保証はマイナス

新製品発表会の時の質問で、SBMは他社並の3年保証制度などを導入する予定はあるのかと聞かれて孫さんは消極的解答をした。
同様に保証制度に関しても他社並にはしないのかと質問が飛んだ。

一旦売ったものは早く壊れてくれた方が良い。
出来れば保証などしたくない。
それが本音だと思う。

では保証制度はどうするかと言えば、保証のための保証ではなく保証と言って金を稼ぐ保証みたいな感じは各社共にある。
確かに全損や水没を考えると保証プログラムがあった方が良いとは思うのだが、ドコモの場合はプレミアクラブとプレミアステージとDCMXゴールド会員だと実質的には保証と同じくらいの内容になっていたはずだ。

孫さん曰く、SBMの場合は単一な保証ではなく色々パックに詰め合わせているので価格を見ると高額だが内容はお得だという。
よくテレビショッピングなどで言う「今ご注文いただきますと同じものがもう一台…」そんなのイラネーよ、みたいな詰め合わせだったりして。
SBMの場合は保証制度に入ったとしても、その内容は勝手に変えられてしまう恐れがあるのでリスクもある。

3年保証や加入者が納得できる保証制度を提供するためには、製品にそれなりの信頼性が必要だ。
信頼性を高めるためにはコストも上がる。
保証適用で修理を実行するためには各パーツ(実際には基板レベルや製品レベル)の在庫も必要になり、そのコストだって加わる。
携帯電話の部品の多くは進化が激しく、ほんの1年前の部品が今は廃盤で新製品になっているなんて事は普通なのだ。
従って従来部品が無くならないうちに修理用として予備品を作っておかなければならない。

長期保証は事業者としては難しいところなのだろう。