今週は？日本の経済は？

金曜日の為替は凄かった。
何と朝方から夜半までで8円も円高に吹っ飛んだのである。
今週はどうなるのか？株価は大丈夫なのか？

チャートは週足なのだが、3月の暴落の時にも驚いた。
だが金曜はそんなレベルではなかった。
95円を割りそうで割らずにしばらく攻防が続いた。
もし95円を割れたら怖いなと思っていたところで急に値が吹っ飛んだ。
その時にはすぐに値が戻ったが、再び急速な下落に転じて90円台にまで入ってしまった。

NY終値は94円前後になってはいるが、おそらく株式市場は円高を嫌気するだろう。
ユーロも115円を割り、値段だけ見ているとユーロなのか少し前のドルなのか分からないと笑い話が出るくらいである。

株にしても為替にしても、買いのポジションを持っている人にとっては地獄の金曜だったに違いない。
そして何とか首の皮一枚でつながっている人も、明日のオセアニアオープン、東京タイムが気になっていることだろう。

為替のチャートを見て分かるように、3月の95円台から8月には110円まで回復している。
暴落を見ると二度と価格が上がらないのではないかと悲観的になりやすいが、少なくとも為替は動く。
このあと日本の不景気と米国景気の持ち直しが起きれば、今とは全く逆に日本が売られる状況にならないとは言えない。

株価はどうなのか。
3月の下落から一旦は戻したのだから希望はあるだろう。
しかし今回の下落率はかなり大きく、1.2万円までそう簡単に戻すとも考えにくい。

今は株価暴落に驚いている段階だ。
この後は株価低迷から来る企業の資金調達や信用不安などへの影響が出てくるだろう。