- 2009年4月16日 11:07
文部科学省と経済産業省は超小型衛星を低軌道に計50〜100基打ち上げるのだそうだ。
高度400kmと言うからISS(約280km〜約460km)程度の高度と言うことになる。
この程度の高度だと薄いとは言っても大気の影響などを受け、徐々に高度が落ちてきてしまう。
ISSの場合は1ヶ月あたり2〜3kmも高度が下がると言うことで、定期的に高度を調整している。
文科省などが計画している衛星群も余り長期に渡って利用できないのではないかと思う。
それは50cm四方で50kgの重量と小型なものを打ち上げる予定で、姿勢制御関係の部品や燃料など余り搭載できないように思うからだ。
50kgの衛星100個をまとめて打ち上げるには、打ち上げ用ロケットに5tのペイロードが必要で、これは決して難しい話ではない。
何せサターンVなら低軌道に120t近いものを持って行けるので、50kg級の衛星ならば240個もいっぺんに打ち上げられる。
計画としては安価なロシア製ロケットを使うらしいので、モルニヤロケットならば50個前後がいっぺんに打ち上げられる。
その上の大きさとなると写真のプロトンロケットがあり、これだと100個以上をいっぺんに上げられるかも知れない。
しかしこの計画、まずは衛星を打ち上げてみましょうかみたいな話から始まっていると思う。
何に金を使いましょうか、そうですね、衛星でも一丁上げてみましょうか。
http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20090415-OYT1T00588.htm
低軌道を活かして北朝鮮用監視ロケットにするとか、当たらない天気予報を当たるようにするために使うとか。
まあ天気予報が当たらなくても気象庁職員がクビになるわけでもないから、何をやっても無駄か。
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