- 2009年4月 7日 10:44
ジャストシステムがキーエンス傘下に入ったとの情報を頂いた。
ジャストシステムと言えば日本を代表すると言っても過言ではない、ワープロ聡明期に活躍した企業だ。
PC-9800時代のワープロソフトと言えば一太郎と言われたくらいで、その後独自のウインドゥシステムを作ったりもしたがPC-9800専用であったが為にWindows化には乗り遅れることになった。
Windows本格時代にはWindows版一太郎も勿論登場させたのだが余り売れなかったようだ。
一方でIME単体売りの方のATOKは（私も使っているが）そこそこネームバリューがあり、おそらく変換効率的にはトップクラスだと思われる。
このATOKは携帯電話用などとしても使われていて、今はiWnnがかなり追い上げてきたとはいうものの変換効率的にはやはりトップクラスだと思う。
一太郎や花子が売れなくなった当時、ジャストシステムはISP業にも手を出すがその後廃業する。
日本語のメールアカウントが作れるなどジャストシステムらしい面をも見せたのだがメジャーにはなれなかった。
この頃にも無理な経営であることが何度も伝えられ、倒産危機説も流れた。
今回何故キーエンスなのかは疑問で、キーエンスはセンシング技術の会社であり日本語解析とは余り関係がないと思うからだ。
まあキーエンス自体かなりユニークな会社なので、ジャストシステムの持ちうる技術と何かを融合させた新しいものを作るのかも知れない。
或いは携帯電話や組込用などの分野で営業力を持つジャストシステムと組むことによって、本来のセンサ技術の売り込み強化を狙う可能性もある。
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200904060008.html
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