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携帯電話基地局免許数


  • Posted by: F&F
  • 2008年10月22日 11:10

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不景気風が吹き荒れる中、SBMは先月よりも増局数を落として資金流出を防いでいるのか。
私が良く出掛ける数カ所でSBMは圏外なのだが、それはほぼ1年前と全く変わっていない。

一方のドコモはエリア改善宣言を反故にしないためか改善効果の見られる場所がある。
従来何度も指摘している首都高速中央環状線などは未だ完璧ではないが実用に耐えるし、ベイブリッジ上でも切断が起きなくなっている。

ドコモの基地局免許数は7万目前で、そろそろグラフのスケールが足りなくなる。
思い起こせば2年前、SBMの基地局が劇的に増えるという話からこのグラフを作り始めたのだった。
しかし基地局大増設宣言後もそれは増えなかった。

SBMな人は発注に時間がかかるとか工事業者が手配できないのだとか、様々な言い訳に苦しんだ。
大増局宣言から半年が過ぎた頃に中継器の購入契約を韓国メーカと結んだとのニュースが飛び込んできたが、その価格から台数を想像する限りたいした量ではないと感じた。
そして季節は冬を迎える。
雪で工事が出来ないとか、春先になれば急激に増えるとか、一日数百局作るとか、そんな夢のような話をSBMな人は長文で綴っていたっけ。

しかし悲しいかな基地局数は増えないまま約束の期限を迎えた。

結局は基地局大増局は孫さんの希望?いや、もしかしたら希望ですらなく数字を並べただけかも知れない。
なぜなら4.6万局の根拠はドコモを超える事だけだったのだから。
そして今もその数字は達成できていない。

SBMな人は1年も前から中継局と基地局は同じだと言い張るも、誰にも賛同して貰えない。
そりゃそうだ。
同じだったら同じ免許で良いはず。
同じだったらフェムトセルの免許問題でもめたりしない。

そこでSBMな人は考えた。
SBMが中継局を混ぜて適当な数字にしたのだから、ドコモも中継局を混ぜて比較しようと。
しかしこれにも穴があった。
SBMの中継局数が明らかになっていない。
客観的数字がないのである。

やがて松本氏や宮川氏がSBMネットワークの弱さや欠点を認める発言をし、この基地局問題には一定の解決を見たような気がする。
すなわち、宮川氏の言うところのなんちゃって基地局で数を水増ししたという事実である。
所がその数が出てこないわけで、もしもRF Window社のものが主体だとするならばその数は数百から千程度だと思う。

孫さんは5万局(?)だとか言っているようだが、実際には基地局3.6万+中出力中継局0.1万+屋内中継局0.3万くらいではないのだろうか。
屋内中継局がドコモ並み(SBMな人によればドコモ以上?)に整備されていれば商業施設などではもっと圏外が少なくて良いはずだ。

エリクソンによる基地局設備の更新や来年早々と言われているフェムトセル配りにも資金難の影響が出始めているというウワサ(あくまでも噂のレベル)もあり、今後の動向が心配されている。

しかしである、目標どおりの基地局大増設は夢と消えたのだがSBMで唯一最大の基地局増局数を記録したのが2007年の3月期、まだ増局意欲のあった頃、元気だった頃の数字なのだ。
その後はすっかり意欲を無くした。
基地局に金をかけるより顧客獲得にカネをつぎ込んだ方が余程お得だと感じたのだろうしそれは事実だ。

あくまでもエリアや信頼性、次世代投資などを進めていくドコモとは対極の関係になるSBM。
異なるビジネスモデルのどちらに加入者が引かれていくのかは見物だと思う。

   

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