- 2009年1月28日 14:03
KDDIの小野寺社長は、LTEはW-CDMAと親和性が高いと言われるがそうではないと語った。
確かにW-CDMAとLTEは違うものではあるのだが移行の容易さを考えるとW-CDMAに近いものであるとも言える。
そのひとつが地上系のインタフェースで、元々はGSMに合わせて作られたそれはLTEでも使われる。
もうひとつは帯域で、W-CDMAの公称5MHz幅はLTEのサブセットになる。
cdma2000系はナローCDMAなのでこの点で相違があると言える。
確かに基地局設備を新設する場合にはどちらでも良いわけだが、SDR的な動作をしている最近の基地局は機能を限定するか一部機器を増設すればLTEにも対応が出来る。
パフォーマンスなどの点を考えるとおそらく基地局は新設になるとは思うが、移行に対するハードルという点ではcdma2000より低いのではないだろうか。
3GPP2ではcdma2000から他方式(つまりLTEね)への移行に関することが議題になるほど。
既にcdma2000は過去の技術になってしまったわけだ。
KDDIはこの、ウルトラカネのかかるLTE化を推進することになる。
cdma2000のまま2GHz帯を整備しその後徐々にLTE化に進む道もあるのだが、投資効率から行けば一気にLTE化を進めたいと考えているのではないだろうか。
その点から行くと新規割り当てを受けられそうな1.5GHz帯でcdma2000を継続していった方がエリア確保が簡単だ。
1.5GHz帯は10MHz幅でしか確保できない公算が高いが2GHz帯ならば20MHz幅で使える。
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