VC

過去の雑記置き場


今ココ(8/1)
セブンイレブン(8/2)
最適化(8/3)
動画配信(9)(8/4)
コネクタ(8/5)
セブンイレブン(8/6)
スマホケース(8/7)
センサ(8/8)
月額料金(8/9)
EOS 5Ds(8/10)
安さ(8/11)
安さ(2)(8/12)
老眼鏡(8/13)
安いから(8/14)
撮像素子(8/15)
(8/16)
解約難易度(8/17)
iPhone(8/18)
実行環境(8/19)
RAM(8/20)
夏商戦(8/21)
ドコモショップ(8/22)
料金プラン(8/23)
楽天退店(8/24)
エリア改善(8/25)
エリア改善(2)(8/26)
フレッツ(8/27)
長期契約者(8/28)
ステマ排除(8/29)
宣伝(8/30)
移動基地局(8/31)


移動基地局(8/31)
◆ イベント会場などに出動する移動基地局車だが、マルチバンド対応になって無線区間の混雑緩和が楽になった。たとえば2.1GHz帯だけしか使えない場合は限られた帯域を有効に使う為にセル半径を小さくするしかない。なので従来は複数の移動基地局車を配備してスモールセル構成を採った。

◆ 現在は800MHz/1.5GHz/1.8GHz/2.1GHz(ドコモの場合)とマルチバンドが使えるのでトラフィックが分散するのでセル半径をさほど小さくせずにサービスが出来る。バンド内の通信方式の割り当ても調整されていて3Gでの通話が増えるとW-CDMAに割り当てる帯域を広げるなどしている。

◆ 近隣基地局と(バンド内の使い方が異なると)の整合性の問題もあるので、もしかすると近隣基地局の方は当該周波数は停波するあるいは出力を調整するなどしている可能性もある。

◆ ドコモやauはCA対応の移動基地局車を出しているが、これは通信速度の為と言うよりもトラフィックの分散が楽な事からだと思われる。アンテナもマルチバンドマルチセクタのものを積んでいる車両が多くなっていて、これも一台の移動基地局車で効率的にサービスしようとするからだ。ただアンテナ地上高に限界があり、建物などの反射の影響を受けやすいのでセクタ効率は悪いだろうと思う。

◆ 移動基地局社の設置と調整は周辺の電界強度測定などを行いながらアンテナの高さや方向を決める事業者もあるが、そのままアンテナを上げてポンと電波を出して終わりみたいな雑な事業者も。
このあたりはコストなどとの兼ね合いもあって、調整したからと言って必ずしもベストな状態でサービス出来るとは限らない。

◆ と言うか、ベストなエリアを作っても利用者数が増えればいずれは駄目になる。花火大会などでは会場周辺のみではなく付近の通信状態も悪化するとか。無線系だけではなく地上系も混んでしまうのか、あるいは周辺基地局と移動基地局車の整合性の為に調整を行うのか。

◆ 以前は混雑地域では使えないのが当たり前みたいに言われたものだが、事業者の使う帯域幅が増えた事などもあって花火大会や夏祭り、あるいはイベント会場などでもそこそこ使えるようになっている。
今後700MHz帯も整備されれば更に自由度が増す事になる。

◆ 混雑地域云々ではないのだがYMのポケットWi-Fiを使っている人が居た。電波状態はWiMAXと同じくらいかなと思える感じで、アーケード内や建物内だと結構厳しい感じがした。
YMのモバイルルータってXGPを使っているのではないかと思うが、WiMAX同様に建物内への浸透製という面では不満が出る。

◆ XGPにしてもWiMAXにしても建物内への電波の入りにくさはサービオス開始当初から問題になっていた。たしかXGPの初期の頃の規格にはレピータ用の周波数が取ってあったと思った。ただTDDのレピータはFDD用と違ってちょっと面倒な所があるので実現が難しい。PHS用のレピータにしても上りと下りのTDDタイミングをひっくり返したり、中継遅延を許容しなければならないなどがあった。


宣伝(8/30)
◆ 少し前にblogでも触れたのだがツイキャスやニコ生で配信している某氏がリスナーを集めたいからなのか?ステマの準備なのか自演で宣伝を画策した。自らNAVERまとめに架空記事をUPし、2chにスレを立て、Twitterでそれらを話題にあるいはRTしてくれとリスナーに頼んだ。

◆ ネタはきさらぎ駅という架空の心霊ネタで、既に使い古された感もあるもの。心霊話の増える夏なのだからフルオリジナルの物語でも良かったのではないかと思うのだが、話を考えるのが面倒だったのかも。
結局そうした手抜きの宣伝故に2chのスレが伸びないだけではなく、書き込まれるコメントは宣伝とは正反対のものばかり。

◆ おそらく当該配信者のリスナーは2chなどはあまりアクセスしていなくて、そこを見る事も書く事もしなかったのではないだろうか。
こうしたやり方が必ずしも間違っているとは言わないのだが、計画面が雑すぎたとは思う。
これからインチキをやるから協力してねと、どこかで呼びかけはしなければいけないのだが呼びかけを見たり聞いたりするのはファンばかりではない。

◆ ではどうすれば良かったのか。Twitterを使うとすればDMなどで個別に呼びかけるべきだったと言える。勿論信頼出来る人にだけ。ただしそれは手間がかかる上に、秘匿性も完璧とは言えない。つまりは安易な方法で宣伝を行おうとしても無理があるとなってしまう。
信頼のおける人を厳選しようとすれば時間と手間もかかるし多くの人は集められないからだ。

◆ マクドナルドやソフトバンクが行列作りのアルバイトを雇い、それがバレて信頼を失った事があった。ステマはその名の通りステルスであるから効果的なのであって、今からやるよと告知してしまったら駄目なのである。

◆ 多くの配信者は視聴者数の伸びに悩む時期があるという。視聴者数を増やすには派手なパフォーマンスを繰り広げる必要があり、やり過ぎて捕まってしまう配信者も数多い。
配信業を名乗る石川氏は警察沙汰を起こしてニコ生のチャネル剥奪となった。有料チャネルの剥奪は収益が無くなる事を意味するわけで、その後は無料の配信サイトなどを使っているようだが生活はどうなっているのかと心配になったりして。

◆ 自演宣伝に失敗した当該配信者は、普段から友達に宣伝してくれ、掲示板に書き込んでくれ、伝言板に書き込んでくれと視聴者に言っていたそうだ。しかしそれでも思うようにリスナーが増えなかった事で荒っぽい自演策を思いついたとも言えそうだ。

◆ 宣伝と言えばF&Fの掲示板にも中国の業者の書き込みアタックがされるのだが、今はそれが書き込まれるホストを排除してしまったので静かになった。掲示板自体が減っているので業者も以前のような積極的書き込みはしてこなくはなっているが、それでも何もしないよりは一つでも多くの掲示板に書き込もうという所か。

◆ Twitterなどでの宣伝も行われるようなのだが、宣伝的書き込みに対してはすぐブロックされたり文句がリツイートされたりするので逆効果になる場合が多いのだとか。
迷惑メール然りなのだが、今の時代タダで宣伝効果を上げようとしても無理なのだ。プリモトルテ宛には様々な、時に税理士事務所からも迷惑メールが送られてくるが、殆どはGmailのspamフィルタに引っかかる事からしても効果は薄いのではないかと思う。


ステマ排除(8/29)
◆ 以前にblogの方でも触れたが、Yahooニュースはステマ記事の排除を行った。排除されたのは以前からステマ疑惑の絶えなかったマイナビとモデルプレスだ。モデルプレスはHPで「弊社は、一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)の正会員として加盟しており、JIAAガイドラインを順守し、PR表記を行っております。 モデルプレスの制作する広告は、読者に価値があると判断し、編集者が本当に紹介したい内容を厳選して掲載しております。 」としている。

◆ しかし今後の対応としては「弊社は今後、これまで以上に読者様、関係者様の信頼を高めるべく、日々業務改善に努め、コンプライアンスを重視しながら、WEBニュースメディア業界の発展に貢献して参ります。」更に追記として「Yahoo!ニュースとの契約解除については、弊社のRSSフィードのプログラムのミスによってYahoo! Beauty配信記事内に外部リンクが掲載されてしまったことが問題として(以下略)」と書かれている。

◆ 迷惑メール送信業者の言い訳も同じだし楽天のインチキ値引き表示も同じなのだが「間違い」「たまたま」などと言い訳する。以前に書いたセブンイレブン配送業者も「今日はたまたまここに止めただけで、普段は違う所に車を止めている」と言っていたが、その後確認しても"違った場所"に車を止めていた事はなかった。

◆ モデルプレスが実際悪意を持って広告リンクを挿入したのかどうかは不明なのだが、少なくとも広告リンクを挿入しようとしなければ挿入されない。この位良いだろうと思ったのか、Yahooニュースの規約を知らなかったのか、RSSならバレないと思ったのかは分からないが言い訳が見え透いているとの批判も集まっている。

◆ モデルプレスのページにはTwitterでナンバーワン、Facebookでナンバーワン、vineでナンバーワンとソフトバンク商法みたいな宣伝文句が踊る。Twitterにしろ何にしろ、それだけ熱心に宣伝活動を行っているという事であり、おそらくはこれもステマの部類なのだろう。
モデルプレスを制作する株式会社ネットネイティブは2005年に設立された企業だ。

◆ マイナビの方は以前から記事の信頼性が問われているものなので下手な言い訳はせず「「マイナビニュース」では、有益な記事提供に努めてまいりましたが、広告記事の一部において誤解を招く表現がございました。編集部内で議論し、現在はタイアップ 記事を提供会社明示の形で、広告記事の区別を明確化しております。」としている。

◆ Twitterにしてもblogにしてもステマ記事執筆アルバイトは山のようにある。多くの記事が出る事で「これって本当なのかも知れない」と見る側が思ってしまう。化粧品にしても健康食品にしても美容機器にしても、低い原価率と高い広告費で成り立っている商売だ。

◆ ヤフーニュースが広告記事を排除したとしても、これら宣伝用のインチキ記事はどんどん生産されていく。これはもはや排除は不可能であり、見る側が試される時代なのだ。もちろんそんなインチキ記事に慣れた世代ではネット記事は信用出来ないとなえるのだが、耐性のない年代は意外に引っかかってしまいそうな感じだ。


長期契約者(8/28)
◆ ドコモの株主総会などで聞かれる言葉、長期利用者をもっと優遇せよというもの。これを受けてでもないのだろうが、現在では契約15年以上の利用者までが段階的に優遇されている。と言っても割り引かれるのは新料金プランのパケット代部分なので、旧料金プランやFOMA契約では恩恵がない。

◆ 端末買い換え時には自動的に新料金プランになるので、SIMフリー機や中古/新古を買わない限り旧料金プランは継続出来ない。端末代は月々サポートでローン肩代わりが行われるが、契約10年超だとその月々サポート額が増額される。と言っても新規やMNPの方が優遇されるので、電話番号が変わっても良いのならば解約→新規契約の方が良い。

◆ 契約5年目(ドコモ)6年目(au)から多少の優遇が行われるので、5年くらい継続している人は定着率が上がっている可能性もある。2年ごとにMNPするのが何かと得ではあるが、キャッシュバックの縮小などで従来ほどのお得感は無くなっている。
一方で機種変ポイントなども貰えるようになっていて151(ドコモ)や157(au)に計約2年目を迎えた人がMNPしたいんですけどと電話をすると5千円〜1万円分のポイントが貰える。
(貰えない場合もある)

◆ 継続利用割引とこのポイントを使えばMNP同様とは行かないまでも、何もしないよりはお得になる。ソフトバンクも長期利用(11年以上)でポイント5倍と言っているが、元々のポイント付与率が0.5%なので優遇になっていない感じがする。なおドコモの場合は最高ステージになるとポイント付与率が10%になる。ただしこれも改悪されていて契約年数のみでポイント付与率が決まるわけではない。
以前から書いているようにDCMX GOLD契約によってポイント付与率を引き上げた方が、DCMX GOLD年会費を払っても得という場合もある。

