VC

過去の雑記置き場


迷惑野郎(5/1)
TVが安い(5/2)
スマートフォン(5/3)
野菜(5/4)
山道(5/5)
ウエア(5/6)
テレビ(5/7)
点火系(5/8)
生活保護(5/9)
競争の時代(5/10)
ヘルメット(5/11)
レトルト(5/12)
道の駅(5/13)
オシロ(5/14)
夏モデル(5/15)
ウナギ(5/16)
基準(5/17)
点火装置(5/18)
駐車場(5/19)
ライト(5/20)
増税(5/21)
半田(5/22)
税金(5/23)
タイヤ(5/24)
EV(5/25)
走る(5/26)
UPS(5/27)
ネオンランプ(5/28)
好き嫌い(5/29)
特保コーラ(5/30)
夏モデル(5/31)


夏モデル(5/31)
◆ 各社夏モデルが出そろった。ドコモは機種数を豊富に揃えてスマートフォンオンリーとした。
らくらくホンまでスマートフォン化で、従来型ケータイは保守的意味合いに廃すのだろう。しかし現実には従来型ケータイユーザの方が多いわけで、それを求める人は旧機種を買うか他社に移るかを強いられる。パケット代の稼げるスマートフォンシフトを行いたいとするドコモの作戦は、SBMが事実上iPhone1機種を売り続ける戦略のように旨く行くのかどうか。
auはメーカに偏りは感じるが、まあ普通かなといった所。ドコモやSBMと違って通信方式の異なるものを作らなければいけないのでメーカの負荷は増える。それでもLTE全面移行までにはまだまだ年数がかかる。
SBMも普通と言えば普通ではあるがiPhoneイメージが強いのとAppleの手前派手には出来ない事もあって余り目立たなかった。

◆ SBMの過去の発表会で孫さんが語った事、私が覚えているいくつかも今は懐かしい。薄さが魅力だといって薄型モデルを宣伝した事があった。
これはドコモに薄さで負けて引っ込めてしまった。防水でなければケータイではないと言い切った事もあったっけ。これもドコモもauも防水モデルを続々と出してきて、今はスマートフォンすら防水になったので孫さんの語る隙間はなくなってしまった。発表したらすぐ発売する、他社のように発表だけして発売は何ヶ月も先なんて事はしないとも言っていた。これはその時限りで次モデルからはかなり先に発売予定のモデルまで持ってきた。それには理由があり、SBMは多くのモデル数を揃えたと自慢したからだ。

◆ 他社の発表会と日程をぶつけたりと荒っぽい事もやってきたがその場限りの印象が強く、なので今は懐かしい感じがする。唯一あの頃から続いているのは多色展開かも知れない。ただしこれ、発表はされたが在庫はまちまちで希望の色が手に入るとは限らなかった。
今でこそ基本料金は他社の方が安いが、当時は安い・安っぽいイメージで売っていた。従って売れるのはローエンドクラスが主体であり他社では目を引くようなハイエンド機は余り動かなかった。

◆ その後はiPhoneをメインで売る事になり、それまで他社を引き合いに出しては自分が優れているのだと言っていたあの光景も見かけなくなった。あの頃の乱闘好きな孫さんは面白くもあったが今はなんだか普通になってしまった感じがする。利益と一緒に活力もアップルに吸い取られてしまったのだろうか。

◆ インセンティブプラン復活の中にはあるのだが、メーカが直販するようなスタイルがあっても良い。確かに事業者の固有サービスに合致させるとなると難しい面もあるが、いわゆるグローバルモデルのつもりで使えばiPhone同様の機能にはなるのだ。au向けはコストが合わないと思うがW-CDMA対応端末をメーカ名で売る事がSONYだったら出来そうな気がするのだがどうだろう。
メーカの販売するモデルはメーカが責任を持つわけで、故障も不具合も仕様にしたがるような事業者より良いような気がする。勿論インセンティブが出ないので高額になるのは致し方ないが、メーカの生きる道の一つとして。


特保コーラ(5/30)
◆ 特保コーラのキリンメッツコーラが売れているそうだ。そこで私もこれを買って飲んでみた。味はコカコーラゼロに近いというかちょっと違うというか、酸味的なものを感じるというか、でも似ている。私は元々砂糖入りコーラの味が好きではないのでメッツコーラは抵抗なく飲む事が出来た。売れ行きは良いようで一時は品薄になったとか。今はスーパーなどでは普通に売られているが激安店などでは売り切れ状態が続いている。価格は1本120円前後で激安店では100円に近いプライスとなっている。コカコーラゼロが94円くらいなので多少は高いのと、コカコーラゼロは500mlなのに対してメッツコーラは480mlである。

◆ ウーロン茶などの特保モノは価格が高めなのによく売れていたと言い、このコーラは今までコーラは余り飲まなかった層にも受け入れられている。今までコーラを飲まなかった層の多くはコーラ=砂糖がたっぷりというイメージがあったらしく、ノンシュガーコーラ=美味しくないイメージを合わせて持っていた。もちろんメッツコーラもノンシュガーなのだが、トクホのマークがそのイメージを変えてしまったというのだから凄いものだ。ピザを食べるときもハンバーガを食べるときもウーロン茶だった人が、今はメッツコーラを飲んでいる、らしい。私はウーロン茶系も飲まないではないのだが、胸焼けをしたるするので余りガブガブは飲めない。

◆ 以前にアルコール離れな人用の炭酸飲料の話を書いたが、フツーの人がビールを飲む感覚で私は炭酸飲料を飲んでいるという感じだ。コーラが体に悪い説とか炭酸で歯が溶ける説とか色々あるのだが、ビールにしたって飲み過ぎれば良くないしプリン体の影響だとかもあるので、何でも大きな違いは無いと思う。嗜好品と捉えれば飲みたい人がのみたいモノを飲むのが一番良いのだろう。たばこに害があると分かっていてもそれを吸う人も居る訳で、法で禁じられているもの以外は個人の自由である。

◆ 味は上に書いた通りで、慣れれば飲める。ノンシュガー系の飲料に余り違和感を感じない人ならばメッツコーラも問題はない。だが味だけの判断でどちらを選ぶかと言われたら今はコカコーラゼロだと答える。実はノンシュガーコーラはコカコーラゼロとダイエットペプシを行ったり来たりみたいな時期があった。一時期はダイエットペプシを飲んでいたのだが、入手性の問題もあってコカコーラゼロを飲み始めたらそちらに慣れたみたいな話なのだ。なのでメッツコーラにも慣れると思う。ようするにコカコーラゼロとダイエットペプシの違い程度なのだ。ダイエットペプシやNEXは従来は500mlボトルがあったのに、今は1.5リットルのみみたいだ。一方でコーラのみではなく炭酸飲料全般に合繊甘味料ものの売れ行きが良くなっているようで、飲料メーカの市場調査も活発だ。

◆ この手の飲料全般に言えるのだが中身の容量が増えても価格がそうは上がらない。500mlボトルが100円で1.5リットルボトルが130円みたいな感じで。だが1.5リットルはさすがに大きく、どんどん飲まないと炭酸が抜けてしまう。私は500mlボトルでも一気に飲むと言うよりは、キャップをしてそこに置きながら何度かに分けて飲むくらいなので1.5リットルは例え割安であったとしても私としてはお得感を感じないのだ。


好き嫌い(5/29)
◆ 誰にでも好き嫌いはある。食べ物などに関してはその代表格で、子供などはピーマンやニンジンなど味の濃いものを嫌う傾向が見られる。私は食べものに好き嫌いは多少はあるが絶対に食べられないというものはない。せいぜい好んでは食べないけどね、程度だ。芸能人や有名人などの好き嫌いもあまりない。音楽に対してあの曲が心地良いとかという事はあるが、特定の人物が大好きという、強烈なファン心理になった事はない。

◆ 車やバイクやPCその他に対しても同様で、アレが好きでこれが嫌いという明確な思いはない。
批判的記事を書くとその対象が嫌いだから書くのだと短絡的に考える人が居る。これはそう考える人にとってそう思った方が楽だからである。
つまり、あいつはアレが嫌いだからねで済ませる事によって理由付けの手間が省けるからだが、逆に無理矢理理由をこじつけて嫌いな理由を仕立てる事もあろう。嫌いではなく好き側にしてもその企業の株を所有しているからと理由付けられる場合もある。
あの人はタマネギが嫌いだと言えば、そこに何故という概念はなくなる。理由がどうであろうが嫌いなのだから嫌いなのだ。しかし、たぶん食べ物の好き嫌いにも理由はあると思う。私はレバ刺しのような食感のものは好きではないが、しかし刺身は普通に食えるしネバネバ系のものだって食える。しかしレバ刺しの食感は余り好きではない。

◆ 余り好きではないものに関しては興味がないので余り書かない。トヨタ批判を書くとあいつはトヨタが嫌いだと言われ、日産の事を書くと日産が嫌いだと言われ、ワンボックスとハイブリッドが嫌いだと言われていて書くものがどんどん嫌いリストに入っていくようで面白い。ワンボックスはブームの去って話題性が減ってきた。
SUVも然りでブームが去れば話題性もなくなる。
ハイブリッド車はまだ話題性があるし何が省エネなのかを考えるに面白い素材だと思っている。
話題性が無くなってきたというとSBMもある。最初の頃こそ従来の事業者とは異なる激しいやり方が良くも悪くも、いや、悪くも悪くも話題になった。しかしその悪さに世間が慣れてしまったのみではなく既存事業者もその悪に引き込まれて全部が悪くなって来た。こうなるとSBMの悪さが目立たなくなって話題性が薄れる。

◆ iPhone嫌いとも言われたっけ。ネガティブ記事を書くためにiPhoneを使ったのだろうとか、あの頃はiPhone崇拝者が多かったからなぁ。そんなアクティブ層はAndroidにも流れたりして、あの頃はiPhoneこそ最高だと唱えていたのに今はAndroid教に入信してるじゃないかみたいな方もいる。あんなにiPhoneが良いと騒いでいたのだから一生iPhone使っていろよと私は言いたくなる。まあ人間の好みの問題だから仕方ないのだが、だったら最高だ最高だと騒ぎ立てる事は無い。最高だと褒め称えるのは進化を拒否するようなものだからだ。同じ事は神尾氏にも言える。神尾氏はiPhone好きだが、その時点のモデルが最高だという。他のスマートフォンに劣る部分があっても、余計な機能は付いていない方が良いとか、使いもしない機能があるとそれを誤って起動してしまう不便さがあるなんて書く。別の意味で誤って起動させる不便さは確かにある。それが他人を巻き込む事で言えば間違い電話というか不要電話だ。画面に触れて発呼してしまったというヤツ。どうやらいったん発呼モードに入ると接続状態に移行するまでキャンセルが出来ないようだ。全てのモデルがそうなのかどうかは解らないが、確かに誤った起動は起きる。


ネオンランプ(5/28)
◆ CDIに関する問い合わせで、ネオンランプを付けた回路があるがネオンランプに意味があるのかというものがあった。何故ネオンランプなのか私にもよく分からない。今時であればLEDでも良いはずで、ネオンランプにしてもLEDにしても1mA程度で光らせる事が出来る。ネオンランプは放電管なので定電圧特性を示す。もしも300Vで点灯するネオンランプがあったとすれば、300V以上で点灯して以下で消灯する。300V以上では明るく点いて以下では暗くなると言う特性ではない。だが300Vで点灯するネオンランプは特殊だろう。普通はAC100Vで使えるように60V〜80V程度で点灯するように作られている。

◆ 今時ネオンランプなどあるのかなと思ったら、ブラケット入りのものは結構品種がある。ランプ自体も20円くらいで買う事が出来るので、CDI実験用というかモニタ用に買って点けてみた話はblogに書いたとおりだ。ネオンランプは確か陽極側が光るんだったかな、ACで点灯させれば両極が光るがDCで点灯させると片側だけが光る。
放電開始電圧が選べるかどうか調べてみると、カタログ品としてDC230Vから300V品まで10Vごとに製品化している企業があった。一般市販はされていないと思うのだが、あるにはあるんだなと思った。
寿命が1000時間と短いが、こうした電圧表示用ネオンランプを使えば、CDIのDC-DCコンバータの出力がどの程度になっているかの目安にはなる。
とすると市販のCDIでネオン管を使ったものは、DC-DCコンバータの出力電圧モニタ用と考えられなくもない。なおこのネオンランプの用途はカメラのストロボライト用なのだそうだ。

