NYダウ下落だが

NY株安が止まらない。
しかしさほど円高に傾いているわけでもない。

もしも従来のように円が強かったなら、USDは80円台半ばまで下げていても良いはずだ。
昨日は94円台から始まり、一時92.5円前後まで値を下げたものの93円辺りまで戻して引けた。
つまり円が買われるのではなく、ドルが売られただけだと思う。
例の中川事件以降リスク回避の円買い神話も崩れ始めたと言うことなのか。
売られすぎ感もあったEURも対円に関しては119円台となっている。

日本の経済悪化率を麻生首相は極めて楽観的に見ているようだが、実は先進諸国の中で最も深刻なのが日本なのだ。

以前にも書いたことのある投資会社の人は円高が大好きである。
思ったように円高に進まないと「異常な買い支え」「これはもはや相場とは言えない」などと怒りを露わにする。
ただ、その円高期待が何に起因するものなのかの理由は書かれていない。
日本の円が強くないと俺はイヤなんだ、そんな感じなのかも知れない。