- 2009年2月16日 21:15
下の記事でも書いたのだが、法人向けスペシャルプランの料金は6千円前後であり個人向けの貸与システムでも4千円前後は取れる。
http://www.fnf.jp/blog/2009/02/fnfblog0897.html
ホワイトプランベースなのでSBM間の通話は準定額になり、その他に合計2万円分以上の無料通話が付いてくる。
ここだけを考えるとSBMの儲けは無いどころか赤字にもなりうる。
しかしSBMはこのプランでの販売をやめようとはしない。
その理由としてARPUの数字が欲しいのではないか。
純増数を確保するためスパボ一括売りや倉庫契約を増やしたいが、そうするとARPUが下がってしまう。
2Q決算時には3QではARPUが下げ止まると予想されていたのに、残念ながら下落は止まらなかった。
純増数を誤魔化すのは不可能ではないが、ARPUは決算書から計算することが出来るので誤魔化しが簡単ではない。
しかし営業費用をARPUに付け替えることは出来る。
SBMとしての儲けは当然減るのだが一見儲かっている風を装うことは出来、営業費用はかかったが高ARPUなユーザが増えたと言い訳できて見栄えが良い。
高ARPUなPC定額の客を増やしたいのも同じ理由だろう。
結局はEMに持って行かれてしまうのだが、少なくともARPUの数字をかさ上げする効果はある。
とにかく数字に拘りたい孫さんの経営方針としてはとてもうまくマッチする方法ではないか。
普通のMNO事業者は儲けの中から設備投資を行う。
MVNO事業者は儲けは少ないが設備投資が不要なので経営が成り立つ。
ではMNO事業者がMVNOを行うとどうなるかと言えば、MVNOとしての利益を出すことは出来るがその利益によって設備に投資することは出来ない。
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