◆ そんな市販品を真似て自作した人の回路図だけが繰り返し使用されるうちに電圧表示用ネオンランプが電圧表示用ではないネオン管に入れ替わってしまったのかも知れない。すると電圧表示ではなく単にパイロットランプとなる。ネオンランプの発光効率はかなり低いので、同じ明るさを得るならLEDの方がずっと良い。通常のネオンランプを使うとすると470kΩ程度の直列抵抗を入れるのだろう。
DC-DCコンバータの出力電圧が400Vでネオンランプが60Vで点灯するとすれば720μAが流れる。回路をそのままLEDに変えるとVfが3Vとして845μAが流れる。高輝度LEDならばネオン管の10倍以上の明るさになる。

◆ ネオン管はその定電圧特性を使って自己点滅回路が作れたりもする。照明付のAC100V用スイッチなどはネオン管が使われている。これもLEDに代用は出来そうだが丈夫さという点ではネオンランプにメリットがある。
懐中電灯なども電球からLEDに変わり、LCDのバックライトも例陰極管からLEDへと変わってきた。家庭用の電球や蛍光灯も然りで、やがてガラス入りの発光体は消え去るのかも知れない。

◆ 静電気放電用グッズにはネオン管入りのものもある。
ネオン管と高抵抗を直列にしたものがその回路で、静電気の放電でネオン管を光らせる訳だ。最近ではネオン管ではなくLED製の窓というか表示器を使ったものもある。LEDを光らせるものは見た事がないが、ピーク電圧で壊れるのかも。あ、でもイグニションコイル二次電圧で点灯させても無事ではあった。
特性まで無事かどうかの確認はしていないが、点灯しなくなってしまうような事は無かった。
ネオン管の場合はランプ周囲のどこから見ても光っている事が分かるがLEDは指向性が鋭いので制約を受ける。この辺りも使い勝手というか用途的に適不適がありそうだ。


UPS(5/27)
◆ 昨年は3.11以降UPS価格が高騰した。しかし夏過ぎからは価格も下落して普通になった。だがここに来て再び中古相場が上がっているのだとか。やはり電力に対する不安は少なくないという事なのだろう。
東京電力は2割の値上げをするという。また昼夜の電力料金に差を付けるプランも提供するが、これは従来から存在していた。新プラン?は日中の13時から16時までをウルトラ高額に設定する。従来は8時から22時くらいの区切りではなかっただろうか。昼間の電力節約には太陽光発電は有効だ。最近では30万円/1kWが一つの目安だという。3kWのシステムに工事代を入れて100万円ちょっとという所だ。いや、しかし100万円なのだ。

◆ 以前にも書いているがバッテリとUPSでピークシフトは出来ないか。というかLi-ionバッテリの入ったUPSみたいなものも売られている。これが100万円前後の価格なのだそうだがよく売れているという。
1.5kVAのUPSの中古が1万円くらい、1.2kWhの鉛バッテリも1万円くらいだ。ウチにあるUPSは24V駆動なので自動車用バッテリは2つ必要になる。自動車用バッテリは深放電に弱いので2.4kWh分のバッテリで1.5kWh前後を使うのが良いのかもしれない。昼間にどのくらいの電力を使うかだが、1部屋だけを冷房してテレビでも見ていると考えると1kW程度だろうか。これを4時間使うとすると4kWh、余裕を見れば6kWh程度の容量が欲しくなる。とすると12V/100Ahのバッテリ6個、6万円分が必要だ。余裕を見るならばこの1.5倍と言う事で。

◆ 充電も考えなければならない。UPSの充電部容量には限りがあるので7.2kWhものバッテリを充電は出来ない。
充電は7.2kW×10時間はかかるので夜間電力を使おうとするとちょっと厳しそうだ。深夜電力契約が可能であれば、それをフルに使って深夜帯のみで充電を完了させるのが効率的である。
鉛バッテリは充電が簡単なので、それこそスイッチング電源で定電圧充電してしまっても良い。バッテリ10個は場所を食うと言えばそうだが、まあ置けないようなサイズでもない。前回考えたときには床下にバッテリを並べればみたいな事を考えたのだが、最低必要な電力だけと限れば大げさなバッテリ容量は要らない。

◆ しかしこの値上げは酷いとしか言いようがない。いかに原発代が高いかだ。一般家庭で月間290kWh以下なんてかなり少数派だと思う。一人暮らしのサラリーマンならばもう少し少なくなるかも知れないが、平均400Wを超えられないと考えるといかに厳しいかが分かるだろう。時間別料金制も基本料金も高いし、安いのは夜間のほんの少しの時間なのでよく考えないとお得感がない。東電はつぶすべきだろうな。いくつかに事業分割して民間に払い下げる。自由競争が起きるような仕組みで再構成して適正な価格で適正なサービスが提供されるようにしていかなければ、今後エネルギコストは上がる一方だ。

◆ 東電従業員の平均給与額は2割ほど下げられたそうだが、それでも同規模他社より1割以上高いとの事だ。東電に言わせれば「公務員より安い」となるが、公務員より高い給与水準の民間企業などは殆ど無い。殆ど無いから平均額が下がる訳で、しかも東電は大赤字会社になるのだから同規模他社より安くなければおかしい。
おそらくは電気保安協会をはじめとする関連会社をカットするとか金の流れをクリアにするだけでものすごい額の節約が可能になるはずで、同じ事は東京都も言っている。


走る(5/26)
◆ スカイウエイブで走る場所、最初は西の方に行く事が多かった。国道1号線と国道20号線の間、高速道路で言えば中央高速と東名高速の間みたいな感じで山道を目指した。blogでも何度か書いているが、2度目以降出かけたところは余り書いてはいない。
西の方に飽きると北を目指した。秩父から群馬、長野方向にも何度も行った。秩父までは確かに遠いのだが青梅から山の中を抜ける道にも慣れた。春になってからは十石峠もぶどう峠にも行ったし、高規格林道なるところも走ってみた。

◆ 走るために走る事も勿論あるのだが、何かをいじった結果を見るためのテストをかねてという所もある。そんな事もあってスカイウエイブ購入から半年あまりで1万キロを超えた。これはシグナスの走行ペースより早く、シグナスの方はこの1年で約1.2万キロの走行となった。スカイウエイブに乗るのは週に1度だがシグナスは平日毎日乗っているのでやはり距離は行く。近所の買い物なども一人で行くときにはシグナスを使う。取り回しが良いので楽だからだ。

◆ 冬場に出かけると、厚着はしていても寒い。モコモコになっているので動きも悪い。冬場には、早く春が来ないかなと思った。しかし春が来てみると今度は暑い。暑いのはまあ我慢するとして、バイクや自転車が多くて気を遣う。冬場ならば出会うバイクも自転車も居ないのだが、春先はそうは行かない。後ろからバイクが来たら、それが50ccだろうが125ccだろうが速い人は先に行かせる。そりゃあ原付クラスに比較すれば直線ならこちらが速いがコーナで速いとは限らない。気持ちよく走っているであろうライダーの、出来るだけ邪魔にならないように走っているつもりだ。

◆ それほど速くはないが上手いライダーが居る。そんなバイクのあとを可能な限り付いていく事もある。ラインの取り方とかを参考にさせて貰う為なのだが、たいていは1kmも走らないうちに見えなくなってしまう。それこそ速いバイクだったらコーナを超えたらもう見えないみたいな。
街でみる原付乗りやスクータ乗りとは比較にならないくらい、皆さんマナーが良いなと思う。
アメリカンな大型バイクは排気音のうるさい場合が多いのだが、それ以外で爆音系には出会った事がない。おそらくノーマルマフラーではないと思うのだが、さほどうるさくないマフラーで適度な音量のものだと近づいてくる音が分かるので素早く避けられる。

◆ 上手いライダーばかりではなく下手な人も居る。
まあ他人の事は言えないのだが、低速コーナなどで反対車線まで使ってコーナリングしてくる人だ。コーナ出口を見ないで直前の路面だけを見ている風で、こちらが近づいているのに気づいてくれない。大型というか速そうなバイクに乗っている人で下手な人は見た事はないが、カブやモンキーなどに荷物を積み込んでツーリング中みたいな方では何人か見かけている。こちらも低速だし向こうも低速なので危険な事態に至った事はない。

◆ この先暑い中でもアクティブに走りに行けるかどうかは微妙だ。何と言っても暑さに弱い私なので出かけるのが億劫になるかも。夏場になると早く秋が来ないかななんて思う訳で、しかし良い季節はほんのわずかな期間で終わってしまうし雨が多いと来ている。


EV(5/25)
◆ EVというと日産のイメージだろうか。トヨタは当初はEVやFCEVの開発を行っていたのだが、プリウス開発からはEVに消極的になった。FCEVに関しても、FCよりもハイブリッド車の方が高効率だと宣言した。トヨタがEVからガソリン車に舵を切った事で世界的にEV熱が冷めたとも言われた。確かに航続距離やコストなどを考えるとハイブリッド車の方が実用的だと言える。ただし高効率なのかどうかは分からない。

◆ こうした宣言をしてしまった事もあってトヨタ本体はなかなかEVを出しにくくなってしまった。そこでというのでもないのだろうが、関連会社やなどと連携してEVを作り始めた。国内ではトヨタ車体が一人乗りのEVを作っていて、実は発売はこれが最初ではない。初作は失敗というか何というかだったのだが、今回はどうなのだろうか。初作コムスは2000年に発売されたのだが、時期が早すぎたというか充電に時間がかかりすぎたというかで実用性に乏しかった。

◆ 2代目になるコムスはトヨタの技術も注入されたと思われ、販売や整備なども全面バックアップだそうだ。いわゆる4輪原付扱いとなるのでパワーが心配ではあるが、トヨタ車体では1kmあたりの電気代が1.6円だから経済性重視でと言っている。ガソリンが1リットル150円だとして、低燃費車やハイブリッド小型車の平均的な燃費と思われる20km/lで計算すると1kmあたりのガソリン代は7.5円になる。4輪原付クラスと比較してもねぇみたいな所はあるが、燃費を売りにするより税金とか付帯コストを売りにした方が良いな、これは。

◆ 米国で発売されるのはRAV4ベースのEVだ。EVシステムはテスラ社の技術を使う。車重が1.8tと重い事もあって約42kWhのLi系バッテリで航続距離は公称160kmだそうだ。RAV4ベースでは過去にFCEVの実験車なども作っていたが、FCEVはコスト的に見合わないのかインフラの問題なのか。
そして国内外ではiQベースのEVを発売する計画もある。トヨタの軽自動車参入やEV発売となると日本の自動車マーケットに対するインパクトも小さくはないだろう。

◆ EVは航続距離が問題ではあるが、少なくとも神奈川県内などでは意外にインフラ整備が出来てきている。
しかも電気は無料の所が多いのもメリットで、自宅での充電を諦めればランニングコストはゼロに近い。
エンジンが付いていればモータのメンテとエンジンのメンテが必要だが、そのエンジンが無いのでエンジンオイルも要らない。でもその代わりこまめな充電が必要だ。なのでどちらが良いのかではなく、用途に合わせた使い分けが必要になる。と言っても住宅事情故に一台の車で何でもどこでもと行きたくなるのが悲しい現実でもある。

◆ 余り車を使わない人は燃費を気にする必要は無い。例えば通勤に使うとか業務に使うとかで距離を乗る人は燃費が気になる。しかし距離を乗るのだから航続距離も取りたい。こんな用途にEVは合わなくなってしまうのだが、短距離をこまめに乗っていくような営業車などには良いかもしれない。全ての駐車場に充電設備をとは言えないが、国や自治体と一緒になれば出来ない話ではない。おそらくガソリン車をガソリンで走らせるのよりLNGなどを燃やして作った電気でEVを走らせた方が効率的なのではないか。原発廃止の代わりにEV普及という形で、え?余計電気が足りなくなりそうだって??


