘導的な報道を平気で行うなどの体質を表すものでもある。しかし視聴率稼ぎという点においては閲覧数稼ぎのYoutuberと同じではないかと書かれていて、確かにそうだなと思った。
◆ 再生数稼ぎのYoutubeチャネルは、それに特化するような所があるので分かりやすい。TV局の場合は様々な番組があるので、視聴率稼ぎの嘘番組が本当なのか嘘なのかが分かりにくい。街頭インタビューで役者を使うのは以前から変わっていないが、TV局(製作会社)は「街中でインタビューを受けてくれる人など滅多にいない」からだとする。
◆ 街頭インタビュー風に意見を求めるやり方は「個人の感想です」と書けば何でも許されるみたいな、世田谷自然食品のCMと同じである。そもそもCMの中に個人の感想が入ることはなく、全ては台本通りに演じられているだけだ。従って個人の感想ですではなく、CMの台本ですと表現するのが正しい。
◆ TV局の街頭インタビューは、最近ではインタビューを受けている一般人役のエキストラの顔を映さない作戦に出ている。顔を映すと役者とバレてしまうから、と言うことで何とも姑息である。台本や役者がバレて日本でロケが出来なくなったものに大食い系の番組があった。食べる部分を撮ったあとで休憩を挟んで打ち合わせが行われ、その後また食べるシーンを撮っていたよと暴露されてしまった。
◆ 個人宅や店舗に突然訪ねる系も、予め打ち合わせの上で撮影している事がバラされる。まあこれは考えてみれば当たり前の話で、突然撮影班が押しかけて店に入ってこられても困るだろうし、個人宅となればなおさらだ。以前は情報伝達が遅かったから、つまりTV番組の方が早かったので誤魔化しが利いたが、今やSNSで真実が暴露されてしまうのでTV局側としてもやりにくい。
◆ そんなこともあって田舎を題材にするような番組作りが主体になってくる。一般人が少ない場所であれば打ち合わせがバレにくいからだ。しかしこうした番組はバラエティなので、いわゆる番組製作の台本通りに事が行われているとして見れば良い。TOKIO関連番組での嘘ばれも酷いものもあったが、あれにしても台本ありきだから仕方がない。仕方がないが、台本ですよと宣言すれば視聴率が上がらない。あたかも希有なことが都合よく起きてくれる前提での番組作りという事になる。
◆ こうした事を規制すべきなのかどうかだが、規制すればより巧妙な番組作りになっていくのは現状を見れば明らかだ。見る側が嘘を見破る目を持つことが大切だと思うし、日本のニュースを正確に見たければ海外メディアの報道を見ろと、これは昔から言われていて今も同じである。