税金(5/23)
◆ 自動車税の納付時期である。カード支払いも可能だが手数料を取られる。ポイントが得かコンビニ払いの方が得か、納税額によっては微妙な所だろう。
自動車税は排気量で税額が決まる。一般的には大排気量車は高トルク大馬力になるのだが、低燃費エンジンなどではそうとばかりは言えない。プリウスは1800ccだが99馬力である。デミオは1300ccで91馬力(但しスカイアクティブ車は84馬力)となっている。
自動車税額はプリウスが39,500円でデミオは34,500円になる。多少燃費は悪くても軽自動車を選べば税額はぐっと少なくなる。大容量電池を積むリーフはさぞかし重いのだろうと思いがちだが、車両重量はプリウスより100kgほど重いに過ぎない。
アクアは軽いかなと思ったらギリギリ1tを超えていて重量税がもったいない。それからすると1t以下のデミオは軽いなと思うが、全てのモデルではない。
◆ ハイブリッド車は重いので重量税も嵩む。エンジンの他にモータや発電機や電池も積まなければならないので当たり前なのだが、燃費を良くするために税額が上がるのは今ひとつ納得出来ない。ただ減税対象車になっているので今は気にならないと思うのだが、永久に減税になってくれるかどうかは分からない。生の重量税額で見るとプリウスもデミオも18,900円(デミオの軽量モデルは12,600円)だ。リーフはさすがに少し重くて1.5tを超えるので25,200円を取られる。
少し前にblogでレポートしたエスティマハイブリッドになるとモデルによっては2tを超えるので年税額は31,500円だ。なおガソリン税同様に暫定という名の恒久増税が行われているので本税より高額になっている。
◆ トラックは最大積載量で税額が決まる。小排気量エンジンに過給器を積んだトラックが多いのは、積載物を除く部分の重量を軽くする為もある。こうすると最大積載量を増やす事が出来るからだ。バスは乗車定員で税額が決まる。乗車定員はたぶん座席数を言うと思うので座席を減らせば税金が安くなるはずだ。路線バスなどならば座席数以上の人を乗せる事が出来るので、これは節税になっているとも言える。
ご存じのように事業用車両は税金が安い。集票能力が評価される○○協会とか全国何とか組合みたいな団体の威力だ。もちろん税額は高いよりも安い方が良い訳で、事業用車両の税金は結局は個人が負担している事になるからだ。しかし、ならば平等でも良いように思う。
◆ 自動車税や重量税収は景気悪化や自動車保有台数の減少や税の軽減措置などによって減少している。2001年度には8千億円以上あったものが現在は7千億円以下になっているのではないだろうか。但しこれら税金は使い切れない余剰分が出ている。役人的には何とか使い切ろうと無駄遣いを考える訳だ。重量税の一部は地方に還元されて道路整備などに使われる。
山間部の道路の除雪費用や修復費用なども、おそらくこれらが財源になっていると思われる。生活道路に近いような山間部の道路整備などを見ると無駄遣いとは言えないなと実感する。
しかしながら国は道路の補修や除雪よりも新規工事を行いたいと考える。船の来ない港湾や航空機の来ない空港と同じように、作るだけ作ってそのまま朽ちていく道路も数知れないそうだ。
◆ これら道路は造った後に地方管理にさせられるが、地方としても余り車の通らない道路だけに維持修復費用だけが嵩む事になる。従ってこれらが後回しになりその道路は荒れていく。神奈川県などは通年通行止めの林道が沢山あるが、これも整備費用が出ないと言う事なのだろうか。山の中に道路を作るのだから相当は費用が発生していると思われるのにもったいない話である。
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