◆ ソフトバンクもVodafone時代からの利用者は少なからず居るとは思うのだが、長期利用者に対する優遇はあまり行われていない。長期利用者数が少ないのならば豪勢な優遇策を行って引き留めしても良いように思えるのだが釣った魚に餌をやらないという点では徹底してる。というか新規加入時に優遇した分を取り返せとばかりに必死である。

◆ 3日/1GB規制もソフトバンク旧プランでは未だに行われていて規制に引っかかるとホームページ閲覧も出来なくなるほどだと言われる。
私はドコモの規制を体験した事があるがホームページは遅いながらも見る事が出来た。Youtubeは厳しいかなと思ったが、その程度である。

◆ ドコモも規制開始時にメールが来るが、ソフトバンクは規制メールのリンクをクリックするとパスワードも何もなしでいきなり2,500円課金がされる。これに対する不満というか文句もかなり見かけるが、ソフトバンクと契約している以上は仕方がない。たいていは月末近くに契約パケット量に近づいて規制され、追加パケットをワンクリックで買ってしまっても使い切れないと嘆く声も聞かれる。

◆ ソフトバンクが契約者数を減らしながらも利益を上げているのはこうした集金システムによるものだ。長期利用者が優遇されずソフトバンク式集金システムに引っかかると嫌気も差して来るというもので、これも解約率を押し上げる原因になっている。


フレッツ(8/27)
◆ 現在はドコモ光は利用しておらずフレッツ回線とドコモは別である。確か以前に聞いた所だとさほど安くはならない話もあって、そのうちちゃんと調べようと思いながら時が経った。
まずは現在の料金を調べるわけだが、Fletsのページにログインすれば分かるだろうと思ったのが間違いだった。

◆ 契約内容は出てくるのだが料金は表示されていない。契約内容の所をクリックするとプランの詳細説明ではなくフレッツ勧誘のページに飛ばされてしまう。そこには様々なプランやオプションが並んでいるので自分の契約がどれかなどは分からない。

◆ 料金明細をクリックすると別のサイトに飛ばされる。料金を知りたければ申し込み後2〜3週間待てと書かれている。何なら紙の請求書を送ってやっても良いが、その分の金を貰うぞとなっている。
こちらとしては現在の料金が知りたいだけなので明細をWebで見せて貰えれば事が済むのだがそうは行かないようだ。

◆ 仕方がない、明細は諦めて総額を知ろう。
DCMXのサイトにドコモIDで入ろうとしたら、IDを変更したのでヒモ付けが壊れている。以前のドコモIDでログインしてヒモ付けを解除しろとなるのだが、そもそも元のドコモIDではログイン出来ない。なんか面倒な事になっている。
仕方がないのでメンバーズIDでログインする。以前はこの方法しかなかったので設定していたのだが、これが使えて良かった。

◆ 詳細は不明ながらも総額は判明した。プロバイダ料金を加算したものとドコモ光を比べてみるが、微妙な価格差である。というかドコモ光の料金が今度は分からない。確かFletsはひかり電話対応ルータは借用のみで買い取りがなかったはず。その料金が含まれているのかいないのかよく分からない。

◆ 含まれていると仮定して計算してもスマートフォン契約の方のパケットプランの月間容量が小さいので割引率が上がらない。ひいき目に計算しても400円くらい安くなるかどうかと言う感じなのだ。しかも解約金は1.3万円だったかな。フレッツの方は2年契約しても違約金は1,500円か2,000円かそんなものだったと記憶している。

◆ たとえばフレッツを解約してKDDIに変えたとすれば違約金がかかる。毎月4百円安くなったとして1万円(フレッツ解約料金とドコモ光解約料金の差を取り返すには2年かかる話になる。まあFletsを解約する事はないとは思うのだが、電力自由化と共にセット割り引きなどが増えて状況は変わるかも知れない。

◆ なおFletsからドコモ光に変える場合は、全く手間はないそうだ。ドコモ光に対応しているISPを使っているならば、単に請求元と請求金額が変わるだけで全て今まで通りだという。ISPも料金の安い所に変えればもう少し安く出来るのだが、それなりの手間を伴う事になる。

◆ データパックが大きければ料金の安くなる度合いも上がるのだが割引率として上がるわけではない。このあたりを考えるとauの方がお得な感じがする。じゃあ移動体通信契約ごとauに出来るのかと言われればそうでもなくて、長期利用割引でドコモの方が安い。


エリア改善(2)(8/26)
◆ スプリントのエリア改善に莫大なカネがかかるのは昨日書いた通りなのだが、その原資がない。ソフトバンク全体としての第一四半期純増数はマイナス45万くらい、つまり45万契約の純減に陥った。ソフトバンクブランドのみは2万の純増となっているが、相当無理矢理やってギリギリ純減を避けたと見るべきだ。

◆ 悲劇は昨年の秋に始まった。iPhone利用者がドコモやauに大移動をはじめたからである。もはやiPhoneはソフトバンクだけのものではなく、販売量の多かったiPhone4sやiPhone5を使っていた人たちが逃げ出した。
その背景には強引なおしつけ商法やエリア問題、通信速度や動画のスロットリングなどなどの不満がある。

◆ インターネットカンパニーを名乗るならば世間の声にも耳を傾けるべきなのだが、ソフトバンクのサポートツイッターアカウントにも毎日のように不満や苦情が書き込まれる現状を改善する様子は見られない。
実際そうした声を無視し続けたことで悪評は更に広がることになる。

◆ 冬商戦でも惨敗となったソフトバンクは、各社のかき入れ時である春商戦でも惨敗することになる。解約率の高止まりが示すように新規を取っても取っても追いつかないほどの解約数だったのだろう。その新規に関してもカネで加入者を買う作戦が資金繰り的に難しくなった現状では、数字を伸ばせなかった。

◆ 販売台数では3月の数字がもっとも落ちている(代理店の数字から)と思われるのだが、夏商戦でもそれに匹敵するほどの落ち込みになっている。これまで主要な顧客獲得時期であった時が、今やもっとも負ける次期になってしまっている。加入者が多い次期ほど解約していく人が多いからであり、タダSIMや写真立てなどで水増しした分がそっくり抜け落ちる。

◆ 消耗戦になればソフトバンクはひとたまりもないと、それは従来から言われていた事なのだがそれが現実となった。各社がほぼ同じような条件で新規加入者を集めるとすれば、ネットワークや事業者の評判、サービスやエリア、端末ラインナップが勝負となる。

◆ 15年ほど前のauは絶好調だった。しかしそれもやがて陰りを見せる事となり、トップの座をソフトバンクに譲り渡した。ソフトバンクの時代は長く続いたが、今はそれも終わった。一つの時代が長くは続かないと考えるならばそれも自然の流れだと諦めることが出来る。問題はその後どうやって回復を目指すかだ。

◆ スプリント同様にソフトバンクのLTE化は遅れている。1.5GHz対は未だ手つかずでLTE化は行われていない。散々ごねまくって手に入れた900MHz帯もLTE化がなかなか進まないばかりか、一部地域では既存局との混信問題も引き起こしている。こうした状況にもかかわらず設備投資額の大幅縮小を発表しているわけで、ドコモやauに追いつくことを放棄したような施策だ。

◆ Androidスマートフォンも売り始めてはいるが売れていない。iPhoneイメージのソフトバンクでAndroidスマートフォンを買う人が少ないことは容易に想像出来るし、Androidを買うのならば製品選択肢の多いドコモやauに行くのもまた当たり前である。


エリア改善(8/25)
◆ 以前にドコモに聞いたエリア改善予定、再度確かめてみたら「予定が変更され、改善予定が白紙になりました」だと。基地局を建てようとしていた場所が借りられなくなったとか、そういうことかも知れない。
2GHzが全く入らなければそれはそれで良いのかも知れないのだが、2GHzと1.8GHzを行ったり来たりするから調子が悪い。

◆ エリア改善が進まないのはソフトバンクもだが、スプリントも同様だ。加入者数でTモバイルに抜かれて4位に転落した。2年くらい前に孫さんはスプリントのエリア改善はほぼ完了した、ソフトバンクの手法によって急速に改善したと語った。その後も幾度となくエリア改善は完了したみたいな事を語ったが実際には口先だけで何も変わっていなかった。
エリア改善は完了した筈なのに、日本からエリア改善部隊を派遣したとも語られた。
今年の第一四半期決算演説会でも「スプリントは必ず改善してみせる」と語り、安価にエリア改善を行う光が見えたと語った。

◆ Tモバイルは、日本のように国土が狭ければ何とか出来るかも知れないが、米国は広いからねとコメントしていた。小さな日本の国のさらに小さな、しかも新参のソフトバンクのCEOが大きな事を言っても誰も信じないよとでも言いたげなコメントである。

◆ ソフトバンクは資金調達会社を作ってスプリントに金を流す。おそらくスプリント単体では資金調達が出来ず、しかしソフトバンクが直接金を流すと表に出てしまう。そこでお得意の中間会社を作る作戦なのかも知れない。

◆ ソフトバンクもそうなのだがスプリントはLTE化の遅れが嫌気されている。LTE化には数兆円が必要と言われているが、ネットワーク整備が後手に回った結果加入者が減ってしまい余計に設備投資がしにくくなった。ただでさえ設備投資音嫌いな孫さんに、収益も上がっていないのに数兆円をよこせと言って首を縦に振るとは思えない。

◆ つまりはそんな状態がスプリント買収以降続いていたと思われ、時間を無駄にしてしまった。
このままでは更に加入者が逃げる。スプリントを解体して売り払うのか、資金調達を行って立て直すのか。個人的にはその中間、にわかネットワークで誤魔化しながら金をばらまいて顧客を集め、好調そうな雰囲気を出して売ってしまうのではないのか。

◆ ただそんなまやかしが通じるのかどうか。Vodafoneを買った時のソフトバンクのような存在があれば売り抜けられるだろうが、果たして。
孫さんはスプリントを売りたくないと言っているが売らないとは言っていない。これまでもソフトバンク関連事業で収益が上がらない企業やグループは、さっさと他社に押しつけて真っ先に逃げ切っている。

◆ これで国内事業がうまく行っていれば話はまた別なのだろうが、孫さんの言う所のシナジーで、いやマイナスのシナジーでやばい状況である。一つのことがうまく行かなくなれば連鎖的にそれが広がり、ソフトバンク光に関してもご存じの通りだ。

◆ もはや孫さんは移動体通信事業に興味を失っている。興味を失えば見る目は収益事業であるか否かだけであり、他の事業がそうであるように駄目なら切り捨てるか売り払う。あるいは他から何かを買ってきて継ぎ足して収益力の増強を図る。


楽天退店(8/24)
◆ 楽天ショップ全店の月間平均売り上げは100万円台だとか。確か楽天の公表値としてはもう少し上だったような気もする。と言っても2百万円か3百万円かその位だ。
では全てのショップがその位なのかというとそうではない。大手メーカや販売店100社程度の平均は数千万円の上の方で、億に達する所も数は少ないがあるとコンサル氏は言っていた。まあ、そんな企業の担当者が楽天の有料講演会でスピーチしたりするわけだ。

◆ 楽天の出店数は2万くらいだと思う。この数字も(ヤフーも同様なのだが)楽天社内でも様々な意見があったりして正確な数字は分からない。大手100社の平均月間売り上げが8千万円あったとしよう。他の19,900社の月間売り上げが0だと平均値は40万円になる。数千万円の売り上げのショップの下がいきなりゼロではないのだが、白物家電や旅行大手など高額商品を売るショップが平均値を稼ぎ出しているのは明らかだ。

◆ では月間20万円売るショップの収益はどうだろう。原価率6割とすると粗利は8万円、そこから楽天代が12%取られると約7万円なので年間で85万円弱になる。楽天の固定費と、年に2回くらい安めの広告を出したとすると、そこから約60万円が引かれるので25万円、月間換算2万円の儲けなので人件費など出ない。

◆ 仕入れが安ければ良いのだが、競争があるので売価を上げることは出来なく原価率は上昇気味だ。楽天代は送料にもかかってくるので送料を原価出ししていたのでは損失が出る。
同じ商売をヤフーショップで行ったとすると年間利益は75万円くらい得られる。勿論同じ金額の広告を出したと計算した場合だ。

