下地を作る(2)


前回下地作りを行ったのは2年前だ。
その後様々なワックステストを行い、塗面には古いワックスや汚れが付着しているに違いない。
そこで鉄粉取りと古いワックスを取り除く作業を行った。
鉄粉取りはケミカルと粘土で行う。
ケミカルだけでも良いとは思うが、粘土を加えた方が効率的なのは経験済みだ。
そして粘土によっても鉄粉の取れ方がだいぶ違う。
今まではだいぶ前に購入した粘土を使っていた(粘土は減らないからね)のだが、激艶に付属の粘土が余っていたのでこれを使ってみたというわけ。
これが鉄粉を良く取ってくれて、今まで使っていた粘土は何だったんだろうと言う感じだ。

これが粘土とケミカル。
ケミカルの方は能書きによれば「鉄粉や古いワックスなどを落とします」とある。
どうやらこれだけ使えば良さそうだが、念のためコンパウンド(だと思われる)も入手した。

最初にシャンプー洗車を行い、「次に鉄粉・水アカ取り」をボディーに付ける。
コイツはネバッとした液体でニオイは鉄粉溶かし剤と同じだ。
コンパウンドも入っているような感じの白い液体である。
これを粘土で伸ばすようにボディーを擦る。
そして水をかけるとこの通り。

水がはじかれずに景色が写っているのがお解り頂けるだろうか?これはルーフの部分である。
これならマンハッタンゴールドクリーナ(長ったらしい名前だ)を使うまでも無さそうだが、一応実験のために塗ってみた。
コイツはまあ、普通の液体ワックスのような感じである。
が、磨き傷が消せるほどのコンパウンドは入っていないようだ。
年に1回くらいの下地処理なら、もっとコンパウンドの入ったもので磨き傷を消した方が美しく仕上がる。
今のところは気になるほどの磨き傷もないので、今回はこれでヨシとした。
下地処理の後は激艶クリアを塗りたいところだし、これからの季節は降雨量も少なくなって激艶には良い季節である。
が、安売り品にお目にかかれなかったので今回はイオンコートを塗った。

これはルーフの部分である。
激艶クリアのヌメッとしたようなツヤこそ無いし、固形ワックスのようなツヤでもないが、このイオンコートはコート剤としてはツヤが良好な方だ。