トラフィックは同じ？

件のアクセスチャージに関して、ドコモとSBM間のトラフィックは双方とも余り違わないとした。
トラフィックは違わないのに支払額はドコモからSBM宛が数百億円多いのだという。

加入者5千万のドコモと2千万のSBMで何故トラフィックが違わないのか？
ドコモのシェアを5割、SBMが2割とするとドコモ加入者5千万人の2割に当たる1千万人はSBM宛通話をする。
SBMの2千万加入者の中の5割である1千万人がドコモ宛に通話を行う。
と言うことで、綺麗にトラフィックは一緒になると言うことか。

ただ実際にSBMをプライマリケータイとして使っている人を見てみると、SBM以外への通話はかなり節約している。
相手が家にいれば固定宛に固定電話からかけ直すこともある。
若い人などは余り意識しないのかも知れないが、通話単価が高いので気にする人は気になるだろう。

では法人ユーザはどうだろうか。
これはおそらくシェアどおりの比率になると思われるし、しかも法人スペシャルプランなら2.6万円分もの無料通話が付いてくる。

接続料の是正や廃止が行われるとどうなるだろうか。
ドコモは支払額が減少するので利益が増える。
これを海外投資に捨ててしまうか？設備投資に使うか？間違っても加入者還元などはしないだろうが、何かには使うはずだ。
SBMは少ない利益が更に減少する。
もはや設備投資どころではなく、設備の維持管理も危なくなるかも知れない。