- 2009年2月23日 12:19
800MHz帯の再編でソフトバンクが一人で暴れたときの記録、今読み直してみてもなかなか面白い。
その中から幾つか抜粋してみると、
端末の継続利用期間に関してソフトバンクは、「市場にある端末の約半数が1年間で買い換えられている」と断定している。
800MHz帯の再編に関しても費用負担についても、ウチは金を出さないよ(実はカネがなかった?)とこじつけている。
イコールコンディションにするためにはEMにも800MHz帯を割り当てるべきだろう。にも「欲しがっていないヤツにはやらない」と切り捨てている。
ようするに、自分は欲しいが他者にはあげないというスタンスだ。
ここでも国民の共有財産である電波云々と言っているのだが、その電波帯域を有効利用せずにEMのネットワーク借用とはいかがなものか。
セクタ数の増大や中継局の廃止、マイクロセル化で周波数利用効率は向上するのにSBMにはそれが出来ない。
800MHz帯のコスト試算においても800MHz帯局は(アンテナの大きさや風圧面積による鉄塔強度、波長が長いことによる無線設備のフィルタ体積など)カネがかかるというドコモやauに対して、ソフトバンクはトータルとして800MHzの方が安いのだと言う。
またバンド間ハンドオーバに関して質問されるもソフトバンクはこれには具体的に答えられなかった。
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/keitai-syuha/pdf/041214_3_s5-3-5.pdf
この資料はvodafone買収前の、まだ自力での新規参入を目指していた頃のものである。
その後自力参入が無理となりvodafoneの高額買収で今に至るのは皆様ご存じの通りだ。
おそらく新規参入にしろvodafone買収後にしろ、800MHz帯や1.7GHz帯を免許したところで使いこなすことは出来なかったと思う。
それは現在の2GHz帯におけるインフラを見ても解るとおり、周波数の有効活用どころかネットワークキャパシティ増大にも背を向けてしまっているからだ。
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