タイヤ(5/24)
◆ エコタイヤと呼ばれるものも一般化していて、たいていのタイヤは燃費低減を謳っている。ワンボックスブーム真っ盛りにはワンボックスカー専用のタイヤも発売された。BSによればアライメント変化が大きく車体が安定しないワンボックス用として、タイヤの片側の剛性を上げてそれが内側になるように組む事で直進安定性を確保するのだとか。トレッドパターンも非対称に作られているものもあり、偏摩耗なども防いでくれる。と言ったって普通のタイヤと変わらないんじゃないの?と私は思っていた。

◆ だがこれを装着した人に言わせると、能書きどおり直進安定性が良くなったというのだ。グリップ自体は普通と余り変わらないと思うと感想を言っていたので、固いコンパウンドでグリップが悪いという訳でも無さそうだ。じゃあグリップが良いのかというとそうではなくて、普通のタイヤと変わらないレベルにとどまり急な上りの坂道では毎度のように前輪が空転するという。減り方はまだ分からないと言っていたが、交換前のタイヤは丸く減っていたという。激しく走っている訳でもないのに、空気圧も適正なはずなのに横の方まで減るのだそうだ。そう言われれば昔の車、たぶんアライメント変化が大きかったのだと思うのだがキャンバーが狂っているのではないかと思うくらいおかしな風に減っていったっけ。フロントに比較するとリアタイヤの何と綺麗な事、みたいな。

◆ CLSはフロントもリアもだいたい同じように減っていくのでサスペンション設計技術の進化がわかる。
特に昔のFF車などはフロントタイヤの減りが半端ではなかった。というかいにしえのスバル車は特別だったのかも知れないのだが、いや、でもあの車は4WDだったような… 大排気量車だとそもそも走行抵抗などが大きいので低転がり抵抗タイヤの効果は出にくい。しかし走行抵抗を極限まで低減しようとする低燃費車はわずかな違いでも燃費に差が出てくる。グリップと価格と転がり抵抗を高次元でバランスさせるのがタイヤ屋ではあるが、出始めの頃の低燃費タイヤなど固くて乗り心地が悪くてグリップしないみたいな、そこまでして燃費を取るのかという感じのシロモノだった。

◆ それが今では普通のタイヤと遜色ないというのだから凄いではないか。タイヤ屋によれば低転がり抵抗タイヤとそうではないタイヤは、ローラの上で回してみると抵抗がかなり違うのだそうで、敏感な人ならば空走距離が長くなるのが実感出来るという。空走と言えば燃費グッズマニアな人がグッズを付けるとエンジンブレーキが効きにくくなるとか何とか言っていたなぁ。パワーアップや省燃費を謳うグッズの筈なのに、何故エンジンブレーキの効きに影響するのかは謎だ。というかオカルトグッズ自体が謎なのだから仕方ない。

◆ CLSはアジアンタイヤを装着後に余り乗らなくなり、減りの具合もテスト出来ていない。というか未だに余り減っていない。値段からすれば十分な性能じゃないかなぁ。勿論グリップを求めたり低転がり抵抗を求める向きには合わないが、CLSなどタイヤによる燃費の差など皆無なのでタイヤ代の安さでガソリンを買うと考えるとお得感がある。
スクータの場合は滑ると転ぶ恐れがあるのでタイヤの選択も慎重になる。スカイウエイブのシティグリップはドライグリップが悪いような気がする。
以前に装着されていたダンロップの方が安心感がある。ウエット性能重視なのだが、雨の日は余り走っていないのでよく分からない。あ、雪道は走ったんだった。結構雪道でも坂を上れたから、その意味ではグリップするのかも。


税金(5/23)
◆ 自動車税の納付時期である。カード支払いも可能だが手数料を取られる。ポイントが得かコンビニ払いの方が得か、納税額によっては微妙な所だろう。
自動車税は排気量で税額が決まる。一般的には大排気量車は高トルク大馬力になるのだが、低燃費エンジンなどではそうとばかりは言えない。プリウスは1800ccだが99馬力である。デミオは1300ccで91馬力(但しスカイアクティブ車は84馬力)となっている。
自動車税額はプリウスが39,500円でデミオは34,500円になる。多少燃費は悪くても軽自動車を選べば税額はぐっと少なくなる。大容量電池を積むリーフはさぞかし重いのだろうと思いがちだが、車両重量はプリウスより100kgほど重いに過ぎない。
アクアは軽いかなと思ったらギリギリ1tを超えていて重量税がもったいない。それからすると1t以下のデミオは軽いなと思うが、全てのモデルではない。

◆ ハイブリッド車は重いので重量税も嵩む。エンジンの他にモータや発電機や電池も積まなければならないので当たり前なのだが、燃費を良くするために税額が上がるのは今ひとつ納得出来ない。ただ減税対象車になっているので今は気にならないと思うのだが、永久に減税になってくれるかどうかは分からない。生の重量税額で見るとプリウスもデミオも18,900円(デミオの軽量モデルは12,600円)だ。リーフはさすがに少し重くて1.5tを超えるので25,200円を取られる。
少し前にblogでレポートしたエスティマハイブリッドになるとモデルによっては2tを超えるので年税額は31,500円だ。なおガソリン税同様に暫定という名の恒久増税が行われているので本税より高額になっている。

◆ トラックは最大積載量で税額が決まる。小排気量エンジンに過給器を積んだトラックが多いのは、積載物を除く部分の重量を軽くする為もある。こうすると最大積載量を増やす事が出来るからだ。バスは乗車定員で税額が決まる。乗車定員はたぶん座席数を言うと思うので座席を減らせば税金が安くなるはずだ。路線バスなどならば座席数以上の人を乗せる事が出来るので、これは節税になっているとも言える。
ご存じのように事業用車両は税金が安い。集票能力が評価される○○協会とか全国何とか組合みたいな団体の威力だ。もちろん税額は高いよりも安い方が良い訳で、事業用車両の税金は結局は個人が負担している事になるからだ。しかし、ならば平等でも良いように思う。

◆ 自動車税や重量税収は景気悪化や自動車保有台数の減少や税の軽減措置などによって減少している。2001年度には8千億円以上あったものが現在は7千億円以下になっているのではないだろうか。但しこれら税金は使い切れない余剰分が出ている。役人的には何とか使い切ろうと無駄遣いを考える訳だ。重量税の一部は地方に還元されて道路整備などに使われる。
山間部の道路の除雪費用や修復費用なども、おそらくこれらが財源になっていると思われる。生活道路に近いような山間部の道路整備などを見ると無駄遣いとは言えないなと実感する。
しかしながら国は道路の補修や除雪よりも新規工事を行いたいと考える。船の来ない港湾や航空機の来ない空港と同じように、作るだけ作ってそのまま朽ちていく道路も数知れないそうだ。

◆ これら道路は造った後に地方管理にさせられるが、地方としても余り車の通らない道路だけに維持修復費用だけが嵩む事になる。従ってこれらが後回しになりその道路は荒れていく。神奈川県などは通年通行止めの林道が沢山あるが、これも整備費用が出ないと言う事なのだろうか。山の中に道路を作るのだから相当は費用が発生していると思われるのにもったいない話である。


半田(5/22)
◆ 電子機器の製作製造に無くてはならない半田だが、最近は鉛フリー半田への転換が急速に進んでいる。
鉛フリー半田は従来の半田に比較すると高温の半田ごてが必要になる。糸半田自身も固いというか半田っぽくないというかアルミのワイヤーみたいな感じというか、そんな風だ。

◆ 慣れれば半田付け自体は難しくはないが、流れが悪いというか何というかで違和感はある。高温で半田付けをするのでビニル耐熱電線などの溶け方も気になる所だ。テフロン線などでも加熱すると被服の収縮が起きる。手早く半田付けを済ませようとすると流れが悪くて信頼性が乏しくなるし、ちゃんと温めると線が溶けちゃう。
現状では鉛半田も売られているし、ホビー用途としてはこちらがまだ一般的だ。将来的にどうなるのかは分からないが、少なくともメーカ製の機器は(今は)鉛入り半田は使われていないと思う。

◆ 従来フロンが世の中から消えた頃、買いだめしていた人が大儲けしたという話があった。電子機器の洗浄などで大手メーカは代替策を模索したが中小組み立て屋はそうは行かなかった。洗浄用のフロンは蒸留を繰り返せばかなり効率的に使える(と言ってもフロンが買える頃は蒸留するより使い捨てた方が安かったかも)のでいったん買えば何度も使える。そこを狙ってブローカが暗躍したというわけだ。

◆ 同じような事は自動車のエアコン冷媒にも言えたのだが、こちらは代替フロンへの移行が進んだので末期には価格は元の状態にまで戻って安くなった。半田の場合はすでに無鉛はんだが一般的になってきているので混乱はフロンの時ほど大きくはないと思う。ホビー用途で無鉛はんだに移行するかどうかは決心次第だ。半田ごても専用品を買う必要があるのでコスト負担はそれなりになる。

◆ 半田ごてと言えば、以前私は車イジリ用としてブタンガス式のものを持っていた。持っていたと過去形なのは壊れたか捨てたかして存在が不明だったからだ。が、最近スクータなどをいじり始めて再びガス燃焼式半田ごてが欲しくなり買った。コード式はいちいち面倒なのと屋外で使うと意外にパワーが必要で、ウチにある半田ごてではパワー不足だった事もある。

◆ 燃焼式はさすがにパワーは大きくて、超音波ヒータや高周波ヒータを使った半田ごて並みに素早く温まる。素早く温まるという事はコテ先温度が冷えても追従性が良い事であり使い勝手は悪くない。
もっとも半田付けするケースはそう多くはなく、たいていは圧着端子などで結合する。特に電流が流れる場所は電気抵抗の大きな半田で付けるのは安全とは言えない。金属を溶かして付けるから凄く丈夫で電気抵抗も少なそうに感じるが誤りである。

◆ 簡単な配線にはギボシや平型端子を使う。これってロクなメッキもされていない割には多用されている。
勿論自動車メーカなどが使う事はないのだが、アフターマーケットパーツの取り付けはたいていこれだ。大電流が流れる所なら問題はないのだろうとは思うが、小信号時の抵抗とか接触具合などは大丈夫なのだろうか。何となくちゃんとしたコネクタ、自動車用の防水のものを使いたくなるが、専用の圧着器がないと綺麗にカシメる事が出来ない。綺麗にカシメられないと信頼性は上がらない。


増税(5/21)
◆ 増税というと消費税が頭に浮かぶが、先月つまり今年度から増税されたものがある。それは贈与税だ。税率が変わったわけではなく端的に言えば課税範囲を広げた事になる。従来は小規模事業所や小規模住宅などを対象とした軽減措置が執られていた。相続してそこに住み続けたり事業を継続するケースもあるだろうし、引き払ってもっと便利な場所やテナントビルなどで商売を行うケースもあるだろうし、全く別の商売などを模索するケースもあろう。ここの所の都市部集中は、小規模店などが相続された場合は、その地を離れてより集客力の見込める場所に移転する、あるいは時代を鑑みて事業を廃止するなどのケースが多いという。住宅の場合も同様で、一人っ子が多い現代に於いては結婚相手同士が持ち家だった場合で相続が起きると売るか或いは貸し出したりする事になる。

◆ こうした事業継続をしない場合や居住しない場合にも軽減されていた贈与税の軽減が無くなったのである。その割合は50%だったのだから小さくはない。ここでいう軽減対象の小規模宅地とは土地面積が200平方メートル以下のものを言う。ちなみに継続居住する場合、事業を継続する場合の軽減措置はまだ残されている。
この実質増税には反対意見ばかりでもない。古い商店が今にも崩れ落ちそうなのに税の軽減はおかしいのではないかと言うのだ。確かにそれはそうなのだが、そもそもは小規模宅地を相続のために手放さなくて良いようにとの配慮なのでボロであろうが崩れ落ちそうであろうが関係ないとも言える。

◆ 小規模宅に値軽減措置は中々複雑で、対象面積を超えると超えた部分が軽減対象外となる。なので相続者が複数人居る場合は相続率の高い人が軽減措置の大きな部分を相続するとか、なにやら色々あるらしい。しかし居住継続でないとフル課税されてしまうので、都内に土地を持っている人などだと1億円近くも実質増税になるケースもあるという。
不景気対策も出来ず、日銀は金融緩和も中々やらず、落ち込む税収をカバーしようと財務省は必死だ。何しろ景気が悪かろうがなんだろうが財務省の予算規模は毎年増やす必要があるからだ。

◆ 野田総理は財務省の言いなりなので何とでも出来たが、復権間近と言われる小沢氏は野田氏ほどアホではないので財務省も手を焼くだろう。財務省の立場が弱れば日銀だって言う事を聞かなくなる。
この時期金利を上げるとまでは言わないだろうが日銀的にはデフレで通貨価値が上がった方を好むのは当然だ。結局誰も日本の事を考えていないじゃないかとなる。

◆ 実質増税はこの先色々な変化をもたらすという。
特に影響を強く受けるのは地価が高い地域の小さな家の相続だ。これまでだったら軽減措置のおかげで何とかその言えろ維持できたであろう所が、売る以外に無くなってしまう。これによって住宅の減少などが起きるというのだ。一括して大きな土地が得られるのであれば再開発も進むのだろうが、歯抜けのように小さな土地が分散して空き地になっていくのは地域開発上も良い傾向とは言えない。何故小規模宅地に税軽減措置が行われたかと言えば、バブルの頃に地価が高騰して相続額が増加し、自宅を売らなければならなくなるケースが激増したからだそうだ。やっと買ったマイホームも相続と共に消えていくケースを悲劇だと評した人もいる。


ライト(5/20)
◆ 以前はヘッドライトを点けずにドライビングランプのみで走っている(本人はそれが格好良いと思っているらしい)輩が多かった。その後は付いているものは何でも点ける的に星空輝く都会でフォグランプを点けているヤツ、BMWに多いのがリアフォグを点けて走っているヤツだ。一般的にリアフォグはフロントフォグを点けないと点灯しないようになっているハズで、つまり前車や対向車にも迷惑をかけ後続車にも迷惑をかけている事になる。

