スズキ、レッツ5のヘッドライト交換


レッツ5を買ったと言ったらヘッドライトバルブがあるからと、それを貰った。
どうやら以前に間違えて買ったものらしく新品未使用である。
パッケージに「形状が似ていても型番が異なると取り付け出来ない」旨が書かれている。
これと似たような球があるのだろう。



消費電力は35W/30Wでノーマル同様ながら、60W/50W相当だと書かれている。
この手の表記は自動車用でもおなじみのもので、消費電力だけで明るさは語れないみたいなところがある。

ノーマルもハロゲンランプで、見た目は似たようなものだ。



右がノーマル、左が社外品だ。
ノーマルの方はガラス上面に光が漏れないように塗装がされている。
この塗装の分の光量差だったりして。

まずはノーマル状態で明るさと配光を見る。

上方に結構な料の光が漏れているというか、配光も何もあったものではない。
光量は7.07klxで、これは中央の最も明るい部分を測ったものだ。



交換手順の前に結果から先に記そう。
ランプを交換したあとの配光特性がこれだ。



左右の広がりが多少少ないというか、台形っぽい感じになっている。
ノーマル同様に中央部の照度を測ると10.19klxでノーマルより明るい。



ランプの交換はそう難しいものではない。
ライトカバーを外せばそれでOKで、ライトカバーは3本のビスで留まっている。
1本は前面ライト下のプラスネジ、ライトの真下のボルトは高さ調整用だ。
他の2本はグリップの根本あたりにある。
これらのネジと共に樹脂同士がかみ合わさるようになっているが、引っ張れば外れてくる。
力を入れても割れるような材質ではないので、思い切って引っ張ってみよう。
引っ張る方向は前斜め下あたりの方向だ。



ライトカバーとライトが一体になってはずれてくる。
ランプは、ランプの端子自体がコネクタ形状になっている。



ランプ交換では能書き通り(数値の妥当性はともかくとして)明るくなった。
と言っても実際に走ってみて明るいかどうか。変わったかどうかはほとんど解らない。

ランプの照度も大切だとは思うが、停車時に減光する仕組みでもあれば前行車や対向車がまぶしくないのに。
交流点灯だからハイパスフィルタでも組めばいいのか。
SSRで位相制御とかも出来そうである。

ランプ交換で実際に明るくなったかどうかは良く分からなかったが、ついでにライトを少し下向きに調整した。
ノーマル状態ではさすがに前車や対向車が眩しいのではないかなと思ったからだ。
これはランプが明るくなったから眩しいと言う事ではなく、配光が悪いから眩しいかなと思ったわけで。