◆ 確かに楽天は集客力もあるのだが、同じように売っていると楽天もヤフーもそう大きく売り上げは変わらない。プリモトルテ楽天店は送料無料にしていたので客数は増えていたのだが、1枚3百円台のショーツ一枚を送料無料で送っても利益にはならない。楽天はそれで客集めをしろという話になるのだが、客は集まらなかった。

◆ ヤフーショップの方は送料はあまり気にしない人が多い傾向なので送料を無料にするより商品単価を下げた方が効果的だ。プリモトルテでは楽天とのバランスがあったのでヤフーの方も楽天価格にせざるを得なかったのだが、今後は(楽天店閉店に伴い)値下げする。それでも固定費がないしロイヤリティ部分も安いので利益を出しやすい構造になる。

◆ blogにも書いた迷惑メールを送りつけてきたショップ、特定電子メール法違反の迷惑メールには「つい最近計測した楽天の広告は 1人お客さんが商品を見るのに2000円以上のコストがかかっている計算になりました。こんないい加減な情報や広告ばかりで 食い物にされるのはたまならないそんな思いを持っているのは僕だけではないと思いますそこで自分自身の失敗を元に 楽天逆転プロジェクトと言うサイトを立ち上げました」と書かれていて有料メルマガを勧めるのも、楽天だけでは食っていけない象徴であると言える。

◆ 新規出店者の多くが1年の契約期限切れを待ってAmazonやヤフーに移るというのも、楽天代が高すぎて商売にならないからだ。なお退店時には出店時に自動的に組まれた有料オプションを手動で解除しておかないと、退店したにもかかわらず課金され続ける罠も待っている。


料金プラン(8/23)
◆ 通話が少ない人にとっては大幅値上げとなった新料金プラン、ドコモの場合は事実上新料金プランしか選択が出来ない。新料金プランだと通話無料の基本料金が2,700円、IP接続料が300円、最も安いパケット料金が2GB/3,500円である。この合計に消費税を加えると6,502円となる。2GBで済むのはかなりのライトユーザだと思われ、5GBのプランを選ぶ人が多いらしい。
この場合は合計月額が8千円になる。

◆ 私の場合は15年超の利用なので600円が減じられて6,000円(税込み6,480円)になっている。さらにドコモポイントが1,000円ごとに100ポイント付くので(DCMX GOLDなので)実質1割引になっている。またDCMX自体にも100円で1ポイントが付くので正確には11%引きとなる。ドコモポイントは換金は出来ないが機種変更の時に使えるので割引と考えるならば、月間支払いの実質負担額は5,340円(税込み5,767円)になる。

◆ しかしそこにDCMXGOLGの年会費の月割り分を加えると6,174円になる。DCMX GOLDの年会費は1万円なのでドコモへの支払いのみでこれを回収する為には月間8千円くらいの支払いがなけえばならない。ただスマートフォンなどの修理代金が10万円まで保証されるのでケータイ保証お届けサービスに入る必要が無く、この分でも回収出来ていると考えればお得になる。

◆ 旧プランの場合は3GBまでのプランが4,700円、基本料金が743円、IP接続料が300円なので税抜き合計は5,743円になるのだが、FOMA契約の無料通話分で通話料金がゼロかそれに近い価格になっていたからだ。なおDCMX GOLD払いの実質は5,111円になる。
新料金プランでは3GBが無いのだが、1GBを千円で買うとすると3GB使うのに私の場合で7,230円となる。
最初から5GBプランにしておくと6,408円で済むのは追加で買うよりも安いからだ。

◆ いずれにしても月額利用料金は5千円を超える。
これに対してMVNOを使えば3千円くらいで済むのだからMVNOシフトが加速するのも分かろうというものだ。MVNOへの不満の多くは通信速度である。最高速度は理論速度になっているが、混雑時間帯には当然速度が下がる。回線の混雑はドコモとの契約容量によるものなので無線区間の問題ではなく、人の集まる場所で遅くなるのではなく利用者が増える時間帯に遅くなる。

◆ サポート費用や販売奨励金、Apple税などを排除すればここまで安くなるという見本がMVNO事業者であり、最近では競争も激しくなってきたので利用者にとってお得なプランが増えた。
MNOの決まりきったような料金体系と違い、各社微妙にその内容を調整しながら競争している。縛り期間のないサービスも多く、試しに使ってみる事も気軽に出来る。

◆ 通話料金に関しても安価シフト傾向にあるし定額通話などに意欲を見せるMVNOもある。
VoLTEとなると回線混雑の影響を受けるが回線交換の場合は別になる。ただMVNO事業者としては様々な面からVoLTEの方が扱いやすいと思う。おそらく事業者間のVoIP接続も行われるだろうし多くはドコモも回線を使っているのでVoLTEの高音質の恩恵も受けられる可能性が高い。


ドコモショップ(8/22)
◆ 久しぶりにドコモショップに行った。平日の午後という事もあって待ち時間は40分ほどだった。待っているとXperiaを買いに来たおばさんが一人、店員はiPhoneの方が良いよと勧めている。おばさんはおサイフケータイが云々言っているが、店員はiPhoneケースにカードを入れておけば一緒ですと。
おばさんはiPhoneはガラスが割れたりする事が多いと聞きましたよと言うが、店員は落とせばどれでも壊れるんです。Xperiaは特に壊れやすいのでiPhoneが良いですと必死だ。

◆ あとで店員にiPhoneを勧めているのかと聞いたら違うという。ただ店員の好みもあるので、自分の薦めたいモデルを勧める傾向があるそうだ。あのおばさんもデブ(男性)店員に接客されなければXperiaを買えただろうに、言葉少なに店から出て行った。

◆ カウンタの隣の席のおじさんは従来形ケータイからiPhoneに機種変更みたいだ。iPhoneのアプリの中にもおかしなものがあるからとアンチウイルスソフトも売りつけられている。
まあアンチウイルスソフトは害になるものでもないし、多少重くなっても良いなら買えばいい。

◆ 同時にタブレット(こちらはAndroid)も買っていた、孫に使わせるとか何とか。Androidタブレットにはアンチウイルスソフトは押し売りされていなかった。利幅が小さいどころかマイナスのiPhoneには色々くっつけて売れと指示でも出ているのだろう。

◆ 設定は分からないからお願いしますと店員に全ておまかせだった。まあ店員にしても勧めるものをみんな買ってくれ上客なのだから文句は言えまい。iPhoneとタブレットの設定にいったいどれだけ時間がかかるのか、そのおじさんは私より先に席に着いていたのに私の方が先に店を出る事になった。と言っても私の用事が済むまでには50分くらいかかったんだけど。

◆ GALAXYが0円になっていた。売れていますかと聞くと「ロゴはなくなりましたけどみんな知っていますから」と。なるほど。
待ち時間にS6 Edgeを触っていたのだが、結構発熱して驚いた。ディスプレイは明るい所ではエッジ部に反射の光の筋が出来るので見にくい。
表示サイズを小さくする設定があるのかも知れないが、かなり見にくいと感じた。

◆ どこを持ったらいいのか的な所はあって、私はテーブルに置いていじっていた。手で持とうとするとディスプレイに触れてしまう。注意して持てば疲れるし、ちょっと困った。
AQUOS CRYSTALも同じような感じなのだが、見た目の奇抜さを優先すると操作性が悪化するという感じだ。特にEdgeは湾曲しているのでそこに表示されたものが見にくい。ディジタル処理で正面から見た時に平面になるように出もすればいいのにと思った。

◆ 新料金プランはどうですかと聞くと、多くの客は高いと言うそうだ。当たり前である。パケット使用量と同じくほんの一部のヘビーユーザを多くのライトユーザが支えているからだ。二段階定額制ではないが、そうでもしないと流れは変わらない。それこそ電話営業などに使われればドコモは相当な赤字になる。
ドコモショップとしても多くの人にとって値上げになるプランは売りにくいと言っていた。「本当はこんな事言ったらいけないんですけどね」と、言いながら。


夏商戦(8/21)
◆ 暑い夏もそろそろ終わりである。夏の花が咲き種を付けるのは秋が近い証拠だ。
不調に苦しむソフトバンクは多少でも純増数を稼ごうとiPhoneなどにキャッシュバックを付けたりもしたが期間は短かった。YMからMVNOへの流出回避とソフトバンクへの誘導の為にYMからソフトバンクへのMNPに報奨金を出すなど、まさに身を削りながらの戦いとなった。

◆ ジャーナリストを名乗る人々は夏商戦の苦しさよりもiPhone6sのインパクトが強いと語る。iPhoneに頼ってきたソフトバンクは新型の発売と共に他社に移るユーザが続出する。それは昨年のiPhone6で顕著となり、今年はそれ以上の動きがあるとも言われる。

◆ その一つがSIMロック解除で、ソフトバンクで機種変更した人たちも手軽にMVNOなどを試すことが出来、そしてMVNOの使い勝手が良ければそのままポートアウトとしてしまうと言うのだ。このあたりはローン縛りなどもあるのでジャーナリスト氏の言うように事が運ぶかどうかは分からないが、「通信料金の高さや2年契約縛りに対する不満ばかりが目立つようになってしまった。」(佐野氏談)「最近の同社はドコモやKDDIの後追いのようなサービスしか打ち出せていない。」(週プレ)
◆ メディアがソフトバンク不調を伝えるようになったのは広告費の削減も理由だ。大切なスポンサー様となれば批判記事は書きにくいのだが、そのスポンサー様度が低下するとネタにされやすくなる。
資金的に苦しいこともあるが、前出佐野氏は「国内の携帯電話事業に対する孫正義会長のやる気が、このところ薄れていたんですよ。」とも語る。

◆ これは過去にも書いている通りでワンマン経営の孫さんがモバイル事業に飽きてしまっている。孫さんは相当な勉強家であり、およそ畑違いと言われる分野の事も興味があれば徹底的に調べてビジネスに活かす。
しかし興味が失われれば、そして大きな収益事業ではないと判断すれば放置になる。

◆ 設備投資と在庫の大嫌いな孫さんが口にするのは、移動体通信時用の投資は際限がない、先が見えないじゃないかと言うこと。
ドコモやKDDIの考え方はこれとは逆で、新システムや新方式にどんどん投資していかなければ成長が止まると見る。

◆ そんな孫さんの考え方を如実に表したのがPHS基地局の間引きである。一部はソフトバンクのマイクロセル局などに活用されたのだが、多すぎる基地局は設備コストがかかるから収益率が低下するという考えに基づいた間引き作戦だ。

◆ これは商売的に見れば正しいとも言える。一説によればドコモはユーザキャパシティ以上の帯域を確保するなそして居るから利益が出ない。その代わり全ユーザが現在の2倍のパケットプランに変更したとしても破綻はしない。同じ事をソフトバンクユーザが行えば著しい通信速度の低下が見えると言うこと。

◆ このあたりはソフトバンク光などもあって地上系設備のボトルネックが明確となり、工事も遅いし速度も遅いとクレーム続出になる一方で移動体通信の方も速度が出なくなったと騒がれた。今期は前期より更に設備投資額を減少させるソフトバンクは、実質加入者数の減少を織り込んでいるのかも知れない。


RAM(8/20)
◆ 昨日の続きのような話になるが、XperiaZ3でもRAMの空き容量はさほど多くないという情報を頂いた。起動直後で1.4Gバイトくらいの空きがありその後1Gバイト前後まで減るのだとか。3GバイトのRAMがありながら空きエリアが1GBしかないのだったら、搭載メモリ量が2Gバイトのモデルは動かないとなる。

◆ unixは空きメモリの多くをキャッシュに使う。
Androidも同じように(というかベースはunixだし)最低限の空きメモリ以外はキャッシュに使っているとすれば、搭載メモリ量が3Gバイトだろうが10Gバイトだろうが空き容量は少なくなる。unix上でメモリ使用量を見るとシステムが使っている容量、ユーザプリグラムが使っている容量、キャッシュとして使われている容量と空き容量を見る事が出来る。

◆ キャッシュに使っているとすると起動直後は空いているのではないか?いや、起動の為にロードされる様々なプログラムなどがキャッシュを使っている事だろう。
unixでキャッシュをクリアするにはメモリを全部使い切るようなプログラムを動かせばいい。キャッシュは優先度の低いエリアなのでユーザプログラムに追い出されてキャッシュはクリアされる。その後そのプログラムをKILLすると広大なメモリが得られる、はずだ。