◆ 最近特に多いなと思うのがハイビームで街中を走っている人だ。最初は軽自動車に乗る老人がそんな風だったが、今では普通車に乗る一見普通の人が前車を煌々と照らしている。これって本人は気づいていないのか、それとも俺のライトは明るいんだぞと満足感に浸っているのか。軽自動車位だとハイビームでもさほど明るくなかったりするが、グレア出まくりの中華HIDを何も考えずに点けている車はロービームでもハイビームに匹敵する迷惑さ加減だ。

◆ 輸入車などではライトコントロールも自動化というかアシストされるものがあるが、日本車でも実装して欲しいものだ。安全装備などはカネがかかる割にカタログを飾る効果がないと言われていて、なのでメーカ的にはやりたくない訳だ。音声認識とかバックモニタなどはウケが良いので開発にも力が入るが、しかし今後小型車需要が増えてくるとバックモニタなんかそもそも不要になったりして。欧州では紫外域に近いようなライトを使う研究などもされていた。肉眼で見にくいと(カメラなどを使ったとしても)結局使いにくいものになってしまう。ヘッドライトの向きを変えたり高さを変えたりするシステムなども欧州が早かった。

◆ ITSは900MHz帯を確保して何やらやっているが、車車間通信なども含めて検討は出来るはずだ。ただしあの団体に天下ってくる連中を食わせなければならないのでETCの二の舞になる事は想像に難くない。逆にそれら団体を食わせなければならないなんて話になってくると車両に自動化装置を必ず付けろみたいな話にもなる。そして一台に付きいくらという具合でその法人にカネが支払われるという具合だ。

◆ ETCにしてもVICSにしても、純民間がやっていると様々な方向に発展したはずだ。一部高速道路下などでは行われている駐車料金の自動精算も、民間主体で行えるようになれば駐車場の支払いによる混雑も緩和されると思う。
VICSにしても、何故民間でオンライン系のサービスが開始されるかと言えば精度や機器代などVICSがベストとは言い切れないからである。ならばベストに近づけようと考えるのが民間なのだが、国営事業はそんな事は考えない。予算を取る時こそ渋滞解消による経済効果が云々と夢のような話をでっち上げるが、いったんそれで予算が取れてしまえば機能拡張などは考えない。あとはメンテナンス会社にせっせとカネを支払うための維持という仕事に熱中するだけ。そもそもビーコンにしたって高速道路と一般道では方式が違う。行政権が違うから相容れないものにしましたの典型だ。
電波ビーコンの一部にはITS関連情報を流せるようになってはいるが、いかんせん設置台数が少なすぎる。渋滞のセンシングにしても超音波方式主体なので精度が悪い。最近では感応式信号機もカメラ方式になっているのに。


駐車場(5/19)
◆ 民間取り締まりが開始された頃が100円パーキングバブルの頃だった。取り締まりを避けるために有料駐車場に車を入れる人が増え、しかし何十分も止めるわけではない。駐車場側はそれまで15分/100円だったものを30分/200円に改訂して儲けを増やした。そもそも10分ほどの利用者が多いわけで、駐車場側は実質10分/200円に出来た事になる。折しもワンボックスブームは平面駐車場の売り上げ増に力を貸してくれた。立体駐車場はその分値下げを行ったが、平面駐車場は強気だった。

◆ 新横浜周辺では平面駐車場のリミット価格が2.4千円前後だった時、立体駐車場は800円だったのである。だがその後ガソリン価格高騰などもあって自動車の利用台数が減少する。と、駐車場の稼働率も低下して駐車場から貸しビルへと土地利用法を変える所も出てきた。しかしこれは駐車場自体の減少が需給バランスを取った事となって生き残った駐車場は安泰だったし、一部では値上げも行われた。

◆ 新横浜ではアリーナ側(開けている側)の駐車場は高値安定的だったが、反対側は道も細くて駐車場も多い事から値崩れが起きていた。だがこれも値崩れから値上げへと変わり、一時期は千円リミットだった駐車場が数百円も値上げされた。ようするに駐車場が減ったので競争が減少したという事だ。
だがここ最近又価格破壊が起きている。ついに千円を割った価格がリミットになってきた。これなら月極を借りるよりよほど安いんじゃないのなんて言われる位だ。

◆ その理由としてコンパクトカーの増大で立体駐車場に客が流れた説がある。平面駐車場より立体駐車場の方が割安だった為もあり、立体駐車場が使える車がそちらに流れたというのだ。
ガソリン価格に敏感なように、毎日のように有料駐車場を利用する人たちはコスト意識が強い。
いくらかでも安い駐車場があれば、それが多少駅から離れていてもそこに入れる。何かで割引が使えるならば、そこを利用する。

◆ コンパクトカーと言えば、以前blogにも書いたがハイエースからの代替を考えている人が居る。
コメント欄でエルグランドが安くて良いのではないかと教えて頂いたのでそれを話してみた。すると奥様の強い要望でコンパクトカーになりそうだと言う。本人は荷物も積めるワンボックスが良いというのだが、奥様的には最近の流行みたいなスマートさを求めるらしい。とは言ってもコンパクトカーの中古は割高で今ひとつ気が進まないと彼は言っていた。

◆ そもそもビッツに4人乗車なんて狭苦しくて嫌だというのが彼の意見なのだが、奥様的には自分にも運転しやすい取り回しの良い車を望むとなる。奥様としては、確かに4人で乗れば狭いと思うけれど、普段はどうせ1人で乗るから関係ないでしょと。それに荷物を積む時だって一人で乗る時なのだから良いでしょと。これには彼も反論は出来なかったらしい。今のハイエースにしても総走行距離の8割位は1人乗車だからなぁと言っていた。

◆ こうした人たちが増えているのは事実だろうし、それが平面駐車場の価格下落を招いているのも納得は出来る。このまま平面駐車場が減少しなければ価格は下がるだろうが、駐車場自体が無くなってくると価格は下がらなくなる。以前は洗車場だった所が一時期コインパーキングになり、最近は又洗車場になっていた。


点火装置(5/18)
◆ CDI実験をやった事もあって点火に対して色々考える機会もあった。記述内容はblog記事と重複する部分もあるがご容赦願いたい。CDIにしろ誘導放電点火にしろ大気中での放電ギャップ限界は1cmを少し超えた程度だった。一般論からすれば10mmあたりの放電破壊電圧は20kV程度となる。
そこで自作分圧器を使って解放電圧を測ってみると、誘導放電時に約20kVであることが分かった。以前にCDI実験を行った時には20mm近くまで火花が飛んだ記憶があったので、意外と電圧が低いなと思った。

◆ もっとも解放電圧自体にさほど意味はなく、火が飛んでしまえば後は低電圧で放電が続く。逆に火が飛ばないとすると何をやっても火は飛ばない。
実際にエンジンの放電要求電圧はどの程度なのかと調べてみると6kV〜12kV程度である事が分かった。これが放電破壊電圧になり、いったん放電が開始されると数kVで放電が続く。ちなみに20kVの電圧があるとプラグギャップ1.3mm程度でも火が付く事にはなる。

◆ イグニションプラグのワイドギャップ化は消炎作用減少で着火成功上に役立つ。四輪車では1.1mmギャッププラグが標準的であり、以前には1.3mmやそれ以上のギャップを持ったものもあった。だが結局1.1mmあたりに落ち着くのは、それ以上のギャップを作って苦労しても効果が少ないという事なのだろう。エンジンの燃焼状態などは実際の計測ももちろん行われるが、今はシミュレーションでかなりの部分まで解析が出来る。だとすれば実際のエンジンにワイドギャップを突っ込んでみるまでもなく、ワークステーションの画面上でプラグの所をクリックするだけで済んでしまう。

◆ 少し前に書いたようにダイレクトイグニション全盛で点火関係のオカルトグッズ商売も打撃を受けたはずだ。オカルトグッズばかりではなくイグニションシステムにしてもダイレクトイグニションではいじりにくいしカネがかかる。二輪車もダイレクトイグニション化されたモデルもあるが、気筒数が少なければいじる事も難しくはない。もっとも最近の車両ならばいじらなくてもそこそこの性能は出ているはずだ。

◆ 逆に古いバイクに手を入れながら乗っている人などだと点火系の強化が動力性能向上につながったりする。とは言っても点火は魔法ではないので火の付かない混合気にはどうやったって火は付かない。あくまでも良い混合気と良い圧縮があった上での良い火花なのだ。
古いバイクでパーツの入手が難しいか或いは高額の場合はノーマルユニットを直すかあたらに作るかの選択になる。話に聞く所によれば、在庫期間の長いパーツは在庫代が上乗せされて年々値上がりするのだとか。それでも供給停止よりは良いが、古いバイクのパーツだと当時の値段の2倍にもなるらしい。

◆ 四輪車と同じく、電子回路の壊れる部分はアルミ電解コンデンサだろう。これは時間と共に容量が減少するので寿命が来るのは避けられない。最近では電源のデカップリング以外で電解コンデンサを使う事は少なくなってきてはいるが、しかし皆無ではない。一部トヨタ車ではタイミングを電解コンデンサで作っている(かなりラフな遅延回路)のだが、経年変化で設計許容量を超えて動かなくなる。バラして基板を拝めればいいのだが、モールドされているものとなると分解も容易ではないし分解が破壊につながる率も高くなる。


基準(5/17)
◆ 放射性物質による汚染基準、国が決めたものを守れ、厳しい基準を使うなと言っているのは農水省だ。国の基準に従うのは仕方がないが、より厳しい基準で判定すれば生産者が迷惑を被るというのが理由やらしい。確か国が基準を決めようとしていた時にも農水省は厳しすぎると反発していたはずだ。一体何が厳しくて何が適正なのか、どのレベルで影響があってどのレベルならば安全なのか良く解らない。これは、どこまでは絶対安全だなんて言えない数値なのであって、それも又人々を不安にさせる。何しろ原子力などに対する国の信頼性は微塵もないのだから。

◆ 販売店側は農水省の通達に反発する。成人用と乳幼児用を分けるのは解りにくいし困難、成人用の野菜と乳幼児用の野菜や飲料を区別する事は実質的には出来ず、ならば一律制限をした方が合理的だと。これに対して農水省は、50ベクレル基準は乳幼児用の食品に対する規制であって、乳幼児が食べる食品に対する規制ではないとする。フツーの人から見れば乳幼児の口に入るものは50ベクレル以下に抑えましょうねと見えるのだが、農水省にはそうは見えないらしい。
あくまでも乳幼児用とされる食品とそうでない食品の区別だというのだ。

◆ でもまぁ基準というのはそういうものなのだろう。食品に乳幼児用と記したとたん50ベクレルを超えられなくなる。以前に消費税問題で、食品に消費税をかけないとか何とか言われていた時期があった。こうなるとパッケージを非課税にするためにはイカ徳利やソフトクリームのコーンのように食べられるものでパッケージすれば良いなんて話があった。
それはともかくとして、スーパーなどが自主基準値を設けて管理しているのは消費者から見れば安心感が高い。子供の居る家庭などはなおさらで、そこのスーパで買えば全て乳幼児基準が満たされるとなるからだ。

◆ 放射性物質とは少し話が違うが中国野菜や肉の多くはガンマ線照射が行われている。日本ではジャガイモの発芽防止用としての使用が認められているが、放射線照射のイメージが極めて悪いために今は行われていないと思う。ガンマ線照射が世間に認められているとしたら、牛レバー刺身のO-157問題などもコントロールできた可能性もある。なおガンマ線照射を正しく行う限り食品が放射性物質化してしまう事はないそうだ。
ただ遺伝子組み換え植物などと同じく、全てが解明されている訳でもない所を日本人は嫌がるのだろう。でもガンになったらガンマナイフを使って治療を受けるんだけど。

◆ 原発事故から1年以上が経過した今でも、水道水は飲まず東北産の食品は買わず、出来るだけ海外産を選ぶという人が居る。もちろん何を買ってなにを食ってもその人の自由なのだが、結局これは食品の安全性に信頼がおけない事を意味しているわけだ。おそらく多くの人は放射性物質入りより放射性物質なしのものを食べたいと思うだろう。ただし需給バランスと品質は価格に反映されるので誰もが高価な食材を買えるわけではない。
福島産や千葉県産の野菜価格が安いと以前に書いた事があるが、まさにそんな状況である。これも放射線量の高い野菜が混じっているという事ではなくて、なんだか解らないけれど安全そうなものを選びたいという心理だ。


