- 2008年11月 4日 21:22
携帯電話基地局に関していくつかの質問を戴いた。
公開をご希望なので、それに分かる範囲でお答えしたいと思う。
どうやらあの人がまたまた暴れているらしく、事の真実はどうなのかとのことでmailを戴いた。
主張は1年前と変わっていないようなのだが、SBMが中継局も基地局と言っているとの理論補強のためか、最近ではドコモも同様に中継局を基地局と言っているのだと方針を変えたようである。
まこの点は好きにしてくださいとしか言い様がない。
ちなみに基地局と中継局では免許が違うので厳密には違った無線局になる。
フェムトセルの免許問題に関しても、中継局ではなく基地局扱いになると言う点で簡易手続きを総務省が拒んだ経緯もある。
Q1:免許が交付されて開局していない局はありますか?
A1:通常の無線局は落成検査などがあるので未開局状態では免許は下りませんが、携帯電話基地局の場合は認定機器による手続きが多いと思われるので未開局がゼロとは言い切れないと思います。
建前上は電波を出せる状態になっている局に対して免許状が交付されるべきものです。
Q2:ドコモなどマルチバンド局はバンドの数だけ免許が必要ですか?
A2:不要です。マルチバンド局でも免許周波数帯が増えるだけで局免は1つでかまいません。
マルチバンド局ではなくシングルバンド局を2つ同居させる場合には別々の免許になると思いますが、バンド間ハンドオーバなどの制御系を考えると別々にする意味は余りないと思われます。
Q3:PDCとW-CDMAの免許は別ですか?
A3:別にも出来るし一緒にも出来ると思います。ただ普通は設備自体が違うので別の免許になるでしょう。
Q4:中継局のデメリットは?
A4:パワーコントロールの精度が落ちる、HSDPAなどタイムスロットで区切ってフルパワー送信する基地局があると非HSDPA通信を妨害する恐れがある、セクタコントロールがしにくい、発振しやすい(干渉防止回路では信号純度が落ちる)、セルエッジ問題が顕著になる等々があります。
また収容者数を増やそうとするとIMの問題が出てくるので、無理して使うと周囲の通信品質を劣化させてしまいます。
Q5:中継局のメリットは?
A5:安い。クローズ空間(トンネル、地下街など)で収容加入者数が少なければ有効に働きます。
Q6:SBMは電波が悪いですか?
A6:地方都市ではそこそこ使えると思いますが、少し山間部などに入ると圏外になります。ビルの中はダメです。これは都心でも同じなのですが、都心だと混雑と思われる接続不良や切断が多いと思います。
ただ全体的に見ると小規模ビルが少ない(小規模ビル内に行くことが少なかった)地方都市の方が不便を感じないで使えたと思います。
FOMAがかなり改善されてきているので差は小さくなりましたが、SBMの方が電波状態の良い場所もあります。
ところがSBMは全く改善が見られないので、1年前に圏外な所は今も圏外なばかりか加入者数が増えたことにより混雑時間帯には電界強度が弱くなっているエリアが確認できました。
(CDMA方式ではセル内収容者数が増えるとセル半径が小さくなります)
以上です。
以上なのですが、この書き込みがソースだとかやらないでくださいね。
そんな事を書いてもF&Fは頭の悪いアンチと書かれてオシマイです。
総務省とマスコミが認めたという、あのフレーズをペーストされるだけでしょう。
荒らしは相手にしないこと、これに尽きると思います。
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