スマートフォン(1)(6/5)
◆ ドコモも明確なスマートフォンシフトとなり,夏モデルではiモード端末の発表はなかった。スマートフォンシフトが明確になると従来型携帯電話の販売台数は減少してスケールメリットが出なくなる。当然それは端末価格の上昇につながるわけだし、事業者としてはパケット代の稼げるスマートフォンにインセンティブを出したい。結果として市場要求価格から遠ざかる事となり商品性が薄らぐ流れだ。
◆ 私は従来型携帯電話を使用している。使い始めて1.5年が経過するが、大きな不満点もない。スマートフォンの新機種が発表される度にスマートフォンにしようかと悩む所ではあったのだが、今ひとつ踏ん切りが付かない。昨冬モデルでXi対応機を見たのだが大きかった。確かに操作性などを考えるとiPhone並みのサイズが苦しい事は解るのだが、それにしても大きいなと言うのが印象だ。
◆ Xi契約必須になるのも今ひとつメリットを感じない。
現状ではエリアも狭いし通信速度にしても混雑してくれば実効速度にアドバンテージはない。無料通話分のない料金プランは実質値上げであり、通常の使用時に於いては月額料金が上昇する。2in1も使えなくなる。Xi対応機という事ではなくスマートフォン全般として2in1は使えないのだが、サードパーティ製アプリでFOMA契約であれば誤魔化して使える。
◆ 某社では政治的な要求から全社員がiPadとiPhoneを持っているというか持たされている。強者?は会社支給のiPhoneに加えて、個人でAndroidを使っているが少数だ。iPadは最初の頃こそ打ち合わせなどに持ってきている人が多かったが、時が過ぎると技術職の人はノートPCに回帰した。営業職の人などはiPadをつれて歩いているので、職種によって様々な印象である。霞ヶ関系の会議にしても最初の頃はiPadを持っている人がチラチラ見られたが、今は殆どがノートPCになった。もちろん、だからといってiPadがダメと言うつもりはない。デザイン系などの業種によってはPCよりも有効に活用できているケースも多いと思う。
◆ スマートフォンにしても然りで、技術職の人たちはノートPCを使う事が多いのでスマートフォンの出番が余り多くはない。確かに出先でホームページを見るなどする機会の多い人には有用だとは思うが、私個人としては余り必要性を感じていない。とは言っても時代だしなぁみたいな、いや、そうした理由付けをしないとスマートフォンの方を向けないんだよなぁ。スマートフォン全盛の中にあってスマートフォンを使っていない私はスマートフォンネタの提供も出来なくなっている。スマートフォンを買えばしばらくは色々いじくり回して良い点も悪い点も書いていけると思う。
◆ Felica機能などがスマートフォンに搭載されて移行の敷居は幾分下がった。5月からは転送電話の通話料が無料(家族割りを組んでいる回線の場合)になったので2in1も発呼は出来ないが着呼は両番号で受ける事は出来る。blogにも書いたのだが、現在発売中の機種以降はプリインストールアプリの通信をディセーブルにする事が出来る点も有り難い。これもblogに書いたとおり、以前はプリインストールアプリの動作内容も通信内容も通信量も完全非公開だったのだ。なのでどのアプリがどんな通信をしていくらパケット代がかかっているのかも明確ではなく、ドコモとしては「プリインストールアプリの通信かユーザの通信化の判別が出来ないので(パケット代は全て)払って頂く」としていた。
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