ウナギ(5/16)
◆ ウナギの稚魚が減っていて、これに伴いウナギの成魚というのかな、あのにょろにょろも高騰だそうだ。
養殖技術はまだ確立されておらず、最近になってやっと卵から育てる事に成功したばかりだ。今後研究が進めば完全養殖の日がやってくるに違いないが、その場合でも問題はコストになる。
卵から育てる手法は1998年頃に成功をおさめ2005年頃にはそれらが70cm程度まで育ったという。2010年には安定した養殖が可能になったと言われるが、あくまでも研究施設内での話にとどまっている。
日本人はウナギを沢山食べるので海外からも輸入されているが、最近では欧米諸国などのウナギなどおよそ食べない地域からの空輸も増えている。これは空輸コストなどを考えたとしても割に合うからで、従来よりもウナギ価格が高騰している事を受け手の商売だ。

◆ いくらなどもそれを食さない文化圏からタダ同然で回収してきて日本で売るみたいな商売があった。今では日本向けに輸出する産業が成り立っているが、最初の頃は産廃のようなものを日本人が買っていくと言われていたとか。北欧などいくら位食べそうな気がするのだが、現地の日本人によれば(かなり以前の話ではあるが)鮭やますの魚本体は食うが卵は食わず捨てていたのだとか。
中国人が何でも食うのは有名だが、日本人も欧米人からすればゲテモノ食いである。イカやタコなども日本人は生で食っちゃう、みたいな。もっとも最近では寿司ブームという事もあってそんな食材に慣れてきたかも知れない。

◆ 欧米でも生では食わないかも知れないがイカでもカニでも加熱調理すれば食う。シカゴなんか海から遠く離れているのにカニが食える。たぶんあの湖で捕れたものではなくて海から運んできたものだと思うんだけどなぁ。なんて話をしていたら、シカゴは物流が良いので何でも新鮮なものが手に入るとか何とか。
今でならば日本でも、東京でもサンマの刺身が食える。以前は鮮度の関係で東京の庶民がサンマの刺身を口にするのは難しかった。イカにしても同様に、これは今でも活イカは高額なものではあるのだが輸送時間の短縮と輸送方法の確立が少しだけ価格を下げた。

◆ ウナギの話になるが、稚魚であるしらずウナギの多くは台湾から入ってきていたそうだ。台湾の付近にウナギの稚魚が居るのだろう。しかし近年では資源保護の観点から輸出が規制されて価格が上がった。
それでも闇ルート経由というか香港経由というかで日本に入ってきていたらしいのだが、それも年々減少している。今年に入ってからは昨年の半分にまで落ち込む月もあってウナギ成魚の価格高騰必至となってしまったわけだ。
今年の初め頃のデータによればしらすウナギは1kgあたり200万円以上らしい。ちなみに金(Gold)は1kgあたり400万円以上する。って話ではなくて、ではしらすウナギは1kgで何匹なのか。これも個体差が大きいので何とも言えないが、だいたい体長5〜6cmのものが0.2g程だそうだ。と言う事は1kgでしらすウナギは5千匹になり、一匹あたり400円もする計算になる。これを立派なウナギに育てるためには餌も必要だし環境、何より水温維持にエネルギが必要だ。温泉地などでは温泉や地熱で養殖池の保温をしている位で、原油価格の高騰もウナギ価格に反映される。


夏モデル(5/15)
◆ 各社夏モデルの時期である。主要機種はスマートフォンでありiPhone5はどうなるのかななんて話も聞かれる。6月説があったり10月説があったりする中で国内各メーカ、各事業者は夏商戦に挑む。私自身は以前から書いているように今ひとつ踏ん切りが付かない。もしもiPhoneを使った事がなかったとしたらAndroidスマートフォンに飛びついていたかも知れない。しかしタダ配り(のようなもの)でiPhoneを入手して使ってみて、文字入力をはじめとしての操作感が私の使用法にマッチしない事を知ってしまった。Androidスマートフォンの場合は日本語入力や変換環境も整備されているし画面も大きいのでさほど悲観する事もないが、消せない不要アプリもあるし動作安定度の話もあるしで中々メリットが見いだせない。キャッシュバックを捨てる気ならば良いが、そうでないとすると2年間は持っていないと損になる。MNP利用で買えば実質タダなのだからこれは大きい。普段使っていない番号を今のうちにSBMかauに持って行っておけばキャッシュバックをダブルで使えるかも。ただし違約金などがあるので損失も出るけど。

◆ どうせ買うならLTE対応へと行きたい所だが、料金プラン的には実質値上げだし新規契約手数料は取られるし2in1が使えなくなる。FOMA契約のままXi対応機を買うとキャッシュバックの恩恵が無くなる。ケータイの方は私は従来プランのパケホーダイなので現行プランより安い。それが一気にスマホ代を取られる事にもなるので何となく悔しい。
夏モデルとしては富士通とサムスンとSONYのフラグシップモデルに期待が集まっている。解像度が高いのは結構なのだが5インチ近いディスプレイサイズとなるとタブレットに近いような気がしないでもない。確かにディスプレイサイズが大きい方が見やすいのは確かなのだが携帯性を考えると限界がある。

◆ 富士通は以前はケータイを使った事があったが最近は使っていない。スマートフォンでも発熱問題などもあったしどうなのかなと思うが、LTE対応冬モデルの中では少し小型だったかも。サムスンは余計なアプリが少ないですよとドコモショップでは言っていた。ただしサムスン独自の何かが中で動いていて、結構な頻度で通信が行われるらしい。
アプリの存在は解るようだが消す事は出来ないとの事。Androidに関してはウイルスみたいなアプリが云々の話もあるが、そもそもメーカが何を仕込んでいるのか解らない怖さもある。国産と韓国産のどちらが危ないかという話ではなく、どちらも過信は禁物だというのが答えになるだろう。

◆ iPhone関連記事でも話が出てきていたが、クアルコムのデバイス製造ラインのトラブルでコアチップの供給が遅れるなんて話もある。世代遅れのデバイスを使っているモデルは良いが、最新チップを追いかけようとするフラグシップモデルは生産体制が整わないとの話もある。LTEは電力消費問題もある。デバイスの方は微細配線化で低消費電力を狙い、システム側としてはパワーダウン時間をいかに長くできるかを追求する事になる。デバイス関連はほぼ限界に来ていると半導体設計者は言うが。これは時代と共に変わっていくものであり数年後にはきっと新たな低消費電力デバイスが登場する事だろう。あ、デバイスと言えばドコモ主導での開発セクション立ち上げ話は失敗に終わったんだったかな。


オシロ(5/14)
◆ 前回オシロに関して書いた時より、今は更に廉価版が出てきている。テクトロニクスのTPS2000Bシリーズはラインやテスト用の位置づけのモデルで安価だ。ディジタルオシロは画面の書き換え時間や残像が得られない等々でアナログオシロの代用とするには不満もあった。そこでテクトロではメモリ上で画像を重ね合わせて残像的なものを作り、それを画面に表示させる手法を採った。
TPS2000シリーズはその機能は搭載されては居ないのだが、画面の書き換え速度そのものが速くなっているので不満は少ないかも知れない。

◆ 廉価版とはいっても30万円以上のプライスであり決してオモチャチックなものではない。安さを感じるのはつまみを操作した時の反応速度などで、画面の更新速度などの性能に直結する部分は頑張ったけれど、その代わりマンマシンインタフェースはもっさりですよ、みたいな。
信号のジッタなどを見るにはアナログオシロが都合が良い。画面の残像の具合でそれが解るからで、アナログテスターの針の動きで信号の揺れを見るみたいなものだ。だがコストや精度の問題もあってアナログオシロは殆ど無くなってしまった。

◆ しかし全てが無くなった訳でもなく秋月電子では20MHz帯域のアナログオシロが3.2万円で売られている。ではディジタルオシロの安いものはどうかというと、同20MHz帯域(100MS/s)で1.66万円と安い。ディジタルオシロの場合は帯域とサンプリング速度の概念がある。
帯域はアナログオシロ同様の入力部の帯域そのもので、サンプリング速度はADCやメモリの性能だ。100MHzの正弦波であれば200MサンプリングのADCで取り込んで波形にすることが出来るが、これはあくまでも入力が正弦波の場合だ。テクトロなどでは帯域幅の10倍以上のサンプリング速度で取り込んでいるのが普通だが、安物オシロとなると帯域の2倍というものもある。サンプリング周波数が高いほど正確な波形を観測出来ることになる。

◆ ディジタルオシロだとディスプレイ部をPCに任せる形のUSB接続型などもある。手軽と言えば手軽なのだが測定器として使うとするとスタンドアロンで使えた方が何かと便利だと思う。安物の場合は精度も心配になる。時間軸精度、電圧軸精度、それに波形の再現性もある。絶対値測定というのは決して簡単なものではないので安物は安物なりの、信頼出来るメーカ製はそれなりの精度があると考えられる。オシロで波形を観測することが電圧や時間軸を正確に見ると言うことより波形の形そのものを見ると考えれば安物でも良い。

◆ 以前にも書いたことがあるが、私は中古テレビを改造してオーディオ帯域の波形を見ていたことがある。ようするにオシロなどを買う金がなかったからなのだが、それでも見えるのと見えないのでは大違いだった。それに比較すれば今は安価にオシロが入手できるわけで、何を作るにも検証を経ながら行う事が出来る。最近では自動車などの整備書を見ても波形の観測をしなければならない部分が記されていたりして、自動車用?のオシロなどもある。一方でディジタル回路などの高速化は年々進んでいて、バスの信号などは容易に観測出来ない程になっている。高速ロジックを個人レベルで自作する人はそう多くはないと思うが、高速ロジックをいじるにはそれなりの帯域の測定器が必要になる。


道の駅(5/13)
◆ スクータで出かけてトイレや休憩に道の駅は便利だ。道の駅は1991年に山口県に作られた施設であり、今では全国千箇所近くにまで増えている。運営は基本的には地方自治体だが、造った後は第三セクタ天下り会社にその運営を任せているケースもある。
この手の施設なので人が集まる場所もあればそうでない場所もあり、全体の3割程度は赤字運営だそうだ。公務員に経営させるとロクな事がないのは周知の通りだが、委託運営の場合も運営と管理を委託しているだけで収益を上げろとはいっていない。なので経営努力などとはほど遠くなり、赤字が続く。赤字が続いても自治体が補填してくれるので困る事はない。

◆ 収益は主にテナント料である。テナントとしては付近の農家などが直売的に商品を売っているのだが、いわゆる直売価格と言う程は安くない。
地元の名産品などが売られているケースもあるし、規格外野菜などが並べられている事もある。
私も買い物をした事はあるが、缶詰や瓶詰めなどは必ずしも生産地が地元と言う事でもない。
地元密接型の道の駅では地元の人が買いにくるので品質と価格のバランスが良いと言われ、そうでない施設はリピータが殆ど来ないので低品質高価格になりやすい。

◆ 赤字解消のためにはテナント料を上げればいいが、この辺りにも癒着というか色々ある。ようするに高速道路会社が赤字でも施設協会は大黒字みたいな話で、本体経営は赤字でも自治体が世話をしてくれるからそれは無視して自分たちの利益を最大にしよう的な考えもある。
道の駅運営が黒字だと自治体の行う事業の有効性をアピールするために使える。道の駅の近くに別の類似施設が出来やすいのは、道の駅に人気があるのだからと言う理由での箱物事業だそうだ。この手の箱物は国からも予算が出る場合もあるのだが、勿論全額出る訳ではない。納税者的には全額国から出る訳でもなく、運営コストも自腹なのだから慎重にとなる。所が立場が反対の自治体側からすれば、半額近くも国が出してくれるのだからそれを貰わないのは損だとなる。

◆ こうして箱物は増殖するし運営コストは嵩む。
すると財政は余計に苦しくなり、病院や学校の耐震補強すら出来なくなる。この繰り返しが現状なのである。だからと言って道の駅が悪者だとまでは言い切れない。確か以前にblogにも書いたと思うが道の駅に語呂が近い町の駅だとか道の活きだとかが出来る。最初は民間が真似してみたのかなと思っていたのだが、必ずしも全てそうではなくて自治体が運営委託している株式会社が運営している所もあるそうだ。

◆ 最近オープンした道の駅はデラックス化が進んでいるようにも見える。巨大施設化による他府県の道の駅との差別化競争みたいな流れがあるのかも知れない。個人的にはフードコート的なファストフード店があったら良いなと思う。飲食店が併設されている所もあるが今ひとつな感じの所が多いからだ。施設の規模や外観競争ではなく近年のサービスエリアのような内容勝負的なものが増えてくると面白い。