◆ F&Fサーバの実装メモリは3Gバイトで、だいたいその半分くらいを食っている。メモリを使うのはアクセス解析とログの集計(Analog)なのだが、ログの集計はメモリ不足で動作しない為動かしていない。Analogは順次ログを読み込みながら処理するのだが、それでも数年分、数十ギガバイトのデータを処理する事が3Gバイトのメモリでは出来ない。

◆ アクセス解析は全てのデータをメモリに読み込んで処理するのだが、データ量を小さくする為に前処理しているので何とか動いている。
ディスクを使って順次読み込み処理する事も考えたのだが、あまりに時間がかかってしまって駄目だった。ちなみにAnalogを動作させるとログの集計に数時間を要する。

◆ もう一つは情報メールの送信で、こちらは送出速度を出来るだけ上げたいので全部メモリ上で処理している。現在の所送信数は4千程度なので処理出来ているが、2〜3倍のメールアドレス数になったらメモリが厳しいかも知れない。メールの処理はプログラム部分とは別にMTAも沢山動くのでかなり厳しい事になる。

◆ バックアップもメモリを食う。ユーザディレクトリなどをtarでまとめてバックアップするのだが、これにもメモリと処理時間が必要だ。
従来は圧縮も同時に行っていたのだがメモリ使用量と実行速度の関係で現在は順次処理に切り替えた。プロセス優先度は下げてあるのだがメモリを食う事に違いはない。

◆ 今やAndroidスマートフォンのRAMも最低ラインが2Gバイト、スタンダードで3Gバイト、ハイエンドでは4Gバイトの搭載量なのだから凄いものである。CPUパワーだとかFlashのアクセス(書き込み)速度もあるだろうが、HTTPサーバにすればそこそこのパフォーマンスが出るのではないだろうか。

◆ 以前にも触れたがXperiaAとXperia Z4では同じアプリのメモリ消費量がずいぶん違う。これがARTのせいなのか64bitプロセッサのせいなのかはよく分からないのだが、なんか気になる。


実行環境(8/19)
◆ Android5になりjava実行環境が従来のDalvikからARTになった。Xperia AとXperia Z4で同じアプリでもメモリ消費量がかなり違うのはこの為だろうか。

◆ Dalvikは少ないメモリでもアプリを実行出来る仕組みになっていたが、ARTは逆にパフォーマンスを向上させるように作られた。
Dalvikはアプリをインストールすると中間言語に落としてストレージに格納する。このときにアプリ全体のサイズは小さくなるようだ。
実行する時にはそおの中間言語ファイルを必要な部分だけロードしてコンパイルし、実行する。実行後不要になった部分はメモリから追い出され、次に必要な部分がロードされてコンパイルされ実行される。

◆ ARTはアプリインストール時にコンパイルを完了する。アプリの実行時にはコンパイルの完了したファイルをロードしそのまま実行する。これによって1割から2割ほど実効速度が速くなるとされる。その反面コンパイル済みファイルの容量が大きいのでストレージエリアもRAMも消費量が多くなる。

◆ と、説明には書かれていた。確かにアプリの実行速度を2割速めるのは大変である。CPUだって2GHz前後で動いているわけで、それを2割上げれば2.4GHz相当になり消費電力も2割増える。従ってOS側でのアプリ実行速度向上には大きな意味はあるのだが、その代わりRAMが沢山要りますよと言われるとRAMの消費電力が増える。

◆ Xperia Aは4コアのCPUを搭載しているがアイドリング時には1コアしか動いていない。
Xperia Z4は8コアのCPUの中の6コアが動いている。だからといって消費電力が6倍になっているわけではないが、なんかもったいない気がする。アイドリング状態とは言っても様々なプロセスは動作しているわけで、DalvikよりもARTの方がアイドリング燃費が悪いなんて事はないだろうな。

◆ メモリリーク問題もまだ直っていないと言われるし、開発スケジュールの見積もりが甘かったのではないか。Google側も今さらDalvikに戻しましたとも言えないだろうから、ARTのチューニングを進めていくしかない。メモリ要求量は仕方ないにしても安定度は向上させていく必要がある。

◆ グローバル版などであれば気軽なアップデートも出来るのだがオペレータ版となると独自機能の関係などもあるのでアップデートがスムーズには行かない。Xperia Z3のLolipopへのアップデートはソフトバンク版が最初に行われたようなのだが、すぐに中止された。その中止の知らせが中止された2日後だか3日後だったとかでアナウンスの遅さに怒る声も聞かれた。

◆ Xperia Z4のRAM空きエリアを見る限り、RAM搭載量が2GバイトのモデルでLolipopは動きそうにはないのだがどこかで節約するのだろうか。あるいは32bit版であればメモリ使用量が少なくなるのだろうか。このあたりも徐々に情報が出てくるのかも知れないが、N-07Dのように1GバイトしかRAMの無いモデルが皆無なこともあって人々はあまりRAMを気にしなくなっていることも事実だ。というか、本来は気にせず使えるのが一番なんだけど。


iPhone(8/18)
◆ iPhoneは偉大だ。タッチパネルを使ったスマートフォンを世界に広め、あっという間に従来型携帯電話からスマートフォンにシフトさせてしまった。
機能の優れた機械でも早すぎる登場は、それが世間に認知される前に消え去ってしまう。しかしiPhoneはそうではなかった。

◆ しかし日本でははじめからうまく行ったわけではない。鳴り物入りでの登場とは裏腹に販売数は伸び悩んだ。しかし当時のSBMはタダで配る、タダでも使って貰えなければお金を付けて配る施策を採った。これによってiPhoneは多くの人に行き渡り、人気の正帰還ループが出来ることになる。

◆ iPhoneも偉大だがSBMも偉大だったのである。iPhoneがヒットの兆しを見せる中でAndroidOS搭載スマートフォンの登場となるのだが、AndroidとiOSには雲泥の差があった。最小のハードウエアで動作するiOSに対して、パワーで無理矢理動かす感の強かったAndroidは酷いものだった。

◆ しかし多くのメーカがAndroidスマートフォンを発売する中での競争は急激な進化を見せた。ただしそんな世界の事情とは異なり日本製のスマートフォンはトラブル続きだった。
iPhoneのライバルとなるべきAndroidスマートフォンが、逆にiPhoneの良さを強調するような自爆路線を走ったのである。
自爆路線を走ったNECやPMCは自滅したが富士通とシャープ、グローバルモデルを出していたSONYが生き残った。

◆ Androidが4.xになって動作も安定したが相変わらずハードウエアに求める能力は大きかった。iOSより高機能であるが故にRAMの要求量も大きくなった。しかしこの頃からAndroidスマートフォンのハードウエア性能も安定的に向上してiOSとの機能差が明確になり始める。

◆ ジョブズが生存していたらiPhoneはどんな方向に向かったのだろう。Androidを追うような路線だったのだろうか。
iPhone独自の新たな機能を搭載したとしても、それがヒットの予兆を見せればすぐにAndroidにも搭載される。メーカも多く世代交代も早いAndroidは強敵だ。逆に年に1度のモデルチェンジサイクルが精一杯のiPhoneは、Androidの高機能多機能化に追いついていけない。

◆ 世界中の事業者はiPhoneを安売りするビジネスモデルを半ば強要されている。
事業者よりもAppleが強く、売って貰うのではなく扱わせてあげる、からだ。日本でも同様だがキャッシュバック戦争が終焉を迎えるとiPhoneの売れ行きは鈍った。孫さんですら(iPhoneを)何万円も出して買う人はそうは多くないと言った。

◆ iPhoneを実質無料に近い価格で配る為に、事業者は他のスマートフォンや通信料でその分を穴埋めしなければならない。従来型携帯電話を使っている人もAndroidスマートフォンを使っている人も、全てApple税を払っていることになる。

◆ だがこのビジネスモデルは危険だ。金で加入者を買うことをやめたソフトバンクが急速に衰退したように、iPhoneの価格がAndroid並みになってしまえばシェアは急落するだろう。安価誘導を行い続けたとしてもアジア勢の低価格スマートフォンは強敵である。


解約難易度(8/17)
◆ ソフトバンクの解約が難しいことは何度も書いている。実際私が解約した時も、解約する人間に立ち会った時もそれは同様だった。ドコモやauも解約したことはあるが、いずれも事務的に手続きが進むだけで何ら問題はなかった。

◆ ソフトバンクの場合は解約理由を聞かれ、解約アンケートを書かされ、解約を踏みとどまればお得なプランを案内すると言われ、同時に機種変更もすればもっとお得だと言われ、さらにWi-Fiルータも契約しましょうと話がどんどん進んで言ってしまう。
ドコモでも解約をにおわせてドコモポイントをGetする手法はある(151に電話をしてMNP相談をすればいい)が、MNP自体は簡単だ。

◆ ソフトバンクの解約では強固な意志がなければその押し売りに流されてしまう事があるかも知れない。MNPは更に嫌われ、MNPにはカネがかかるとかすぐには手続きが完了しないとかと言われる。
もしかするとソフトバンクもオンラインでMNP手続きが出来るのかも知れないが店頭でそれを行うのは結構面倒なのである。

◆ 本人死亡時に解約が出来ない件も多くの事例がある。本人以外は受け付けられないとか、本人の委任状がなければ駄目だと言われる。
まあ委任状は本人ではなく関係者が作ってしまっても(法的には有印私文書偽造)、本人が死亡しているのだから良いのかも知れない。

◆ 解約だけではなく故人の未納料金の支払いも出来なくなるとの記事があった。勿論未納料金の精算が解約につながることは事実だし解約の為には未納料金を支払わなければならない。だがそれにも困難がある。料金未納のまま放置して自然解約を待つ事も可能ではあるが、故人の遺志を継ぐという点においては綺麗さっぱり片付けたいだろう。

◆ 人間の寿命は有限である。善人も悪人もその時が来れば必ず死ぬ。自分の余命を知る人ならばその準備も出来ようというものだが、必ずしもそうではない。多くの人が多数のアカウントを持つ現代において、本人以外がその全てを把握することは難しい。いや、本人だって忘れているアカウントがあるに違いない。

◆ Googleなどは生前にその時の処理を設定出来るようになっているが、Yahooやモバゲーなどは本人が解約しようとしても解約ページにたどり着けないようになっているからややこしい。見かけの会員数を減らさない為には解約させないことが一番という事だ、
◆ これらサービスは解約したとしても自分の投稿した日記や画像が消えることはない。これに関してモバゲーなどは、日記や写真は投稿された時点でその権利の全てはモバゲー側に移行しており、アカウントを消した場合は二度と削除も変更も出来なくなるとしている。
勿論アカウントを消す前にそれら全てを消去しておけば問題はないが、一括削除機能がないので相当な手間になる。

◆ アカウントの抹消は第三者でも可能だが、投稿した記事を一つ一つ消してくれと遺言を残したら残された人は相当頑張らなければならない。有料サービスの自動継続もややこしい問題であり、クレジットカード払いなどが設定されているとカードの解約自体が出来ない。
大元の銀行口座を解約して連鎖的に強制解約させる手もあるが綺麗ではない。


(8/16)
◆ 夏も後半である。昨年は8月後半から涼しい日が続き、そのまま秋が来た感じがした。携帯電話の夏のトラブルと言えば汗や水蒸気による水濡れ状態になってしまうことで、ドコモは従来型ケータイでは防水でなくてもある程度の湿気に耐えられるようにメーカに要望を出した。

◆ その後は防水ケータイが一般的になってトラブルは減ったそうなのだが、iPhoneの普及で再び問題化している。Androidスマートフォンの多くは防水・防塵になっているので問題は少ないが、そうでないモデルの場合は注意を要する。

◆ ポケットに入れておいても湿気で故障する事があると言われるし、突然の雨などでモロに水をかぶってしまうこともある。
突然の雨の場合はスマートフォンを保護することも出来るが汗に関しては防ぐことが難しい。

◆ もう一つは結露である。高温多湿の日本でも屋内は冷房が効いている。室内で冷えた状態のスマートフォンを外に持ち出すと結露が起きる。防水のモデルでも完全に密封されているわけではないので通気性はあるが、多くは水を通さないフィルタ的もので通風口が出来ている。

