無線LAN流行らず

ドコモはN906iLを無線LAN対応とし、専用のサービスも開始した。
もしかしたら後から対応モデルが出るのかも知れないが、いわゆる冬モデルで無線LAN対応を謳ったものはないようだ。
(見落としているだけかも)

確かに事業者からしてみれば無線LANを使ってくれた方が無線帯域を消費しない分だけお得ではあるのだが、ドコモ方式の場合は一旦ドコモネットワークにデータを持ってくるため有線部分の帯域は消費する。
使う側からすると3Gと無線LANのデュアル待ち受けに設定しておくと電力消費量も多くなるし、一々切り換えるのも面倒だしということでプライベートユースだと無線LANを積極的に使わなくなる可能性もある。
パケット代云々と言ってもパケ・ホーダイに加入している人ならば関係ないし、HSDPAエリアも相当広がっているので速度的にもまあ我慢できるだろう。

そう言えば孫さんはiPhoneで無線LANを使うことを強く推奨していた。
SBMネットワークはキャパシティが危ないだろうし、HSDPAエリアもなかなか広がらない。
しかし孫さんと言えばネットワーク設定に相当な時間をかける人である。
iPhoneの無線LAN設定に30分を費やし、少し移動して別のホットスポットエリアで30分を消費し…

伝送速度的に見てもホットスポットも7.2MbpsのHSDPAもさほど変わらないかも知れない。
そう考えると携帯電話系に無線LANを使うのは、設定や接続が自動で行われてシステム間ハンドオーバもシームレスで行われてと言う風にしないと一般受けはしないと思う。