レトルト(5/12)
◆ レトルトカレーの話である。過去にも書いた事があるが、デフレだからなのか以前より安くなっている気がする。レトルトカレーの元祖はボンカレーでボンとはフランス語で美味しいという意味だ。ちなみにククレカレーはクックレスを縮めたもの。そのボンカレーの安売り価格は70円前後である。当然ながら高額なレトルトカレーの方が美味しいのはインスタントラーメンの世界と同様ではあるのだが、しかし70円のボンカレーが黄色い小麦粉かと言えばそうではなくてちゃんと食べられる。粉だけではなくイモと思われる固形物だって入っている。売価100円くらいのものになると肉だと思われる物体も見られる。

◆ 一体この原価はいくらなのだろう。と、その前に駅のカレー屋などで出されている業務用レトルトカレーの価格も調べてみる。これは数量割り引き的に沢山買うほど安くなるのだが、10kg単位で買うと1食あたりは50円前後との事だ。なのでボンカレーが箱に入って1食分で70円はまあ納得出来るかなとなってくる。ちなみにポークカレーやビーフカレーなどの業務用はスタンダードなカレーより少し割高になる。駅のカレー屋などでビニール袋毎湯につけられて温められているアレがそうだ。なお業務用レトルトカレーは賞味期限が短めな代わりに安価になっていて、これはパッケージの気体透過性の違いだとか。
売価が1食50円程度とすると部材原価は10円くらいではないかと思う。量産効果があるとは言え、結構安い。

◆ フランチャイズカレー店のルーの店での仕入れが50円程度だそうだ。個人経営などのカレー店でのルーの原価は100円を軽く超えると言うからスケールメリットは偉大なのだ。なので専門店ではない店のカレーは業務用のレトルトだし、それにちょっと手を加えている所もある。チャーハンやピラフにしたって業務用の冷凍品を買った方がずっと儲けを大きくできるし、多少の味付けとトッピングで冷凍食品らしさを多少は消す事が出来る。カレーにしても同様にスパイスの追加でレトルトらしさは抑制出来るのだが原価は上がる。

◆ 米は安い食材ではあるがレトルトカレーの安さの前では影が薄い。コメの品種や炊き方にもよるが原価として30円から50円はかかると言われる。つまり700円くらいのカレーライスの材料ベースの原価は100円ほどだ。そうそう、ご飯もコメを炊くのではなくご飯として仕入れた方が安い。今やエネルギコストもバカには出来ない訳で、最終形に近い材料を使う事が利益を増大させるコツになる。

◆ 食べ物屋は客が入れば儲かるが、回転率が悪いと場所代が出なくなる。なので原価の7倍で売るカレー屋が一概に暴利だとも言えない。原価の安い、余り美味しくないカレー屋にリピータは多くはないだろうが新規客が絶えないような駅のカレー屋ならば商売になりそうだ。これはそば屋などでも同じだと思うのだが、うどん屋系は価格破壊というか安くて美味いチェーン店、いや、一見安くて美味いかな、いい気になってトッピングしていると結構高くなってしまう訳で、でもあの価格は少なからず衝撃だった。今では似たような価格体系や似たようなサービス系のお店がだいぶ増えてきているが、それはこの商売自体が認知された事になる。


ヘルメット(5/11)
◆ 原付にヘルメットが義務づけられたのは1986年の事だそうだ。つまりそれ以前はヘルメットをかぶることなく原付に乗る事が出来た。当時は2ストローク車全盛であったと想像出来るのでかなり最高速も伸びたのではないだろうか。
ヘルメットの義務化は事故発生件数の増大から決定されたとの事で、当然の流れであったと言える。
今でもヘルメットをかぶらずに首にかけて走っている人や、どう見ても耐衝撃性に問題があるだろうみたいなかぶり物で乗っている人も居る。

◆ 原付のヘルメットの事を思ったのは自転車乗りのヘルメット装着率が高いからだ。それが一種のファッションであるとするならばアレなのだが、自転車乗りがヘルメットがないと万一の時心配だからと語っていた所を見ると安全意識も高いと思われる。実際最高速はかなり出る乗り物なので危険性は原付と同等かそれ以上だ。薄手のウエアが転倒時にどのくらい皮膚をカバーしてくれるのかは不明ではあるが、専用ウエアともなれば強度もある程度は計算されている事だろう。

◆ 一方でファッションなのかなと思ったのはウエアなども含めてカラフル化が進んでいる事からだ。特に女性などはピンクやオレンジなどの従来のイメージよりずっと明るいカラーが一般的になっていて、それらウエアによるファッションを完成させるために揃いの色のヘルメットも必要かなと。もっとも理由が何であれ安全装備を装着するのは良い事である。

◆ 小中学生が自転車に乗る時にヘルメットを義務づけている所もある。最初に見たのは東北地方だったかな、自転車通学している人がみんなヘルメットをかぶっていた。デザインも何も無いようなヘルメットだったのだが、今の自転車乗りが使っているようなデザイン性や機能性に優れたものなら小中高生にも積極的に受け入れられたのではないかと、今は思う。スケートボードやローラスケート、ブレードなど用にもプロテクタやヘルメットがあるが装着率は高くないと思う。子供用にしても転ぶ事への対策みたいな感じで、ある程度上手くなったらプロテクタは要らないねみたいな。

◆ バイク用のウエアなどでもプロテクタやパッドの入った物が多い。車のように殻で覆われている訳ではないので万一の時の衝撃は大きくなる。それを多少でも軽減する事は重要だ。オフロードなどを走る人は転倒当たり前みたいな感じで、その時に車体の下敷きになっても大丈夫なように足などにもプロテクタを付けるのかな。
教習所ではスクータに乗る人は足にプロテクタを付けていた。スクータ以外では付けていなかったのでステップか何かで足を挟みやすいとかあるのかも知れない。

◆ ヘルメットに関しては、私はシールド付のジェットヘルなのだがこの時期は虫が当たる。と言うか虫に当たって走っているこちらの方が悪いのだが、シールドが虫コートされてしまう。シールドがないと顔に直接虫が当たる事になり、それが痛いかどうかより虫がウルトラ嫌いな私はその嫌いな物体が生身の顔にくっついた事で安全運転に支障が出る事は確実である。シールドにくっついただけでも相当気持ち悪いのだから。とすると、自転車乗りは虫を顔で受けながら走るのか…


競争の時代(5/10)
◆ 競争の時代なのだけれど協調の時代でもあるのかなと思ったのがケータイ各社の絵文字共通化の話だ。私からしてみれば何を今更な感じがするが、これもスマートフォン時代になって絵文字需要が減少してきたからなのかなと思わないでもない。
KDDIは過去にHDMLからCHTMLのドコモ規格への歩み寄りを行っている。HDMLは決して悪くはなかったが、日本では流行らなかった。KDDIはiモードコンパチを謳ったことで取り残されずに済んだ経緯がある。なので絵文字共通化もKDDI的には大きな決断ではなかったのではないだろうか。
絵文字は共通化されても取り残された規格であるNCDMAはどうにもならない。様々な延命策を考え出してはいるが、最終的にはLTEで音声まで通るようにならないとダメだ。

◆ SBMは共通化路線に入って行かないようだが、孫さん的にはSBMがシェアを取れば絵文字はSBM用がスタンダードになる的な感じかも知れない。或いはAppleの手前、今更絵文字を変えてくれとは言いにくい面もあるだろう。今回はたまたまドコモ絵文字がスタンダードになったわけだが、それがどこの事業者のものであれ共通化されるのは良い事ではある。こうする事によってSIMフリー端末の使い勝手も良くなるはずだ。LTEがスタンダードになる頃には今よりもう少し自由度が上がっているかも知れない。

◆ 規格共通化は良いとして、インセンティブ合戦は一体どうしたものかと思う。以前から書いているように分離プランとインセンティブプランでは戦いにならず、インセンティブプランを貫き通したSBMにならえでドコモもKDDIもインセンティブをどんどん積み増している。それに伴ってSBMのキャッシュバックも増額されて春商戦時には7万円以上のキャッシュバックがあった。と思うとauだって負けてはおらずMNPで6万円とかやっている。ドコモだってMNPだと毎月のバック額が端末購入代を超えるようになっていた。

◆ もちろんこのコストを支払っているのは既存加入者である。分離プラン推進で既存加入者の不利益を無くそうなんて言っていた連中はどうしたのだろうか。これを見て解るように、法律で規制でもされていない限りはやったもの勝ちなのだ。特にSBMは法律の隙間を狙うような所が得意であり、それが利益につながる。以前にも書いたように広告宣伝費をインセンティブ同様使う事によって多少の事は報道側が抑制してくれたり言い訳してくれる。これが孫さんの言う所の「シェアさえ取れば全ては思い通り」なのだ。もちろん現時点でSBMはシェアを取っては居ないが、その分は金にものを言わせている。

◆ インセンティブ積み増し競争が良いのか悪いのか論はあるが、全ては自由競争なのだと思えば何でもありだ。分離プラン推進の中でSBMだけがインセンティブプランとなると公平な競争とは言えなくなるが、今は全てがインセンティブプランに戻ったのだから良いというか何というかで、これで端末販売数量などが増えてくれれば経済メリットもある。その為には縛り期間の短縮が必要だ。今や2年が当たり前になったが、これを短くして自由度を上げれば端末はより沢山売れる。するとスケールメリットが出て調達コストが安くなる。モデルチェンジが頻繁に出来るので性能向上が進む。ようするにケータイが売れていた頃と同じシステムになればいい話なのだ。


生活保護(5/9)
◆ 生活保護受給数が増えているそうだ。一つは震災などの影響によるもの、もう一つは外国人が生活保護受給のために日本にやってくることで、行政は日本人には厳しいが中国人や韓国人には優しいからだ。ようするに声のでかいヤツには従うというのが市町村役場の窓口なのである。
本当に生活が出来ない層としては高齢者世帯がある。年金だけでは食っていけないと生活保護を受ける。東京都の場合だと生活保護なら月額10万円を超えるが年金だと8万円位ではないだろうか。毎年20万円を超える年金代を払っている人が貰える金額より、何も払わずに生活保護を受給しする人の方が生活が楽になる。もちろん様々な制限は課されるが、そもそも年金だけでは生活できないのだから仕方がない。すると霞ヶ関は、生活保護費が高いからいけないのであって年金代以下にすればいいと言い始める。

◆ 最近では若年層の生活保護受給者も増えている。働かずに飯が食えるとは言い過ぎではあるが、ヤミアルバイトで稼ぎながら生活保護を受ける。消費税値上げや年金代の値上げなど、沢山カネを払っている(彼らが払っているとは限らないが)のだから(生活保護という)サービスを受けるのは当然の権利だとする考え方だそうだ。これは北欧と全く逆で、北欧諸国は税率は高いが福祉が充実している。福祉が充実しているから重税もそう感じないわけだ。
日本の場合は逆に、北欧諸国より税率が低いにもかかわらず重税感がある。これは税が無駄に使われていて国民のためになっていないからだ。で、若者たちの一部はそれを国民(自分)の為に使わせようと。

◆ 市区町村役場は生活保護費は払いたくない。九州で生活保護を打ち切って人を死なせてしまった所があったが、それは生活保護受給数が減った喜びでしか無かった。「決められたとおりにやっただけ」「死ぬとは考えていなかった」それで終わりだ。行政が国民の方を向いていないから国民も行政に協力しようなんて気にはならない。不正受給が増えると行政は不正受給つぶしと言いながら、本当に必要な部分からカットしていく。これは弱者の方が抹殺しやすいからである。結局残るのは本当に不正受給している悪い日本人や中国人だ。

◆ 景気対策や雇用対策、社会福祉が充実していれば北欧のようになれたかも知れないが、今の日本でそれは無理だ。だからといって働ける若者が生活保護を受けるのが良いとは言えない。そしてこうした事実を行政は受け止めようとはしない。理由?それは面倒だからだ。うるさいことを言う奴らには金を持たせて帰って貰う。何も言わずに密かに暮らしている老人には冷たく当たる。

◆ 社会福祉の充実はこの日本では無理だろうが、景気回復が進めば生活保護受給者は減る。つまり、生活保護費を貰っているよりちょっとアルバイトでもした方が沢山稼げるとなるからだ。今は労働賃金も安い、働き場所もないので労働意欲そのものが沸かない。では景気回復させるにはどうすればいいかだが、これに関しては日銀が反対しているのでどうにもならない。資金供給量を増やせないままデフレになっているからだし、更に財務量は増税したくて仕方がないので景気回復の新芽を足で踏みつけているようなものだ。


点火系(5/8)
◆ 昨年の今頃はシグナスを実験台にしてHIDをいじっていた。中華製は何台も開けてみたので、パワーアップだろうがパワーダウンだろうが好きに出来るようになった。回路構成は部品は異なれど、改造ポイントは似たようなものだからだ。と言っても電気部分の改造よりも配光特性などをいじった時間が長かった。電気的には放熱すれば100W位のパワーにする事も出来るわけで、しかしバルブが保たなかった。