◆ 水は通さないが水蒸気はある程度通すので内部結露が絶対にないとは言い切れない。完全密封出来ないのは内部温度の変化や外部気圧の変化でストレスが加わってしまうからだ。内部に入った湿気は意外に抜けにくく、なので防水モデルでは組み立て工程も管理されている。
自力で電池交換などを行う際には内部にドライエアなどを吹き込んで湿気を含んだ空気の残留を減らしておいた方が良い。

◆ 非防水モデルだと結露に対する心配は更に増える。シグナスのメータはLCDになっていて、LCDは湿気に強くないのでおそらくは密閉されているのだろう。しかし内部に水分が入っているようで、突然雨が降ってきたりしてメータカバー部分の温度が下がると内部が曇ってしまう。
その為なのか、最近SELECTやRESETスイッチが効きにくくなってしまった。

◆ 真夏で温度が上がれば湿気は抜けるだろうと思っていたのだが、残念ながら購入以来ずっと変わらない。基板部分は樹脂コートされているのかも知れないが、そうでないとすれば寿命は短くなるはず。
スマートフォンほどの微細な基板パターンではないが湿気は大敵である。

◆ 非防水携帯電話やスマートフォンの湿気を抜くには減圧と加圧を繰り返すしかない。タッパーなどに入れてポンプなどで内部を減圧し、ドライエアなどを入れて加圧する。簡単に手に入る乾いた気体はスプレー式のダスターなどだ。

◆ 乱暴な方法ではあるがイヤフォンジャックなどからそれらスプレーを吹き込んでも湿気を追い出すことが出来る。ただし冷却兼用スプレーの場合は冷却状態にならないように注意する必要がある。

◆ 手元のiPhoneのイヤフォンジャックからフロンガスを吹き込んでみると、色々な所からそれが出てくることがわかる。
Xperia Z4はキャップレス防水なので湿気をあまり気にする必要はないのだが、Xperia Aは防水カバーを外すと外気が侵入するので、たまにそこからフロンダスターをプシュッとやっている。


撮像素子(8/15)
◆ SONYはCMOSイメージセンサ事業が好調、今後も期待出来ると語った。元々SONYはCCD撮像素子を製造してある程度のシェアを誇っていた。CCDは通常の半導体生産ラインに乗せにくい構造のために新規参入が限られていた事もあって比較的安定した事業だったと言えるのかも知れない。

◆ しかしいかにもSONY的な問題も引き起こしている。これはSONYの電解コンデンサ問題と同様に使用する部材や材料の変更によるトラブルだ。電解コンデンサの場合は、元々は電解コンデンサ自体の問題であったのだが、その問題ある電解コンデンサを使ったために非常な速度で経年劣化が進み液漏れは基板をも破壊した。SONY製品、当時のソニーテクトロニクス製品などが続々と不良になった。

◆ CCD問題は製造時に使用する接着剤に起因する問題であり、ボンディングワイヤが腐食破断するというトラブルだった。これによる不良品数は1千万個を超えたとも言われる。
同様の接着剤を使用していて他のメーカでもトラブルは発生したのだが、SONYのシェアが大きかったためにSONY問題として認知される事になる。

◆ CCD問題とほぼ年を同じくしてCMOSイメージセンサが徐々に広まって行く。CMOSイメージセンサはCCDと異なり通常の半導体生産ラインが使える事などから参入企業が増えた。当初のCD撮像素子は性能が悪くとてもCCDの敵にはなり得ないと思われていたのだが、競争の激化は進化を加速させてやがてCCD市場を奪う事になる。

◆ CCDは消費電力も大きい上に多電圧電源や負電源が必要な事もデジカメや携帯電話への搭載面で不利になった。CCDイメージセンサは量産性と歩留まりの関係からコストも安かったが、性能面においてはCCDに一歩譲る部分があった。
携帯電話搭載撮像素子がCMOS全盛になりつつあった時に、カメラ性能を重視したと謳うシャープ製の一部モデルはCCDを搭載してこれを売りにした。
しかしCMOS撮像素子の性能向上が急速に行われている中でその優位性は、世間にはあまり認められなかった。

◆ CDに固執するあまりDVD分野に出遅れたのと同じ、でもないが、SONYのCMOS撮像素子は後発と言えばそうかも知れない。しかしSONYが得意とするアナログ混在デバイス技術など、あるいは撮像素子そのものに対するノウハウなどで追い上げ、多くのシェアを獲得した。

◆ 現在においてはSONYのCMOSイメージセンサは性能面でも他社製品を凌駕するものであり、設備投資額の多くをCMOS撮像素子用として業績の回復を図ると先日も発表された。
売れているものは必ず売れなくなる日がやってくるのだが、SONYはCMOS撮像素子の積層技術やアナログ混在デバイス技術の面を活かして行けば暫くは戦えると判断したようだ。

◆ 移動体通信事業者も半導体製造メーカも同じなのだが先行投資が鍵を握る。移動体通信事業者は常に次世代を見つめて投資を行わなければならず、半導体メーカも微細か技術などの面で同様である。次世代開発には多額の投資が必要になるがそこを怠ったりあるいはその先を見る目が曇っていると一気に落ち込んでしまう。失敗例では(半導体とは少し異なるが)シャープの液晶パネル、移動体通信ではソフトバンクが例になる。


安いから(8/14)
◆ 2年前にGALAXYとXperiaAがドコモ推奨モデルとなり、安価誘導も功を奏して100万台を超える販売台数となった。それらを購入した人たちが2年目を迎えて買い換え時期となる。各事業者とも二代体需要を狙って特別値引きなどを設定するが、GALAXYやXperiaに機種変更する人のみではなくiPhoneを選ぶ人も少なからず居るという。

◆ 日経トレンディがその一番の理由として挙げるのが価格だ。そもそもドコモ推奨モデルが安いから買ったという人は代替モデルも価格を重視する。乱暴に言ってしまえば安ければ何でも良い程度の考えだ。しかしAndroidスマートフォンは安くはない。GALAXYは既に安売りが開始されているが人気がない。

◆ Xperia Aからの代替だとZ系かA系になるが新規やMNPでも無い限り安価に買うことは出来ない。一方でiPhoneならば機種変更でも殆どコスト負担無く入手することが出来る。
確かに機能的には見劣りするのだが、前出メディアによればそれも我慢の範囲内だという。

◆ ワンセグは殆ど遣っている人がおらずFelicaはカードタイプをiPhoneケースに忍ばせればいいと書かれている。記事ではワンセグは画質が悪いからとも書かれているが最近のスマートフォンはフルセグ試聴が出来る。記事を書いた磯 修ライターは無理矢理敵持ち上げ記事(PR記事?)で有名な方らしいので、無理矢理感も漂うが誤りとも言い切れない。

◆ しかしそうした機能非重視ユーザがiPhoneを選ぶとしながらOSアップデートもiPhoneが優れていると付け加えている。安ければいい、使えればいいと考えるユーザがOSのアップデートに敏感だとは思えない。
他には豊富なアクセサリ類やiPhoneでしか提供されないアプリが魅力だとも書かれている。

◆ iPhone専用アプリとして家計簿アプリが人気だとされているのだが、これにも無理矢理感が漂う。オンラインバンキングアプリなどもiPhoneが主流と言うが、これも?が3つ位付く。
アクセサリやAppleWatchに関しても、確かにAppleWatchはApple機器専用ではあるがアクセサリを使いたい為に本体を選ぶと言うほどの人気だとも思えない。

◆ 記事全体としてはアレな部分も感じられるが価格の面はその通りだし、ドコモからauにMNPすれば更にお得になる事は間違いない。まあGALAXYであればMNPでゼロ円やキャッシュバックも付くので価格メリットも多少色あせるのだが、GALAXYの継続需要が低い事を考えれば選択肢は限られる。

◆ そもそもGALAXYはドコモの強烈な押し売りによって販売台数を伸ばしただけであり、他のモデルを指名買いに言った客にもGALAXYを押し売りする姿勢が多数見られた。自分の好みで買ったのならば愛着も違ってくるとは思うが、当時ドコモショップのオネーさんやオニーさんですらGALAXYに批判的意見を(あくまでも個人的感想としながらも)述べていたのである。

◆ ドコモからMNPで機種変更というか契約し直した方が得なのは事実なのだが、意外にドコモ定着率が高いという話もある。NMPしなければAndroidスマートフォンはより高額な存在であり。iPhoneの安さが際立つ。勿論全ての人が定着しているわけではなくauやソフトバンクへの移動もあるだろう。


老眼鏡(8/13)
◆ 従来型ケータイの頃から思っていたのだが、長い間画面を見て操作しているとものが見えづらくなる事が多い。遠くも見えないしデスクの上のPCの文字もハッキリしない。
目が近距離にピントを合わせようとしているのならば近づけば見えそうな気がするのだが、そうでもない。

◆ これはいわゆる目が疲れたってヤツかな、どこにピントが合うかではなくピント調整機能自体の動作が悪くなっているのではないかと思っていた。が、ふとした事からその対処法を見つけた。あるとき細かな部品などを見るために使うルーペを装着していた。そのままスマートフォンの画面を見ると特定の場所でしかピントは合わないが、うまく位置を調整すればよく見える。

◆ まあ拡大鏡を目の前に付けているのだからよく見えるのは当たり前とも言えるのだが、その状態で少し使った後に拡大鏡を外して周りを見てもぼやけていない。普段であればどうにもピントが合わないような状態になるのに、なんと快適なんだ。

◆ 近視予防のために老眼鏡をかけるという人が居た。中学生か高校生くらい頃だったのでずいぶん昔になるのだが、周囲に眼鏡野郎が増えていく中でそんな話をしているヤツが居たのである。

◆ 老眼鏡でピントを手前に持ってくる事で、普通の距離で見ても遠くを見ているのと同じ効果が得られるはずだと彼は主張していた。
と、そのことをちょっと思い出した。スマートフォンを目に近づけて見ているときに目のピント位置はかなり手前になっているのだろう。その状態がしばらく続くのでピント調整機能が過度に疲労するのではないのか。

◆ ルーペを付ける事によってピントは手前に来る事になり、裸眼で遠くを見ているのと同じような感じになるのではないか。と言ってもルーペでは度が強すぎてピントの合う位置が狭すぎる。と言ってウチには老眼鏡はないのでそのままになっている。
老眼鏡って100円ショップでも売られているかな。

◆ フレネルレンズみたいなものでも良いような気がするのだが、それをスマートフォンの液晶部分に貼ったら… タッチ操作ができなくなるか。この老眼鏡で近くを見る作戦は理屈として正しいのだろうか。まあ老眼鏡だってルーペだって同じなのだが、それは拡大用途ではなくピント位置を変えるためだ。その結果として拡大されると言う事になるのだがどうだろう。

◆ 老眼鏡をかけると遠視が進む、近眼鏡をかけると近視が進むなんて言われていた時代もあったが今は違うのかな。私はさほど目が悪いわけではないが近視なので、老眼鏡なんかかけたら遠くが全然見えなくなる。
でも当然ながら近くは、というか、ピントの合う範囲のものはよく見える。

◆ 検索してみると老眼鏡による近視予防だとか目の疲れを取るなんてページがいくつもある。
賛否両論あるのかも知れないが全く効果がないという事でも無さそうだ。
私は車に乗るときには眼鏡をかけるが普段は裸眼だ。そこに老眼鏡を用意しておいて必要に応じてそれを使うなんて面倒な…と思ってしまうのだが、眼精疲労防止が出来るかどうか今度実験してみる予定だ。


安さ(2)(8/12)
◆ 私はドコモ契約なのでMVNO事業者を使った所でエリアなどが変わるわけではない。だがドコモ以外の回線を使っている人からすると、ドコモ回線を気軽に試せる機会にもなる。

◆ 一時期は私の周りにもソフトバンク回線を使っている人が増えたのだが、今はまた減っている。ただしいくつもの契約でその契約時期がずれているために解約にカネがかかるという人も多い。なので一気に解約という事ではなくタダSIMなどを順次解約し、パケット定額も解約し、基本契約だけを残したままMVNOのWi-Fiルータで凌いでいる人も居る。基本契約の解約時期が来れば、そのままMVNOの電話番号付き契約に変えたいとその人は言っていた。

