- 2009年2月19日 10:45
Verizon Wirelessは2010年からLTEによる商用サービスを開始すると発表した。
利用する周波数帯は700MHz帯だそうだ。
LTEではMIMOが必須になっているので低い周波数でそれを実現することは難しいと思う。
端末内に相関のない2つのアンテナ(1つでも出来ないことはないが演算量=消費電力が増大する)を実装するのは難しそうだ。
周波数は700MHz帯のCブロックで22MHzの幅がある。
ドコモも2010年の商用サービスを目指していると伝えられるが、果たして世界初の商用サービス開始は日本か米国か。
全てのエリアをHSDPA化したドコモにとって次のステップはLTE頼みかも知れない。
ドコモやauのサービスは現行方式とLTEのデュアルモードが主体となるはずで、これにGSMも突っ込めば3モードのトリプルバンドか。
おそらくauも比較的早い時期にLTE化に着手してネットワークキャパシティと伝送速度に力を入れてくると思われる。
何故ならばcdma2000での追加整備はコストの無駄だからだ。
SBMはLTEはカネがかかるから当面やらない風なことを言っていた。
HSPA+が次のステップになるのだが、それ以前にHSDPAのエリアを拡大しないことには話にならない。
それには旧vodafoneの古い基地局を新型に入れ替えねばならず、だったらLTEに行っても良いような気もする。
ただしLTEではMIMOなどもあるので確かにカネはかかるし、よりマイクロなセル構成にしなければパフォーマンスは出せない。
もうひとつの問題はばらまき過ぎた中継器やホームアンテナだ。
条件付きではLTEを通せるとは思うのだが、そもそものセル設計も違えばパワーも感度も、中継器側からすればバックオフもスプリアス規定も違うのだから厳しいだろう。
当然この問題はHSPA+でも起きる。
最も簡単な解決策はホームアンテナをフェムトセルに入れ替えるか、カネがなければ撤廃してしまうことだ。
そうした上で屋外基地局の整備に力を入れるのが正しいと思う。
たぶん松本さんあたりも、カネさえあれば出来るのにと思っているに違いない。
しかし今の経営状態で数千億円規模の投資をすればご自慢のFCFがあっと言う間にマイナスだ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090219/325075/
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