◆ その後のいじりはスカイウエイブのエンジン系になったが、春先にかけて点火系を少しいじくり回している。点火系に関してはずっと昔にも車でいじったことがある。CDIを作ったことはなかったが、いくつかの市販品は使ったことがあった。Blogでも書いたように複合点火モノとか、怪しげな海外製とかを試してみたものだった。当時は机上で実験などの環境がなかったので実車でテスト。オシロも持っていなかったので感覚で判断みたいな。
それからすると今は測定器もあるし、いじるのは簡単である。スカイウエイブに付けて試すのもそう面倒でもないし、効果も感じやすい。

◆ 磁石ものなどのオカルト燃費グッズ登場以前は点火系のチューニング?パーツ全盛の頃もあった。ウルトラハイテンションコードとか、色が高性能を表して居るみたいな触れ込みで。高圧コードがボロになった車だとリークなどが起きて不調になるが、それ以外で変化は殆ど無いだろう。永井電子の他にもモノマグとかあったなぁ。コードだけではなくガンスパークとか、なんかその類の細々としたグッズもあった。バイク用にネオン管を入れたような光るプラグキャップがあったらしいが私は知らない。光り物はいつの世にも存在するわけではあるが、その光の元になるのはどこのエネルギなのかと考えたらモニタ目的以外の用途で煌々と光らせる気にはならない。

◆ CDIの自作記事などもあるが、みんな同じような回路だ。誰かが公表した回路が元になっているのだと思う。私は他励式で高周波ドライブを行ったのでそれらの回路とは異なるが、まあやっている事に違いはない。自励式だとSCRがONした時には過負荷でDC-DCが自動停止する(その為にトランスにフィードバック用の巻き線がある)ように作るのが普通ではないかと思う。だが多くの自作記事では商用電源用の電源トランスなどを使っていて、これだとDC-DCは止まらない。なので整流回路のインピーダンスを上げて短絡時の電流を制限するなど苦肉の策的手法が採られている。私の場合は発振回路をそのまま止めたので特別な工夫はない。

◆ CDIは放電時間は短いのだが、単気筒バイク用として考えるとチャージ時間が取れるので放電用コンデンサ容量を増すことが出来るし、そもそもが高回転エンジンなのでCDI向きだと思う。ノーマルでもCDIを使った車両があり、FIを除いて考えるとCDI化したほうが回路構成が単純に出来るのもその理由だ。
CDIの点火能力はいくらでも上げられるので面白いと言えば面白い。必要以上に上げても燃費が良くなったりするわけではないが、キャブセッティングなどが少々狂っていても火を付けてしまう位のパワーはある。でも火が付かない混合気には何をやっても火は付かない。CDIと言えども魔法ではないのだから。


テレビ(5/7)
◆ 大型液晶は製造が難しいと言われていたのも過去の話で、シャープは国内でも80インチの液晶テレビを発売する。80インチというと畳1畳分より少し大きい程度になる。薄型なので圧迫感はさほどではないと思うがそれなりに大きい。今居る部屋のカーテン1枚分を横にした感じかぁと眺めて想像してみて頂きたい。従来はプロジェクタの世界だった画面サイズに近づいた事になる。

◆ 大型テレビ需要は一定数あり、同じようなことはトヨタがレクサスに関しても言っていたっけ。エコやコンパクトが主流ではあるが、大型車や大排気量車、スポーツモデルのハイパワー車などは根強い要求があると。
メーカ的には富裕層向けと位置づけていて、富裕層は富裕なのだから高くても気に入れば買ってくれる。価格など余り気にしないかも知れないので利益を大きくできる。レクサスも出発点はそこにあったわけで、レクサス代を加算しても売れると踏んだし実際そんな一面もあった。だがその後焦点がぼけてきたりして今に至っている。

◆ レクサス立て直し計画は高級高価格大排気量大型スポーティーとの語が並ぶ。原点回帰ではないがレクサスはレクサスであるべきだとの経営判断かも知れない。
ではシャープはどうなのか。80インチで100万円近いモデルとなれば性能やデザインや品質に対する要求度も高いはずだ。これが10年前ならば40インチで100万円だったから、薄型テレビはこんなものだと思われたかも知れない。しかし今は価格レンジそれ自体が変わってしまった。

◆ 液晶テレビにしてもプラズマにしても発熱はそれなりにある。つまり電力もそれなりに使うわけで、エコに反すると言ってしまえばそうなる。なので富裕層向けというのも解る。シャープ版のレクサスというわけでもないだろうが。アクオスは一つのブランドを築き上げたのだが、最近の低価格路線の中にあっては高品質ブランドではなく単にシャープの液晶テレビの名前になってしまった。この点でもレクサスと似ている。CT200h発売時にトヨタは、レクサスだからと言って高価格では売れないと発言している。トヨタブランドの車にしても、車が売れないのではなく車が高いから売れにくいのだと言って、プラットフォームのさらなる共用化を推し進めるとした。新車開発には多額が必要だが、部品共用化を進めればスケールメリットも出せるし設計コストも削減できる。

◆ シャープにしてみればイメージを改善するためにフラグシップは必要なのかも知れず、レクサスは低価格追求よりも大型大排気量を目指す路線に回帰なのか。シャープの80インチは米国内ではもう発売していたかな。部屋のサイズが違うので富裕層向けと言うことでなくても需要はありそうだ。米経済の回復基調が伝えられる中、様々な大型商品が輸出されていくのかも知れない。

◆ 米経済失速前にはSUVブーム再来が伝えられ、これに乗ろうとトヨタはランクルをモデルチェンジしたんだったかな。だがその後の景気悪化でSUVどころではなくなった。しかし景気の回復基調が見えてくると車はでっかくなきゃダメだよねみたいな流れになってくるのが米国だ。原油価格問題などもあるので大排気量車が以前のように売れるかどうかは誰にも解らないが、エコに対するストレスも大きくなっているのだろう。


ウエア(5/6)
◆ 春になって山々は自転車だらけである。昨年より明らかに台数が増えている。もう一つ変化が見られるのがウエアだ。春物?なのかどうかは解らないがカラフルなのである。女性の姿も昨年より増えている事もそんな印象をいだく要因かも知れないが、何となく濃紺や黒っぽいウエアのイメージなのにピンクやオレンジや柄物などで走っている人を見かけると、それだけで春っぽく思える。
全ての人が同じではないとは思うのだが、自転車乗りは100km位は走っちゃうそうだ。原付でも100kmを走るとちょっとした距離という感じだが、それを自転車で行くのは凄いと思う。

◆ 一人で走っている人も居るが数台のグループも多い。全員が揃ったウエアや自転車の、学生のサークルみたいな感じのグループもあるのだがウエアも自転車もバラバラの仲間同士的グループも多く見かける。この時期にもこれだけの自転車乗りを見かけるのだから、夏になったら自転車渋滞が起きるんじゃないの?みたいな勢いである。
渋滞と言う程ではないが道の駅やコンビニに集まるバイク乗りの数も凄いなと思う。道の駅など車は駐車場待ちの列が出来ていて、バイクならばその列に付かずに入っていけるが置き場は混んでいる。道の駅によってはバイク専用駐車スペースがあって屋根付きだったりするが、到底そこに入りきれない程の台数になっている。

◆ バイク乗りにも女性は居るが、多くは原付二種クラスに乗っている姿を見かける。いわゆるスポーツバイクに乗っている方もいるが自転車乗り女性のようなカラフルウエアという感じでもない。
女性用ウエアというと山ガールを思い出すのだが、あのブームは終わっちゃったのかな。スクータで山に行くと徒歩で登っている人などの姿も見かけるのだが、いわゆる山ガールっぽい人はあまり見かけない。もしかすると歩いて登るコースは車道とは違った場所なのかも知れないのだが、でも路線バスなどにはハイカーがぎっしりみたいな光景も見かけるがウエアは地味なような… まあ春先だとキノコとか山菜狩りの人も多いのかな。

◆ さほど広くはない国道や山間の県道を走っているとバス停がある。付近の人たちの… いや、付近に家なんか無いし、何のためのバス停なのかななんて思った事もあった。が、ある時そんなバス停で多く人が下車していた。何しろ道が細いのでバスが動き出すまで後ろで待っていなければならなかったのだが、これでもかと言う程の人が下車してきた。おそらく近くに登山道の入り口などがあると思うのだが、なるほどねと思った次第だ。
その登山口と思われる所まで車で来る人も居るが駐車場がない。通行の妨げになるので駐車はするなと看板は出ているが無視されている。無余地駐車にはなるけれど取り締まられる訳でもないし、交通量も少ないから良いか、みたいな。しかしそんな所にもバスが通っていたりして邪魔になる。

◆ 今も続いているかどうか解らないがヤビツ峠の北側は道路というか崖の工事が行われていて大型ダンプが走っていた。あの道をダンプが走るのだから道幅いっぱいだ。対向車が来たらどうするんだろうみたいな感じで、スクータですら除け場所を探さないと離合出来ない。山道によっては崖がせり出しているというかコーナの山側の崖部分が道の上まで張り出していたりする。なので背の高い車が崖側に寄りすぎるとこする。乗用車程度の車高であれば問題はないが、背の高い車は注意しないと。


山道(5/5)
◆ 昨年からスカイウエイブで様々な所に出かけている。車で行った事のある場所もあるが、車では行きたくない程度の道幅の所に入り込む事が多い。例えば十石峠や田口峠にしても車で行けない事はないが離合出来ない程度の道幅の所も多いので躊躇う。対向車などに注意しながら進む事になるのでノロノロになる。スクータであれば道幅的には十分なので対向車に気をつけはするが離合できないことはない。

◆ 山道を走っていると後ろから速いバイクが追いついてくる事もあるし、少し広い道だと速い車に追いつかれる事もある。なので、そうした時には私は左に寄って後続車を先に行かせる。
逆のケースもある。山道で車に追いつくと道を譲ってくれる事が多い。山道慣れしている車にとっては普通の事かも知れないし、路線バスなども同様にバイクや後続車に道を譲る。これが走り慣れていないというか後方を気にしないドライバーだと困りもので、延々とダンゴ状態が続く。

◆ 高速道路でも同じで後ろを気にしない一台の車が渋滞を招く。最近だとエコラン派も居て、空いた道路ならば自分のペースで走ればいいと思うが後続車が居る時には周りのペースで走って欲しい。blogで過去に書いたようにハイブリッド車などは燃費重視走行をさせるようなセッティングの車もあり、燃費命で走っているような人だと後方に長い列が出来ているかも。もっともこの手の人は自分以外の人の事は気にしなかったりする。俺は環境を考えているんだとか独自理論を振り回すからだ。無駄にアクセルを踏んだり無駄にアイドリングさせている車が良いなんて事は決して言えないが、自分が絶対だみたいなスタイルのドライビングはダメである。
この先高齢化も進むしエコカーも増えるとするとスムーズな走行が妨げられる要因にもなり、それは結果として自動車運行の非効率化につながる。

◆ 車の場合だと前車を追い越したり別のルートを通る事は簡単ではない。細い迂回路があったとしてもそこに入っていくには多少の勇気がいるからだ。スカイウエイブの場合だと道路脇で一休みするにも邪魔になりにくいし、迂回路を取るのも面倒ではないので気軽だ。自分のペースで走りたければその状況になるまでそこで待っていればいい。なのでストレスはかなり軽減される。仕事とか用事があって出かける事を除けば車にしろバイクにしろ気分転換などを目的に走らせる事も多く、何かのストレスを感じるのでは面白くない。その意味で車で出かけるよりスクータで出かけた方がずっと快適だ。

◆ 以前のblogの記事のコメントだったと思うが、カブならクラッチレスのMTだからAT免許で乗れるよと。確かにカブだったらタイヤ径も大きいし悪路走破性も高そうである。カブには根強いファンも居るようでカスタマイズなどを行ったりして楽しんでいるようだ。山道では余り見かけないカブだが、道の駅ではたまに見かける。
リアに荷物を積んでのツーリングかなと言う感じで、最近では女性ライダーの姿も見かける。
スクータより硬派な感じというか拘りがあるというか、そんな風だ。スーパーカブは燃料タンク容量が少ないが、山道を走る時などは携行缶を積むなどすれば良いか。


野菜(5/4)
◆ 貧乏サラリーマンの頃、キャベツを買ってきては食っていた。何よりデカくて安いし日持ちがした。そのままむしってマヨネーズを付けても良いし、炒めても良い。何日か食べていれば飽きては来るが、食べたくない時には冷蔵庫に放り込んでおけばいい。この時期になると畑にキャベツが並ぶ事になり、キャベツの話を持ち出したくなる。
野菜作りは大変で、不作になれば値は上がるがそもそも不作なので収入は増えない。豊作になればその反対に出荷費用が売却費用を上回る。
横浜あたりだと節税のための農地が沢山あって、余程の事がない限りそこで作られた野菜は出荷されずに廃棄されてしまう。何とももったいない話なのだが出荷出来る品質の野菜を作るのと、節税のための野菜を作るのとでは難易度が異なる。

