- 2009年1月15日 17:31
SBMの新製品発表会は良い感じだ。
昨年の夏などは芸能人交えでなかなかの雰囲気を出していた。
冬は残念ながら派手さ加減ではドコモにも及ばぬ発表会だったのは、多少なりともキャッシュを減らしたくなかったからだろう。
3Q決算期を逃れる春モデルはお笑い芸人を登場させるという。
ロンドンブーツなど出演料もバカに出来ないのではないかと思うのだが、最近はTV局の景気悪化の影響を受けて出演料相場も低下していると聞く。
新製品発表会と言えば新製品が主役である。
つまりそこに有名人などを登場させてしまうと新製品の影が薄くなる。
これは女性の下着広告や化粧品広告のモデル選択にも言えることで、自分と比較して更に美しい人をモデルに起用するとそちらに目がいってしまうと言うヤツだ。
もうひとつは新製品発表会を派手に行ったとしてもマーケットに与えるインパクトが大きくなるとは限らないこと。
SBMでは一般人を招待するようだが、これまでは業界関係者などが来賓者であるから興味はモデルではなく新製品の方だった。
TVに報道されることなく行われる発表会、これが新車発表会とかだとニュースになる場合もあるのだが家電製品では一般マスコミに取り上げられもしない。
ではそんな発表会に何故SBMは金をかけるのか。
一つは話題作りだと思う。
一般人を招待することなどで話題性を演出し、それがblogにでも書かれれば儲けもの。
もうひとつは芸人を目立たせて新製品の影を薄くすると言う、これまでの新製品発表会と逆を行くのではないかと言うこと。
端末販売台数激減でSBMは相当苦しめられている。
冬モデルを見てもハイエンドは実質2機種のみ、あとはミドルレンジや海外調達スマートフォンなどだった。
春モデルもハイエンドが1.5機種(!)くらい登場するようだが、それだけではインパクトが足りない。
発表会で目を惹くのは、それが売れようが売れまいがハイエンドだ。
車で言えばGT-Rは目を惹くが、マーチは脇役みたいな。
でも実際にはパステルカラーのマーチなんかがよく売れる。
SBMでも同じように売れ筋はミッドレンジからローエンドだろう。
それを売るためのフラグシップが必要なのだが、端末開発費をかけずにこれを芸人出演料に交換してみたとは考えられないだろうか。
当然の事ながら出演料の方が安いし仕入れリスクなどもない。
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