◆ 東京近郊で使う分には(ソフトバンクも)かなり良くなったと言うが、山梨や東北ではLTEエリアが狭いのでMVNOが低速だと言っても使う分にはあまり変わらないとか。まあドコモにしても地方に行けば3Gに落ちる事はまだまだあるので、その点からするとKDDI系の方が良いのかも知れない。

◆ 最近は動画や音声配信でも低速回線でも何とか試聴出来るような仕組みを取り入れているサービスも増えていて、パケット制限を食らっても(質は低下するが)何とかなるらしい。だがソフトバンクのパケット制限はかなり厳しい(遅い)から殆ど使えないとその人は言っていた。

◆ ドコモの場合はかなり遅くはなるが使えないと言うほどではなかった。blogで報告した通り2GBのリミットを超えて、更に300Mバイト近くを半日で使って6月は終了した。つまり300Mバイトくらいは使える程度の速度は出たのだ。

◆ 7月は特に頑張って使ったというわけではないが1.5Gバイトくらいにはなった。パケット使用の多くはラジオ代わりに使った事で、それが無ければ300Mバイトにも達しない。ドコモの2GBプランは定価が3,500円で5GBプランとの差は1,500円、ならばMVNOで契約したWi-Fiルータを持った方が得だ。

◆ パケット定額を外すと還付金(!)が減ってしまうので得ではなくなるが、らくらくパック(100MB/2,000円)が通常契約でも使えればこれにしたいくらいだ。MVNO事業者のデータ専用プランなら5GBで1,500円くらいなので、2台持ちの不便さはあるが料金的にはかなりお得である。

◆ MNO事業者で5GBのプランだと月額8千円、MVNO事業者だと2千円、ただし通話定額は付かない。私はあまり通話は使わないのだが楽天のサポートはナビダイヤルからIP電話番号になってつながりやすくなった。
ナビダイヤルの回線数によるものなのか何なのかは不明だが、050番号なので待たされ時間を気にする事もなくなった。
というか、サポートセンター系で通話料が発生する場合は、その多くが待たされ時間である。

◆ 通話料金の従量課金だと待たされ時間も大いに気になる。なにしろ毎分43円以上かかっていくわけで、フリーダイヤルでもないのにその企業の宣伝やサポートにおける注意事項を聞かされるのは気持ちの良いものではなかった。


安さ(8/11)
◆ MVNO事業者関連の比較記事などを見かける機会が増えた。MVNO事業者の速度比較などもあるのだが、事業者辺りの総加入者数がさほど多くない事もあり速度変化は大きい。以前にも書いた通り加入者が増えれば回線を太くするので、その狭間が最も遅くなる。

◆ MVNO事業者との契約で新たにスマートフォンを購入する人の割合もそこそこあり、SIMフリースマートフォンはどれが良いのかみたいな記事にも読者が集まるそうだ。
ASUSのZenfoneに関しては以前にも書いたが、これはちょっと価格が高い部類に入るようだ。より低価格帯だとP8liteなどが人気なのだとか。

◆ 格安事業者の比較記事に続いて格安スマホの選び方となり、MVNO事業者が広く認知されてきている事を伺い知る事が出来る。
MNO事業者でも一括ゼロ円などをやれば客が集まるように、不景気からの脱出がなかなか出来ない現在においては利用者も価格に敏感である。

◆ 一時期の2台持ち、3台持ちのアクティブユーザなどは電話をしたりする相手によって事業者を変える(網内定額/準定額を利用する)と言われていたが、通話定額が一般化するとその必要性も少なくなる。むしろ通信料節約のためにモバイルWi-FiルータにMVNO事業者のSIMを入れて持ち歩くのだとか。

◆ 日本では既に携帯電話普及率が100%を超えている。アジア圏で早くから普及率の高かったのは台湾で着信は携帯電話で受けるが発呼は通話料金の安いPHSを使う人が多かったからだ。現在普及率の高いのは香港やシンガポール、タイランドなどで香港に至っては240%位の人口普及率になっている。

◆ プライベートで複数台を持ち、それに加えてビジネス用となればバッグの中には携帯電話やスマートフォンがゴロゴロなのかも。
日本の場合は抱き合わせ契約による契約台数の増加がかなりある。ソフトバンクの実加入者数は公称加入者数の1/2〜1/3とも言われるくらいで、みまもりやタダSIMなどで数を稼いでいる。

◆ 数が稼げている間は大きな伸びとして数字になるが、逆に解約者数が増えてくると1人の解約で何契約も減る事になり、現在がその流れというわけだ。ソフトバンクは多額のキャッシュバックなどでシェアを増やしたわけだが、安い方が良いと考えると今はMVNOになる。MVNO事業者への移行はドコモからが多いなどとも言われたのだが、新規純増数とMVNO比を見る限り必ずしもそうとは言えない。

◆ MNOとMVNOに挟まれたようなYMの不振も目立つが、結局の所リッチなサービスを期待するMNO契約者と安価系を求めるMVNO契約者の2極化もあると思う。
MVNOを何に使うのかというか、安価系プランが必要だから契約すると言うよりも安いからちょっと使ってみるかと考える人も多いそうだ。ちょっと使ってみたら意外と使えたので、だったらMNOの方を解約してしまうという流れだ。

◆ 契約縛りのあるMVNO事業者だと気軽に契約してみるというわけにはいかないが、解約自由な事業者であれば試してみるのは容易だ。
価格にしても競争激化で値下がり傾向であり、MNO事業者で付帯しているオプションのいくつかを外す位の価格で契約出来てしまう。


EOS 5Ds(8/10)
◆ EOS 5Dsは EOS5D MarkIIIの派生モデルとして登場した5060万画素のディジタル一眼レフカメラである。今やスマートフォンでも2000万画素のカメラが付いているわけで、勿論画素数が全てと言うつもりは全くないが数字だけからすればコンパクトデジカメやディジタル一眼レフを凌ぐほどでもある。

◆ ただし画素数は多くても撮像素子は小さいのでディジタル一眼レフとスマートフォンのカメラの画質は全く違う。シーンなどによってはコンパクトデジカメに迫るものもあるが、全てではない。

◆ いずれにせよこの画素数になると手ぶれなどで何画素分もずれてしまう事は簡単に起きる。光学手ぶれ補正かディジタル補正か論はあるのだが、光学手ぶれ補正で1画素も狂わさずにと言うのは相当なゲインが必要になる。

◆ コンパクトデジカメでは解像度の限界が低いので手ぶれが目立ちにくい感じもあるが、ディジタル一眼レフとなると手ぶれなどがかなり気になる。ピクセル等倍でもそこそこ見られる写真なのでブレやピンぼけが簡単に分かってしまう。

◆ 私が使っているディジタル一眼レフカメラは1200万画素なので撮像素子やレンズのアラもさほど気にならないのだが、EOS 5Dsの5千万画素となるとそれらが見えてくる。
スマートフォンやコンパクトデジカメの小型CMOS撮像素子に見られる、細かな部分が再現出来ずに塗りつぶしたようになる写り方もEOS 5Dsでピクセル等倍にすると見えてくるのだ。

◆ 画面一体に動物の顔を撮り、それをピクセル等倍で見ると顕微鏡写真と言ったら少しオーバーだがその位に見る事が出来る。
動物の目ってこんな風になっていたのかと分かるほど、被毛の一本一本やその1本の毛に付着した汚れさえも明確になる。この位なのだからフォーカスの精度やブレに対しては相当気を使わなければならない。

◆ EOS 5Dsのレビュー記事でもピントに関しては触れられていて、ブレは三脚などの使用で防ぐ事が出来てもピントは動体などを撮ろうとすると相当シビアになるというわけだ。
以前にレンズによる合焦精度の違いみたいな記事を見た事があるが、合焦信号が来てモータが止まるまでの時間などや精度がピント位置をずらしてしまうという話だった。

◆ ミラーレス一眼などではレンズの光学的補正情報がレンズ内のROMに入っていて、カメラはそれを読み込んで各補正を行う。EOS 5Dsや関連レンズがどうなっているのかは分からないが、こうしてレンズごとに補正を行う事で収差を見えなくしている訳だ。

◆ この辺りは賛否両論があって、あくまでも生の状態で高性能を求めるのが本来だという話と、光学系とディジタル系の両方で性能が出ればいいじゃないか論だ。この辺りはオーディオとかでも似たような感じがあり、イコライザやディジタル音場補正と同じである。

◆ 記憶色というのもあった。スマートフォン内蔵カメラやコンパクトデジカメの色域補正やシーンプログラムなど、空はより青く、花はより赤く補正してしまうのが良いのか悪いのか。
そうそうEOS 5Dsにはローパスフィルタレスのモデルがある。ローパスとは紫外線カットだが一般的には赤外域カットフィルタを入れる事が多いのでハイパスの間違い?と、記事を見て思った。
※↑の認識は誤りで、波長に対するフィルタではなくモアレなどを防止する目的で入れられた(撮影者によっては空間周波数などと表現している、あれか)ものだそうです。ご指摘有り難う御座います。


月額料金(8/9)
◆ MNO事業者との契約料金は高い。月間5GBのプランであれば各社共に8千円である。割引などの状況は契約各自で違うが私の場合は2GBプランで5,900円だ。
これにしたって従来型プランであれば5,443円で3GBまで使えたわけだ。ただし通話は定額ではなかったけれど。

◆ ドコモは旧プラン廃止で新料金プランしか選ぶ事は出来ない。ソフトバンクはホワイトプランも残っているが、機種変更などの時に新料金プランに変更させられる(新プランにしないと機種変更出来ない)事が多いというかそんなケースしか知らない。

◆ ソフトバンクのページでは料金比較が出来る。ホワイトプランの時には(定額時間内に)どれだけ話しても無料と謳っていたのに、今度は網内定額はなかった事になっている。これを見て分かるように通話が皆無の場合は、従来プランで使えていた7GBを2GBに減らさなければ安くはならない。
5GBのプランなら毎日1分の通話が出来るほどの違いになる。

◆ これだけの値上げなのだから各社共に新料金プランを推すのは当然と言える。
長期契約者優遇は各社あり、ドコモは5年〜15年以上の契約で最大約3.2%〜30%の割引になる。ポイント付与は10年以上〜15年以上で最大50%優遇されるが、そのポイント付与率は1%でしかない。なおDCMX/dカードゴールドだと10%還元になるので年会費の元は取れる。
auは金額ではなくデータ量の追加で契約6年目〜11年目以上優遇され、最大で25%〜50%の実質割引になる。
ソフトバンクはポイント優遇のみで10年目までが1%引き相当〜11年目以降が最大2.5%相当になる。

◆ ドコモはダイレクトに価格が下がるのとポイント加算が増える、値引き額換算で最大は31%だ。
auはパケット量が増えてその最大が50%と大きい。ソフトバンクは通常は還元率0.5%のものが11年以上の契約だと最大(条件あり)2.5%に増えるがたったの2.5%である。

◆ ソフトバンクはポイント5倍と宣伝しているが元々のポイント付与率が最大0.5%(税抜き1,000円ごとに5ポイント)なのでたかが知れている。このポイント倍率はデータ準定額量にのみ関わるようなのだがWi-Fiルータやタブレット契約、法人契約では無効になると書かれている。ドコモの場合は総支払額に対してポイントが付くので契約内容は関係ない。

◆ auは金額ではなくパケット量なのだが、たとえば私で考えてみると2GB契約で3GBまで使える事になる。もっとも通常使用、つまりyoutubeなどをモバイル回線経由で見なければ月間データ使用量は500Mバイトにも達しない。ただし使えるデータがあれば使うと考えるならば有用ではある。

◆ 金額に換算するとドコモは5GBのデータが4,400円で使える。auは長期契約優遇で1GBを加算された3GBプラン、つまり合計4GBが4,200円である。こう考えるとドコモの方が多少安くなる。ただし全てのプランでそうなるとは限らない。ドコモにしてもauにしても基本料金額の安いプランほど値引率が上がる。ヘビーユーザには厳しい内容だが、ヘビーユーザは他の回線と併用しているのかも知れない。


