買い方(10/23)
◆ SBMが推進した携帯電話の二重価格システムを各社が真似している。これをお得に買うにはどうしたらいいのか。もちろんMNPで正規に買えばそれで良いのだが2年縛られる。過渡期におけるスマートフォンの論理寿命が2年もあるとは到底思えず、頑張っても1年が限度だろう。
私は2番号契約している。従来は2in1で1台の移動機に収容していたがXi契約でそれは出来ない。なのでB番号はFOMA契約のまま無料通話を付け、A番号に転送をかけている。家族内なので転送料は無料であり、実質的にXiで2番号着信が可能になっている。
このB番号を切り離したFOMA契約には無料通話を付けているので、繰り越しと分け合いの理屈からXi契約の通話料に補填できる。月間5分以上の通話が発生する人ならばこうした契約の方が得になる。
◆ この番号で新たにスマートフォンを買うとどうなるのか。Xi契約の最低料金は3,195円である。月々サポートはモデルなどによっても異なるが2,500円前後ではないだろうか。するとその差額である700円くらいが毎月の負担額になる。勿論スマートフォンを購入する為の数万円というカネは購入時に出て行く。
FOMA契約で電話転送専用に使う時の月額基本料金の最低額は無料通話分を付けたプランで月額980円だ。
なので月額負担はたいして変わらないが、無料通話分が消失する。
◆ ならばMNPでもう1契約した方が得かも知れない。MNP特典で数万円のキャッシュバックがあるので他社へ払う解約金の心配は要らず、更に月々サポートの増額があるので月額負担金は700円より更に下がる。ちなみに端末だけを買う、つまり契約無しで買おうとすると月々サポートがゼロになる。最初に支払う金額は契約付きの場合と変わらないが、月々サポートが出ないのでモロにその金額が負担額だ。ようするに契約番号の使い道があるならば寝かせても良いが、使い道がないなら端末だけを買った方が良いとなる。ただしMNPの場合は契約付きで4万円くらいのキャッシュバックが貰える。これは移動機が半額程度で変える事を意味するので小さくはない金額だ。月額負担がMNP時に500円だったとしても、24ヶ月で1.2万円にしかならないのでやっぱりお得だ。
◆ 新規で買う場合はこうしたお得さがあるわけで、当たり前ながらその原資は既存契約者が負担している。この不公平さを解消する為の策が分離プランだったのだが、ご存じの通りSBMのみがこれを行わずに全体をぶっ壊してしまった。そして現在は従来のインセンティブプランより更に酷い状態になっている。しかし酷いと言っていても仕方のない話であり、自分で払った分は自分で取り戻すではないけれど特典を沢山受けながら実質負担を減らす工夫が求められるのではないだろうか。
◆ お得とは言ってもゼロ円端末を買うのは余りお勧めしない。従来型ケータイと違ってスマートフォンはモデルごとに機能や性能向上が著しいからだ。借用品のL-01Dを使った話は以前Blogに書いたが、動作速度にしても消費電力にしてもN-07Dとは雲泥の差だった。もっともLTE⇔3G問題は、3Gにとどまろうとする傾向の強いL-01Dの方がマシに感じる事もあった。Xiエリアに関しては2〜3年すれば今より使えるようになるとは思う。800MHz帯や1.5GHz帯でもLTEの波を吹くが、これらのバンドに対応したトランシーバチップの問題あり、エリア問題ありで安定するには時間がかかるだろう。更に来年の夏以降はVoLTEも開始される訳で、ドコモの事だから従来機をソフトウエアアップデートでVoLTE対応にするなんて事は無さそうだ。
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