- 2008年11月 7日 15:20
昨年はWiMAX騒ぎみたいになっていたが、今年はLTEの話題が多い。
KDDIは次世代でLTEを採用決定、SBMは実証実験を行う。
ドコモやKDDIは以前からOFDMによる伝送実験を行ってきた。
SBMは主に資金的理由からHSPA+を採用するのではないかと思われていたが、中国ベンダの協力で実証実験を行う。
エリクソン主導によるHSPA+なのか?コストメリットの大きい中国製基地局に入れ替えるのかは見物だ。
vodafone時代の旧型基地局の多いSBMはどちらにしても、つまりHSPA+を行うにしてもLTEに行くにしても大変だ。
いや、ドコモもKDDIも大変さ加減は同じようなものなのだが、資金調達などの問題がSBMにはある。
もう一つはやはり技術的問題だろう。
買ってきたものをそのまま使ってうまく行くほど移動体通信は甘いものではない。
cdmaOne導入時の旧セルラーグループを見れば分かるように、ベンダの言うとおりにセッティングしても日本の通信事情には合致しない。
様々なパラメタをその環境に合わせて調整していくには膨大なノウハウが必要となる。
これがcdmaOne導入時に「CDMAは生き物のようだ、放っておくと死んでしまう」と言わしめたゆえんである。
セル内加入者数やエリア設計、セル内の建造物にまで気を配っていなければベストなサービスは行えないのだという。
パラメタ一つで移動機の電池の持ちさえも変化してしまうのだから大変だ。
LTEへはW-CDMAなどからシームレスな移行を目指すと思われるが、周波数帯の問題も含めて悩むべき所は多い。
通信方式や符号化方式の違いによる遅延時間の差は、システム間ハンドオーバの処理を難しくする。
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