センサ(8/8)
◆ スマートフォンに搭載されている各センサに関しては過去にも触れた事がある。
電話時に画面を消灯するための赤外線近接センサは身近な所であるが、地磁気センサや加速度センサとGセンサ(ジャイロ)、照度センサ、デバイス内蔵やバッテリの温度センサや一部モデルのみではあるが気圧センサなどがある。

◆ 加速度センサとGセンサの信号から求めているのかなとも思うのだが傾きなども角度値を読む事も出来るし直線加速度や回転ベクトルなども取得可能だ。
これらセンサの使い道でスマートフォンの機能と関係しているのは画面の回転などがある。

◆ 加速度センサを使うと乗り物のパワーを測る事が出来る。乗り物の重さが分からなければならないが、加速度からその時の出力を求められる。自動車用のパワー計として製品化されていた事もあるのだが今でもあるだろうか。
航空機は航空無線を効いていると離陸重量が分かると思うので、加速度からエンジン推力を知る事が出来るはずだ。

◆ GPSだと明らかにタイムラグがあるし加速度センサでは精度の問題もあるが0-100km/h加速や0-400m加速のタイムも計測できないことはないが、ストップウォッチで計る程度の精度は得られるのではないだろうか。
精度その他は分からないが加速計測アプリも存在するし、センサとは関係ないがOBD-IIアプリもある。

◆ バスや電車は乗車人数によって総重量が変化するが、一部車両では混雑度合いも公開されているので鉄道マニアならおおよその質量が推定出来たりして。Gセンサと加速度センサと圧力センサでスマートフォンの位置の変化を3次元計測も出来る。GPSが受かれば絶対位置の校正も可能だ。

◆ 温度はデバイス内蔵のセンサ、ようするにPN接合部の順電圧からデバイス内の温度が分かる。バッテリには別体の温度センサが付けられているので、その電圧(抵抗)を検出して温度に換算する。これでおおよその筐体温度は分かるが外気温度とは違いがある。

◆ スクータで走っている時にポケットにスマートフォンを入れておくと環境変化に応じて温度値も変化する。ただしスマートフォンを使えばそれに応じて変化する温度度合いの方が大きい。Androidの仕様としては温度と湿度の検出が可能なのだが赤外線温度計でも付けないと筐体温度に影響を受けてしまう。湿度センサは防水モデルでは厳しいのと、センサ自体が大きいので内蔵が難しい。

◆ 気圧センサの値を定時取得してグラフ表示してくれるアプリもあるが、場所が変わるとグラフの意味が薄れてくる。ただ山登りをする人などだと気圧センサは心強い情報源になるのかも知れない。GPSなどで海抜が分かれば海面換算気圧を求める事も出来る。ただしGPSの高度計測はあまり精度が良くない。

◆ カメラも有用なセンサなのだが画像処理には多くのCPUパワーを必要とする。画像に比較すると音声処理の方は比較的簡単なのでFFTアナライザなどは多くのアプリがある。ただこの辺りはPCならば更に多くの機能や処理が出来るのでスマートフォンのセンサを活かした、という事でもない。


スマホケース(8/7)
◆ 私はスマホケースは使っていないのだが、最近は見開きタイプ(書籍スタイル)のものが流行っているようだ。ケースやカバーはiPhone利用者が多く使っている。ストラップホールがないのも要因の一つだと思うし、例の金属部分を触るとアンテナ性能が落ちる問題も関係しているだろう。

◆ またスマホケースにFelicaを入れておサイフケータイもどきを作る用途もあり、見開きタイプのスマホケースにはカード入れも装備されていたりする。見開きタイプだと電話として使う時に不便そうな気がするが、ぐるっと反対側にまでカバーが回転するようになっているのかな。

◆ 30歳代から40歳代向けとしてニンテンドーはスーパーマリオ柄のスマートフォンケースを発売している。ルイヴィトン色で柄がマリオになったものなど、女子高生御用達ブランドとして馴染んできた彼女らが大人になった、そこを狙ったという感じだろうか。

◆ マリオは生誕30周年だそうで、これを記念してという意味もあるらしい。スマホケース以外にも30周年の様々なイベントが予定されているそうだ。
ケースへのスマートフォンの固定はジェルパッドで、この部分も可動式になっているので写真を撮る時にはカバー本体からスマートフォンを少し浮かせる事が出来る。

◆ そっくり包む型のケースの場合はカメラレンズ部分の処理に工夫が要る。デザインの一部に見えるような処理が出来ればいいが、そうでないとそこだけが目立ってしまう。
透明素材などでその部分を作るにしても透明度や反射などでカメラが質が低下する。

◆ 見開き型カバーケースが人気になったのは流行でもあるのだが、落下時の画面破損が防げるという点もあるようだ。iPhone利用者が割れた画面のまま使っている光景は今や珍しくはないが、そうした事故を防ぐ意味もある。

◆ 見開きタイプケースの多くは、自由落下させるとカバー部分が閉じようとするので液晶面を保護してくれるのだとか。
バッグの中にスマートフォンを入れる事の多い女性はバッグの中で他のものと接触する危険もあるし、バッグに入れるので大きさをさほど気にしない。こうした事から見開きタイプへの許容度も高い。

◆ これがシャツのポケットや上着の内ポケットに入れるとなると大きさや厚みが気になる。
ビジネスマンでもカバンに入れる人ならば見開きタイプのカバーは良いと思う。バッグの中が書類などだけなら良いが筆記用具やレーザポインタなどが混在しているとスマートフォンに当たる可能性がある。

◆ 電卓を持ち歩いていた当時、バッグの中で何かとぶつかって電卓がへこんだ事があった。
ハードバッグなら良いが柔らかい素材などだと満員電車の中で押されて加圧される。以前には胸ポケットに入れていた音楽プレーヤが破損した事もあった。満員電車の破壊力は想像以上なのだ。見開きスマートフォンケースの素材は柔らかいものが多いが、スマートフォンの厚み方向には(スマートフォンを固定するために)固い樹脂素材を使ったものもあり、これだと多少の圧力は吸収してくれるかも。


セブンイレブン(8/6)
◆ 消火栓標識から少し移動していたトラックだが、結局元に戻ってしまっていた。セブンイレブンによれば10mの移動を指示したそうだが全く無視されている。(株)アベエキスプ レスは本部の指示も聞かない悪質企業なのか、それともドライバーが悪質なのか。

◆ ネームプレートを外してドライバーが特定されないように小細工している件は以前に書いたが、おそらくこれに関してセブンイレブン側から「ネームプレートは外すな」と注意されたのだろう。そこでドライバーは何をやったかと言えば、ネームプレートに段ボール箱をかぶせ、更にトラックの後部扉を半分開けて見えにくいように細工したのである。

◆ 小学生並みの言い訳をするドライバーなので、外すなとは言われたが隠すなとは言われていないと言うだろう。隠すなと言われたら今度は他人の名前を書く。他人の名前を書いてはいけないとは言われていないと言い訳をして。まあ、こういったくだらない人間はどこにでも居る。ネームプレートには西尾○○と書かれていたが本名なのだろうか。

◆ ドライバーは警官に注意されている時に、チルド食品が温まるから話は早く終わらせろとか文句を言っていたのに、名前を隠す為にはトラック内温度が上がることなど関係ないよと言うわけだ。トラック内部温度は記録管理されているのではないかと思うのだが、センサ部に保冷剤でも付けておけば簡単に誤魔化せるだろう。

◆ こうした行為が氷山の一角だとするとセブンイレブンの食品鮮度や衛生度はどうなっているのかと思ってしまう。以前にヤマト運輸のクール便問題も発覚したことがあったが、数値管理出来ていないものに関しては事実上は放置状態でしかない。食品類に不可逆性の温度管理シールでも貼れば管理は出来るがコストが上がる。

◆ 食品類は温度や時間に対する安全性のマージンを大きく取っているので問題になりにくく、それが逆に扱いを雑にしているとも言える。普段何気なく買うコンビニの食品なのだが、こうした事実を観ると信頼が揺らぐのは事実だ。

◆ 観光バス害の情報も頂いた。「観光バスの迷惑駐車、秋葉原でも毎日です。 2車線の1つを堂々と占有してます。」今やアキバでの家電製品主要購買層は中国人などだと言われている。その中国人観光客を運んでくるのが観光バスであり、観光客が買い物をしている時間バスは路上を占有する。

◆ 秋葉原界隈は駐車違反の取り締まりが多いのだがバスは取り締まられないそうだ。
駐車監視員は乗員が居る自動車の場合は移動を命じ、従わなければ違反切符を切る。
我々が路上駐車をすればすぐに捕まってしまうわけなので取り締まりは平等であって欲しいものだ。

◆ こうした行為に対しては少々面倒ではあるが110番通報が一番効果がある。最近は駐車の苦情は匿名でも受け付けてくれるので名前を名乗る必要はない。もしかすると地域で異なるかも知れないが、神奈川県警は「駐車の苦情なんですけど」と110番通報すると「お名前は?匿名にしますか?」と聞かれる。


コネクタ(8/5)
◆ 動画配信の話とも関係するが、USBコネクタやHDMIコネクタの接触が振動によって怪しくなる話を良く聞くし配信中にコネクタが駄目になってしまった例も。通常使っている分には特に信頼性が低いとも思えないこれらコネクタなのだが振動には弱いのだろうか。

◆ USBコネクタは振動で抜けてしまったり接触不良になる事があり、テープで留めたり抜け止めアダプタを付けている人なども居た。カーナビなどのコネクタはかなり勘合がシッカリしている事から見ても、USBコネクタやHDMIコネクタは振動環境下で使うものではないと分かる。

◆ 一方でミニあるいはマイクロUSBコネクタは比較的丈夫だと思う。中華ナビはminiUSBコネクタなのだが接触不良になった事はない。引っかけて抜けてしまって電池警告で気づいたみたいな事もあったし、シガープラグの方が抜けた事もあった始祖の確率の方が高かった。
スマートフォンのmicroUSBコネクタは結構シッカリというか固いくらいの挿抜トルクなので抜けにくいのだろう。

◆ USBコネクタか基板との接触関係が物理的に壊れて接触しなくなった例も車載配信を見ていてあった。その人はコンビニでカッターナイフと消しゴムを買い、消しゴムを加工して位置決めアダプタを作って急場を凌いでいた。
最初はUSBケーブル側の断線かと思ったらしいのだがタブレットPC側の問題だったとか。

◆ コネクタ自体が壊れたのか、それともコネクタと基板が外れたのかは不明だったが、ちょうどうまい位置に固定すれば接触するという事だった。一般機器でも振動試験は結構過酷である。電子部品も最近はチップ化されて振動に強くなったが、リード付きの部品で足の強度の割にパーツ部分の重いデバイスは振動と共振で基板から吹っ飛んでしまう。

◆ ストロボスコープやハイスピードカメラで観察していると、こんなに動くのかと思うほどパーツが揺れる。コネクタなども接触部の強度に対してコネクタ自体あるいはケーブルが重いので振動には弱い。車やバイクに使われているようなナイロンコネクタは柔軟な素材とコンタクトのフローティングで助かっている感じなのだが、多ピンのコネクタは樹脂と金属で強度と柔軟性を確保するようになっている。

◆ Xperia Z4のUSBコネクタは防水仕様のためかXperia Aと見た目が違う。Xperia AのUSBコネクタは金属部分が多いというか普通のmicroUSBコネクタだがXperia Z4のコネクタは樹脂部分が多い。ちなみにN-07DはXperia Aと同様なのだが上下反対に付いている。上下反対はNEC製に多いが何が理由なんだろう。

◆ スカイウエイブに付けているUSB充電アダプタはDC-DCコンバータ本体がメスのUSBコネクタになっていて、そこにUSBケーブルを接続して使う。この部分は今のところ壊れていないのだが、DC-DCコンバータ本体のシガーソケットに入れる部分のプラグが抜けやすいので全体を固定しているから無事なのかも。

◆ ただこの充電器は500mAが最大なのか消費電力に充電が追いつかない事がある。車に積んでいる方も似たり寄ったりで心許ない。やはり最近の2A仕様みたいなものでないと駄目か。


