- 2008年11月 8日 15:28
移動体通信事業というのは大変である。
何が大変かといって、全国くまなく基地局を建てまくらなければいけないからだ。
加入者が少なくても、例え1人しか加入者が居なかったからと言って基地局が1つで足りるわけではない。
1人だろうが100万人だろうがほぼ同じような数の基地局が必要になるのだ。
vodafoneを買収した当時の孫さんは、その当時のエリアが極めて貧弱なことに気づいていたはずだ。
そこで基地局を増やすと約束した。
その数はドコモを抜くという目的のために4.6万局と言ったが、エリア整備に必要な局数と言うよりもドコモの上を行きたいという思いから出た数字だ。
つまり自社ネットワークを他社と遜色ないものにするためにどの程度の整備を行ったらいいのかが分からなかったのだろう。
でドコモを抜くと言っちゃった。
結果はご存じの通りドコモを抜くどころか、未だに4.6万局に達していない。
もちろんSBM基準による脳内基地局は5万を超えたつもりになっているとか何とか。
まあこれは皆さんご存じなので良いだろう。
SBMは資金事情もあって設備投資は縮小や凍結となっている。
ここはメディアなどにも突っつかれる点なのだが、孫さん的には3年分を前倒しにしてやったから十分なエリア展開が完成し、今後大型基地局は建てる必要がないとなる。
この3年分に関しても、一応vodafoneが計画していた3年分を1年で行ったというのだが怪しい。
何故ならばvodafoneは中継局をばらまくようなネットワーク構築を考えていなかったと想像できるからだ。
そのvodafoneが考えていなかった3年分って???
いやいや3年分とは基地局数のことではなく投資金額なのだという人もいるだろう。
所がこれを計算してみても3年分には全く足りない。
従って設備投資金額の3年分を1年で使い切ったとも言えない。
結局これも孫さんの脳内基準に基づいたもので、孫さんが3年分と言ったから3年分なのだくらいのものでしかない。
で、結局現状がどうなっているのかもよく分からない。
基地局数が3.6万程度だと言うことは分かるが、中継局がどれだけあるのかは謎である。
SBM的にはここは謎である必要があって、だってホームアンテナ以外の中継局が5千しかないなどと免許情報に表れてしまったら又ボロが出てしまう。
ソフトバンクの決算書がとても良くできていると指摘しているページがある。
決して粉飾など法に触れるものではないが、合法的に出来る手の限りを尽くしてデカく見せかけていると。
基地局展開に関してもこれと全く同じではないのだろうか。
決算書は専門家が調査すればハリボテが見え隠れはするが、合法だから文句を言う筋合いではない。
基地局の方は実際にエリアが広がっていないことからSBMの言っていることと乖離があるなと、実感するだろう。
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