◆ レタスなどは輸入が多いそうだ。価格の割に軽いので空輸しても成り立つ。要するに日本国内での野菜生産コストが高すぎる訳だ。様々な規制などによって大規模生産が出来ない仕組みになっている。表向きは弱小農家を守るためなのだが実際の所は農協などや関連団体の利権争いみたいな部分が大きい。色々な補助金にしても会計上は農家一件あたり何百万円とかになるのだが、実際には途中でどんどん目減りしていってしまう。旧き良き時代ならぬ古くさい時代からの慣習や利権が結局は農家を苦しめる。これも各団体と自民党の結びつきがもたらしたもので、あの花畑牧場もそれに苦しめられたと暴露している。

◆ テキトーな金をばらまいておけば済む的な政策は自民党の得意とする所だ。補助金だとか何だとかを抽出しだしたらキリがないほどある。ばらまける金をいくら確保出来るかが各省庁の腕の見せ所であって、それが何に使われるのかは関係がない。勿論全てが無駄だとは言えないが、逆に全てが有効利用されているとはとても言えない。こうして農家は近代経営に向かう事が出来ず、生かさず殺さずで豊かになれない。
農業というか酪農などでもこれは同じで、おそらく10年後も50年後も変わらないだろう。

◆ なにも変わらなければ競争力も付かないままで食糧自給率の低下につながっていく。するとまた金をばらまいて農家を助けると言い出す。助けるのは痛み止めの注射ではなく、根本原因を取り除かなければいけないのに。
今年の冬というか春先は気温が低かった事や石油価格の高騰で野菜価格が上がった。日本の場合は気候変動もあるので致し方ない部分もあるのだが、弱い。この先にしたって気温や降雨量や台風などによって先が見えない。まあ天候をコントロールする事は出来ないのだから仕方のない部分もあるが、大規模農業でリスク分散などを行った方が良いのではないのだろうか。

◆ 出荷基準というか、あのあたりもよく分からない。確かに曲がったキュウリよりまっすぐなキュウリの方が調理がしやすく見栄えが良いなどはあるしトマトだって同様だ。しかし全てが規格に合致する良品とはならないので無駄が出る。
規格外は正規ルートでは売れないそうなのでゴミになる。これももったいない話だなと思うが直販などに対しては農協がいい顔をしないそうだ。管理農業は農業システムを監視しているのではなくカネの流れが管理されているだけだ。


スマートフォン(5/3)
◆ そろそろスマートフォンかなとは思っているが気に入ったものがない。Androidを選ぶならば機能を重視したい。iPhoneならばケータイと2台持ちになり、それはFelicaなどが使えないからだ。なので現実的にiPhoneという選択肢はないのだが、Androidスマートフォンというか国内メーカ製のスマートフォンの不安定さを見てしまうとiPhoneもアリかななんて思ったりする。少なくとも私が他人に勧めるならばiPhoneが安心だ。もちろん低機能なのは我慢して貰わなければならないが、その代わり初心者にも簡単に操作ができる。言うなればトヨタ車のようなものだろうか。

◆ 国産スマートフォンのもう一つ気に入らない点はblogでも触れたことのあるプリインストールアプリだ。
ドコモ製などアップデートを促すだけ促して、アップデートしたら対象外機種にされたというのだから酷い。ドコモの連中は自分たちの売っているスマートフォンは使ってないんじゃないかな。もし自分たちで使っているのに馬鹿げたことをするなら、担当者は本当のアホだ。
LTEに興味はあるのだがエリアが狭い。エリアは狭いのに対応機種を買うとXi契約しなければならない。もしXi契約を行わない場合は端末を定価で買えと言われて割引が受けられない。定価で買う代わりにプリインストールアプリを消してくれと言ったって聞いてはくれない。

◆ エリアは、都内でもまだ完璧ではない。横浜周辺となるとスポット的には使えますねみたいな感じだ。
おそらくマトモに使えるようになるのは1年先だろう。あとはauの出方次第みたいな所もあって、auのLTE整備が急速に進めばドコモも少しは焦るかも知れない。しかし2年使うとなると何とも長い。今のケータイだってまだ1.5年しか使っていない。当時はAndroidスマートフォンなど数えるほどだったのに、今やフツーのケータイが数えるほどになってしまった。

◆ 事業者はパケット代を稼ぎたいからスマートフォンを売りたい。パケット代は稼ぎたいがパケットは使って欲しくないのでWiFiを勧める。Xi対応端末を買うとXi契約を強要するならば、WiFi対応機を買ったらWiFi割引価格位付けてくれって感じ。何しろ無料のバンドを勝手に使いまくっているのだから。特にSBMはWiFiのAPをばらまきまくっているのでAP自体が混信を作り出してしまっている。2.4GHz帯を使ったコードレス電話の通話品質が確保できなくなったり、家庭や事務所の無線LANのパフォーマンスが上がらなくなったりと障害は多い。が、もちろん他人の迷惑など気にしていてはSBMではない。大きい数が大好きな孫さんのために、今日もWiFi部隊はAPをばらまき続けている。

◆ SBMを使っている人の話によれば3Gが遅くて話にならないのでWiFiに切り替えることがあるという。auにしてもドコモにしても混雑エリアでの速度低下は激しいようだがSBMは特に、だとか。もっともWiFiが速いかというとそうでもなくて場所によっては3GもダメでWiFiもダメみたいな。圏外か圏内かと言われれば圏内なのだが、使えるかどうかと聞かれると使えない。事業者はパケット代のためにスマートフォンを勧めているのだから、トラフィックのコントロールや設備状況もちゃんとやって欲しいものだ。そういえばSBMの900MHz帯整備は進んでいるのだろうか。
この夏にもサービス開始、一気にエリア化というのが当初の計画だったはずだ。


TVが安い(5/2)
◆ 液晶テレビが安い。儲からないので国内メーカの利益が出ない。店にもよるが32インチ型に1万円台のプライスタグがぶら下がっていたりする。国民年金の掛け金で32インチのテレビが買えちゃう。
画面サイズが大きくなるとそれなりに価格も上がっては来るが、50インチ級でも10万円以下で買えるものがあったりする。おそらく普通のモデルはアナログ入力端子を備えているとは思うが、ディジタル専用品だと安いのかも。アナログビデオ入力端子はアンプやADCなどを介さなければならず、コストアップの要因になる。

◆ バックライトのLED化は、最初の頃こそ珍しかったが今はLEDの方が安いのかな。冷陰極管だとインバータも必要だし壊れやすい冷陰極管も要る。寿命はLEDも冷陰極管もさほど違いはないようだが、輝度などの制御のしやすさとか扱いやすさという点でLEDが上だ。初期の頃のLEDバックライト品は発色が今ひとつだったが、それも最近では冷陰極管タイプと余り違わぬレベルになってきた。発光効率的にどちらがお得なのかは解らないが、完全固体化と言うことで今後はLED全盛になるだろう。

◆ インターネット対応テレビなどもあって、ウチのテレビもブラウザ機能などがあるがいじる気がしないほど遅い。インターネット配信番組の受像も可能ではあるが、だったらPCで見るよなぁと言う感じ。リモコンだけで操作するのは面倒だし、そもそもレスポンスが悪い。データ放送のインタフェースとしてインターネット接続は有効だが、IP放送というか通信を見るには今ひとつだ。

◆ そもそもTV視聴時間の平均値は減少しているのだからTV自体が売れなくなるのも解る。一人一台のテレビを、いや、一部屋一台だったかも知れない時代とは違ってテレビのない部屋があっても全然平気だ。娯楽の多様化というか分散化というか、放送自体にしても地上波もあれば衛星放送もあるし、4月からはモバイル放送も始まっている。通信の方では動画配信サイトありで、見たい所を早送りでもしなければ視聴時間よりもソースの時間の方が上回る。

◆ 家にいる時はテレビをつけているという人も多いが、観たい番組があるのではなく観たい番組を探しながら何となく電源を入れているという消極派が多い。
ヒットドラマなどがあればそれを狙って視聴したり録画したりするとは思うが、そうでなければTV画面は多少の熱と光を発しているに過ぎない存在になる。
TVメーカなどは小型品をパーソナルTVとして売りたい風な所もあるのだが、こんな状況なので需要が立ち上がって来ない。そういえば風呂場にテレビを付けるとかって昔流行ったというかそんなのがあったなぁ。風呂に入ってまでテレビを観たいかなとも思うのだが、風呂にスマートフォンやケータイを持って行く女性陣が居ると言うことなので対象物が変わっただけって事か。

◆ 今はケータイやスマートフォンにパーソナルな時間を食われた、だから商品が売れないと言われているのだが、ではそのスマートフォンなどは永遠なのだろうか。やがては次の商品が表れて、スマートフォンが売れなくなったのはアレのせいだとか言われるかも。家庭用ゲーム機だってそんな時代があったわけで、それこそテレビの前にゲーム機を置いて一日中ゲームをしまくっていた光景が、不自然でも何でもない感じだった。その後はお手軽なポータブルゲーム機が主流になった感もあるが、今はどうなんだろう。ヨドバシカメラなどのゲームソフト売り場は相変わらずの人出なのだろうか。


迷惑野郎(5/1)
◆ 迷惑なヤツはどこにでも居る。ゴルフ禁止の河川敷でクラブを振り回すヤツ、注意しても「みんなやってる」と開き直る。あれって練習場に行くとカネがかかるけれど河川敷ならタダだからという理由なのだろうか。打ったボールを拾い集めるのが大変そうだけれど、カネがからないから良いのかな。河川敷ではバーベキューをする人たちのゴミ問題や騒音も深刻、これから夏になれば禁止場所での花火被害もある。
迷惑釣り人も問題になっていた。立ち入り禁止場所に入り込んで釣りをする。バリケードを作っても突破する。立ち入り禁止場所が凄く釣りに適しているとかの理由でもあるのだろうか。釣りなどに関しては密漁問題もある。魚はそうでもないとは思うのだが貝類は養殖に近い形で管理されている所もあって、まあこれにしても海は誰のものなのかみたいな部分はあるんだけどね。
富士山周辺の湖ではジェットスキーを禁止場所に持ち込んで乗り回す事が問題になっていた。金網を張った所で、それをワイヤカッタで切って入り込む。

◆ 結局の所捕まらないから入り込むと言うことだろう。取り締まりが強化されて重い刑が科されたりすれば違法行為は減少するはずだ。酒酔い運転だって罰則強化が抑制に効果を発揮している。河川敷にしたって誰も居ないような場所なら別にどうと言うことはない。それこそ人里離れたようなところで、人間の力で打ったボールがどこに飛んでいっても何にも当たらないのなら勝手にやってくれである。国交省的にはボールというゴミが増えるので嫌がるだろうけど。
ところが民家が近くにあったり子供が遊んでいたりする場所でゴルフクラブを振り回されると危ない。でも訳のわからないオッサンはクラブを振り回す。

◆ 一時期のゲートボールブームの時の場所の取り合いも激しかった。公園など朝早くから老人が占有してしまって子供の遊び場が奪われる。用具入れなども勝手に設置しちゃう。地区によっては専用の場所を老人に与えたりもしたが、すると今度は別のグループが公園を乗っ取る。最近はゲートボールブームも一時期ほどではない感じもするが、あの老人たちは今頃何をやっているのだろう。
何しろ老人は早起きなので早朝から場所取りに励む。みんなの場所ですからと言ったって、みんなでゲートボールをやっているのに何が悪いと言われる。

◆ 結局人口密度が上がりすぎているからいけないんじゃないのかなぁ。公園にしても何にしても、そこに集まる人の数が多くなるので衝突する。それこそ老人ではなく子供同士にしたって小学生がサッカーのまねごとをしている横で乳幼児も砂場で遊ぶとなると危険性も排除しきれない。公園なども綺麗に整備されているのは良いがさほど広いわけでもない。広い緑地とかに行こうとすると駐車場には長い列が出来ている。緑地を求めて遠くからも人が集まってくる。ではもっと遠くの野山にまで行くかというとそれは遠い。

◆ ゴールデンウイークとなれば多くの人が様々な場所に出かける。今年はスカイツリー観光もあると思うのだが、あの一帯は急増した観光客や夜中にも騒ぎまくる人たちで大変だそうだ。経済効果は大きいのだろうが人害も計り知れないらしい。のどかな下町が観光客で一変、付近は混雑して違法駐車が後を絶たないばかりか、他人の駐車場に勝手に車を止めて行くなど、なんか桜木町の場外馬券場周辺と同じだなと思った。
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