動画配信(9)(8/4)
◆ 配信者は様々なのだが、やはり個性のある人が好まれる傾向はあるようだ。勿論それ以外にも声や話し方など、多くの人を集める配信者はそれなりの魅力を身につけている。私はバイクや自転車配信を見つけるとラジオ代わりに聞いている事があるのだが、こちらも個性ゆたかだ。

◆ 関西から北海道まで自転車配信していた人はリスナーに道を聞きながらも最終的には自分で調べて進んでいた。自転車の速度なので配信のタイムラグもあまり気にならない程度で誘導が出来るし自分でもある程度下調べしているようで走行はスムーズだった。

◆ 関東から北海道までバイクで走っていった人がいた。初日で青森まで走る、しかも下道を使ってなので凄いなと思った。この方は道案内などは全てリスナーにおまかせである。バイクなので移動速度が速く、リスナーが「次を右です」と書き込んでそれをライダーが見る頃には交差点を過ぎている事も。

◆ こうなるとこのライダーは怒る。なんだよ、早く言えよ、こっちは走ってるんだよと。
しかし早く言いすぎると、直前になって言えよ、今言われたってわかんネーよとなる。
こうなるとコメントが減ってくるのだが、それにも怒る。こっちがしゃべってるんだから何か書けよ、聞こえてるのかよ?返事位しろよと怒り出す。

◆ 配信者は何か買いたいものがあったようで、リスナーはホームセンターを教えた。が、目的のものは無かったようで、これにも怒り始めた。予め電話で確認位しろよ、こっちは走ってるんだよ、時間を無駄にしたくないんだよ、と。でもそこそこ閲覧があるのは、そんなキャラが人気なのだろう。

◆ 配信はPCで行っていて、そのほかにauとドコモのスマートフォンも持っているようだ。
ドコモよりauの方が配信がスムーズだと言っている事があって、スマートフォンの違いなのか回線の違いなのかと言っていた。昨年も北海道を走ったようで、その時はソフトバンクとauを持っていたそうだ。ソフトバンクはあまりのエリアの糞さにぶち壊してやりたい位でauはパケット代が何万円も言ったと怒っていた。

◆ 追加のパケットを買っても圏外になる事があるとか舐めてるだろと言っていたが、パケット代とエリアは関係ない。PC配信の時は基本的にはぷららを使っていたが、場所によっては3Gに落ちてしまうとかでPC配信が不安定になりauのスマートフォンに切り替えていた。
配信がうまく行っていたり適切な?コメントが続くと配信者の機嫌が良くなる。ツンデレというよりツン9割、デレ1割みたいな。

◆ リスナーが誘導中に配信が不安定になった時など怒りは頂点に達する。回線に文句を言っても仕方がないその怒りは全てリスナーにぶつけられる。
そんな配信者に文句を言うリスナーも居る。配信者は文句があるなら来い→リスナーは行くから交通費を出せ→配信者:クソ貧乏人が、交通費くらい出してやるからタクシーででも何でも来い→リスナー:手持ちのカネがないから金を振り込め→配信者:振り込んでやるから口座番号メールしろ、と、ここでリスナーが負ける事になる。


最適化(8/3)
◆ 最適化と称するデータの改変、MVNO事業者を除くとソフトバンクのみが最適化を止める事が出来ない。最適化と書くから聞こえが良いのだが単にデータを劣化させているだけである。
可逆圧縮ならともかく、そもそもデータが小さくなるように不可逆処理された画像データを、更に圧縮率を上げてしまうのだから全然最適ではない。

◆ ソフトバンクによれば上りデータも最適化されるという事なので、これは無線区間だけではなく地上系のトラフィックも厳しいのだろう。iモード時代にドコモや地上系ネットワークベンダーが言っていたが、トラフィックの集中するセンターはいくら増速してもすぐにリミットに達してしまうと。

◆ ではこのデータ改変に良い所がないのかと言えば、必ずしもそうとは言えない。auは回線速度が低下した時に改変を行う的な事を言っている訳で、人によってはこれをメリットと感じるかも知れない。
データ伝送速度よりも圧縮と身長に要する時間が短ければデータを圧縮して送った方が得になる。ただし可逆圧縮の場合は、だ。

◆ 不可逆圧縮の場合も、それのON/OFFが選択出来ればデメリットにはならない。利用者が好きな方を選べばいい話だからだ。
下りデータに関しては、勿論それをダウンロードする場合もあるだろうが通常はブラウザやアプリで表示する用途だ。なので劣化度合いが少なければ大きな不都合にはならない。

◆ 上りデータはそうではなく、スマートフォンで撮った写真をPCに送ってプリントするとか、もちろんblog用などにする場合もあるが下りデータよりもデータ改変の影響が大きい。
このスマートフォンのカメラは画質が悪いと思ったら、カメラが悪いのではなくソフトバンク回線で送ったから過度に圧縮されているだけだった、みたいな。

◆ 以前にも書いているがパケット料金が準定額制となった今、事業者的には多くのパケットを使わせたい。なので回線速度低下時などの非常時以外はデータの改変などしたくないのが本音だろう。ただしネットワークが弱いとなれば話は別だ。全データの平均圧縮率が1割だったとしても全加入者のトラフィックとなればその量は相当なものになる。

◆ 圧縮するかしないか、つまり圧縮オプションを使うと常に圧縮されるというのであれば分かりやすいが、回線速度低下時にのみ圧縮するとなるといつ圧縮されているのかが分からない。圧縮をデータ使用量節約のために使っている人が居るなどは、回線速度が速くても遅くても圧縮して欲しいとなる。

◆ ソフトバンクがやりはじめた事で世間の役に立った事が何かあるだろうか。無料通話を廃した実質値上げや2年縛り、ローン縛り、契約数稼ぎのためのタダSIMや抱き合わせ販売など数え上げればきりがない。もっともここ最近はそんなソフトバンクの方針が嫌気されて新規加入者数も激減しているから、業界全体としては以前のように戻っていく可能性もある。
縛りに関してもメスが入りそうだし、短期解約の超高額違約金なども是正される可能性がある。ソフトバンクでは一括購入したとしても短期解約では6万円近くの違約金を取られる。


セブンイレブン(8/2)
◆ 前回の、何も変わっていない件をセブンイレブンに通知した。セブンイレブンからはしばらくして返事が来た。
消火栓に関しては、そこは消火栓の位置を示す標識であり消火栓自体は少し離れた位置にあるので問題はないというもの。ただし駐車位置は少し変更するという内容だった。その後も何度かそのトラックを見かけているが推定3mほど移動しているように見える。

◆ 他の配送業者のトラックが明確に位置を変更したのに対してチルド新横浜センターに所属する運送会社である(株)アベエキスプ レスだけは頑として迷惑駐車はやめないようだ。
セブンイレブン側が言っても、警官が注意しても駄目なのだから今後変わる事はないだろう。

◆ セブンイレブンに関しては全国に店舗数が多いことも勿論あるが、多くのご意見や報告を頂く。配送車両ではなくコンビニ利用者の車が道路をふさぐのは、広島市佐伯区五日市駅ロータリー直前の県道沿い交差点の店舗だそうだ。コンビニに立ち寄る車は毎日来る訳でもなければ何時間も車を止めるわけでもない。しかしその道路を利用する自動車や歩行者は毎日迷惑駐車に遭遇する。

◆ 迷惑メールだって同じである。迷惑メール配信者は「ウチは月に1回しか送っていません」と言った所で、そんな迷惑企業300社があれば受信者には毎日10通の迷惑メールが届く。
観光地で道を聞かれる店舗も同じ事を言う。
聞く方は一生に1回かも知れないが、聞かれる方は毎日何十回もだから商売に差し障ると。

◆ 同様なことは東戸塚駅から住宅街に入る道路沿いのコンビニでも起きた。駐車スペースのないコンビニなのだが駅と住宅街の中間に位置するとあって利用者が多かった。だがその道路に車を止めると片側通行となり、更に信号までが50m程度と短い為に渋滞を引き起こす。

◆ 当然それは店舗へのクレームや警察への通報となり、最初のコンビニは撤退した。だが立地が悪いわけではないのでまもなく2つめのコンビニが出来た。当然駐車場は用意されていないのでまた同じ事が起き、そして撤退となった。クレームは店舗や最寄りの警察ではなく110番通報でなければ有効ではない、付近の住民は語った。

◆ その場所は現在はコンビニではない施設が入っているが、多少離れているとは言え駐車場が用意されているし施設の前には駐車場の案内図が掲げられている。
これを見る限りやれば出来る話なのだ。しかし駐車場を用意するにはカネがかかる、面倒だという理由で放置する。結果として撤退に追い込まれるのだからコスト負担は計り知れない。しかしフランチャイズの親玉は付近への迷惑影響度など全く気にしないから同じ事が起きる。

◆ 迷惑駐車と言えば観光バスの二重三重駐車も各所で問題になった。スカイツリー付近然り大阪然りである。新横浜も観光バスが裏道の1車線を堂々と占有するし、そこにも止められないとなれば交差点内だろうが何だろうがお構いなしである。観光バスは乗客の乗り降りの為だから仕方がないとか、客待ちはタクシーも同じだと言い訳する。
アリーナに来る商業車は付近の歩道を駐車場にする。新横浜近辺は駐車違反の取り締まりが厳しいが、観光バスとアリーナに来る商業トラックにはきわめて甘い。


今ココ(8/1)
◆ 春先から動きのおかしくなった今ココなのだが現在も不具合状態が続いている。続いていると言うよりもメンテされていないといった方が良いのかも知れない。
位置通知と公開に今ココを使っている人も多いのだが上手く動作しないのはもはや周知という感じで諦めムードだ。

◆ 寄付を集めるのではなく有料化してでも完全なサービスをと求める声もある。確かに月間数千円をGoogleに払っている訳なので無料のまま続けるという事に無理があるのは分かる。あくまでも無料のサービスなのでサービス提供者の空いた時間にメンテするという感じだろうから、仕事などが忙しくなれば今ココにかまっている時間もなくなる。

◆ 今ココ負荷上昇に、半業務的に使っている人が居るからだとも言われる。運行情報などを無料で確認出来るとあってバスやトラックの管理にも使えるというわけだ。軌跡が出るのでおおよその移動速度も分かる。これが無料で使えるのだからカーロケーションシステムなどの導入よりも簡単で安い。

◆ 広告料収入などで元が取れるのならば無料開放も良いとは思うが、現状ではそうではないようなので月間利用時間制限的なものを導入するなどしないとサーバ(API)使用料金のみが跳ね上がる結果となり、現状がそれだ。

◆ サービスの有料化は管理の手間がかかる。有料である以上はサービスの質に関しても担保しなければならない。それを考えると利用時間制限と広告の効率的運用が良いとは思うのだが、送出側に関しては画面をいじるというようなものではないので広告効果が期待出来ない。閲覧側はGooglemapそのものなので広告を貼るには工夫が要る。自動リロードはもしかするとGoogle広告規約に反するかも。

◆ 現状の今ココに不便を感じている人たちは代替サービスを模索しはじめている。山度ロガーは独自の地図ではあるが軌跡の表示もされるので見やすい。地図のURLを毎回通知しなければならないのは面倒と言えば面倒なのなのとGooglemapを見慣れた目には多少の違和感があるかも。ただこれも業務利用などされたらサーバコストの上昇という問題に見舞われる。軌跡を表示するためにはログを保持している必要があるため、その量が多くなれば負担が増す。

◆ 今ココのように軌跡をクライアントのブラウザに任せる方式なら問題はないが、リロードすると軌跡が消える。山度ロガーの場合はその用途が軌跡を重視するものであり、どこかに保存されている必要がある。

◆ Google系ではGoogle+の位置情報公開が手っ取り早い。公開位置精度もコントロール出来るが、Blogなどでも書いているようにAndroid5ではGPS測位オンリーに出来ないので位置精度が悪化する場合がある。

◆ 他にも同じようなサービスがあるようでglympseは軌跡が線で表示されるが移動速度も出ていた。Glympseは描画もスムーズだった。Twitterに定期的に自位置を書き出すアプリがあるのか?そんな感じのことを言っている人が居たが、これは詳細不明だった。ただデータ量が多いのかバッテリ消費量が多いのか、送出インターバルを短くしにくい的な感じだった。
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