210円の価値はあるのか

iコンシェル、月額210円
果たしてその価値はあるのだろうか？

便利な機能としては電話帳などに登録された電話番号をタウンページなどと照合して、店舗や企業であればその住所や営業時間が追加されると言うもの。
面倒な登録はiコンシェルに任せて、とりあえず電話番号だけ入れておいてみるか、というような使い方は出来そうだ。
この電話帳やスケジュールのバックアップ機能代と考えれば210円のうちの105円分くらいは価値を見いだせる。
現在でも電話帳お預かりサービスは有料な筈だ。

そこから一歩進んだ情報提供機能の方はどうだろうか。
企業系だとキャンペーン情報や特売情報などが配信されると言うが、これも意味ないものが一律配信されたのでは単なる広告に過ぎない。
例えばANAのサイトに登録したからと言って自分が乗る便とは全く関係のない航空機の遅延情報が送られてきても困る。
予約や空席待ちなどに連動した情報であってこそ魅力的だと言えるわけだ。

マクドナルドも提供企業に入っているが、こちらはもっと大変だろう。
加入者の腹の減り具合まで察知できなければiコンシェルとは呼べない。
腹は減っているがマクドナルドは近くにない、そんな時にこれは美味しいですよ〜割引しますよと情報が来たら腹立たしいと言うもんだ。

iコンシェルは30日間無料で利用できる。
この間に「なかなか良いじゃないか」と思わせることが出来るのか？「なんだ、ichの焼き直しか」程度に思われるのか？ドコモの腕の見せ所だろうが、私自身の期待度は低下気味である。