- 2009年4月 9日 11:35
過給器付きのエンジンは可変排気量エンジンのようなものである。
排気量は変わらないのだが負荷によって吸気量を大きく変化させることが出来るからだ。
小型エンジンに過給器を搭載して低燃費化を狙うのはBMWあたりが最初か。
従来のバルブトロニックに代えて過給器エンジンを市場投入した。
その後VWなどもTSIなどでより小さな排気量のエンジンに複数方式の過給器を組み合わせるなどして人気になった。
日本のターボ車と言えば小型エンジンの冷却をガソリンの気化熱頼みにするなどしていたために燃費は良くなかった。
排ガス規制がせめて欧州並みであったなら話は違ってきたのかも知れないが、日本の排ガス測定モードではターボ過給時に滅茶苦茶な排ガスレベルになったとしてもお咎め無しだった。
高公害ディーゼルエンジンでもそうなのだが、どうも日本のメーカってヤツは目先の利益はみるが先のことまでは見通せないような感じがする。
ディーゼルにしてもいち早く欧州並みの規制が出来ていれば、今でも生きながらえていられたかも知れない。
それを排ガス強化にメーカが先頭となって反対運動を起こすのだから、自業自得と言ってしまえばそれまでだ。
モデルサイクルを短くして新技術を続々と採り入れていた日本の自動車メーカも今や勢いが失われている。
ここ数年、新技術は海外から入ってくると言っても良いくらいだ。
BMWのバルブトロニックにしても、本家が採用をやめようとしている頃に真似をし始めるなど遅れが目立つ。
今回のターボ作戦にしても同様に、欧州などでの技術の安定を待ってから遅れて採用する話だ。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200904090016a.nwc
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