7千億円

日経平均は上げた。ドルもユーロも上昇した。
NYダウ先物も上げてのスタートになっている。
ここの所の株下落にも歯止めがかかるのだろうか。

ソフトバンクは時価総額7千億円企業になってしまった。
ストップ安にはならなかったが、終値は650円だった。
少し前までは2兆円企業だったのに、何とも激しい下げである。
明日の決算発表が好感されればストップ高の連続なんて事にならないとは言い切れない。
逆に内容が悪ければ更に売られるだろう。

ソフトバンク株が上がって信用回復となると、それに伴って資金調達がしやすくなる。
ソフトバンクは借りた金を担保に又金を借りるみたいな商売なので、一旦資金が流入しはじめるとすぐ元気になる。
今はその逆なので苦しい。

ソフトバンクの有利子負債がいくらあるのか知らないが、設備の一部はリース（ベンダファイナンス）なのでそれを合わせると2兆円は軽く超えるのだろう。
おそらくはそのリース枠も残っていないと思われる。

しかし、そんな経営的逆風の中でもスパボ期限切れ客を離すまいとするソフトバンク対引きはがして自社に加入させようとするau(ドコモ)の戦いを見てみたいものだ。
噂によればauはMNPの時に用意した顧客獲得費用並みの金額を餌に客を釣るという。
もちろん自社の客も逃がさないために、特定機種とはいえ機種変更にもキャッシュバックを設けた。

ドコモがどう出るか分からないが、同じように激しい競争を演じてくれれば加入者にもメリットになる。
何せ減収ながら増益なのだから(2Qはどうか分からないが)、キャッシュバックでも割引でもして新規加入者のみではなく既存加入者にも良い思いをさせて貰わないと。