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なんだかきな臭いぞ


  • Posted by: F&F
  • 2008年11月19日 18:18

ソフトバンク経営破綻説はADSL事業の頃から流れていて驚きもしない。
モバイル事業売却説もあったわけだが、でも当面は大丈夫だろうと言われていた。

Vodafone売却前には事業利益が大きいように見せるために設備投資を極端に抑えながら、顧客獲得を熱心に行った。
これは成長性をアピールするためなのだ。
設備投資を抑えたために旧態化した基地局などがそのまま残った。
孫さんは3年分前倒しで基地局を増やすとか何とか言ったが、そもそも設備投資を抑えていたvodafoneなので3年分と言ったって何やらよく分からない。

現在のSBMはどうだろうか。
2Q決算は減収減益である。
顧客獲得にはカネをかけ、連続純増記録を伸ばしている。
一方で設備投資はギリギリまで抑える格好でエリア整備も凍結ならHSDPAエリアも広がらない。
エリア整備や次世代投資も、話だけはあるが現実には動きがない。

そんな経営状態からモバイル事業売却の噂が立った。
ただソフトバンクとして大きな売上比率を占めるモバイル事業を手放すのだろうかとの意見もある。
しかも現状モバイル事業の殆どは証券化などで金に換えられており、価値を失っている。
この不景気の中で価値のないものを買う企業などあるのか。

ところが水面下では売却先を模索しているという話がもやもやとわき上がってきた。
真実なのかそうでないのかは当事者にしか分からないが、SBMはもしかするとアジア系企業の名前に変わるかも知れないというお話である。

   

Comments:3

PE 2008年11月20日 00:50

結局のところ資産デューデリジェンスの失敗でしょうね。vodafoneを買い取ってみたはいいが、とてもじゃないが2兆円近くの価値なんてなかったということなのでしょう。あとはADSLの販売手法が消費者に全く通用しなかったと言うことでしょうか。っていうかこれが一番の誤算だったのかと思います。「歩」をひっくり返してみたら「と金」ではなくて「歩」と書いてあったみたいな大誤算でしょうね。

さらに買収してからこんなにも基地局等の投資が必要だったなんて思ってなかったのでは?今後を見通してみても借金を返しながら新しいサービスやLTEの投資なんてとてもじゃないが無理と水面下で判断しているのではないでしょうか。でもここまでいじくっておいて、買う企業はないでしょうね。

F&F Author Profile Page 2008年11月20日 09:42

雑誌では中国電信の名前が出ているみたいですね。
まあこの手の噂は春先から出ていたわけで、でもそのうち立ち消える。
ベンダファイナンスの話と同じで交渉決裂なのかも知れないです。

aquila 2008年11月20日 10:32

 件の雑誌記事では、中国電信への売却話は融資を引き出すための交渉材料だろうと分析されていました。とはいえ、国が売却を許可するとも思えず、交渉カードとなるかどうか疑問です。抱える負債が大きすぎるから、そうそう潰せないだろう、と同じたぐいの、手前勝手な願望でしかないように思います。

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