今年は早いぞ、決算報告

ソフトバンクの決算報告が最終に迫っている。
おそらくFCFを自慢すると思うのだが、ソフトバンク決算の見所は孫さんが力説する部分ではない。

孫さんがサラっと流して通り過ぎた部分にこそ見るべきものがあるのだ。
例えばFCFを自慢するとすると、他の部分から金をかき集めてきたことが予想できる。
寄せて上げて、なのだ。
従って背中のお肉は減っているはずで、投資キャッシュフローなどに見るべきものはないと思う。

これがドコモやKDDIの決算だと、いわゆるワンマンオーの企業ではないので株主の発言力もあって決算発表会らしい質問が飛び交う。
だがソフトバンクの場合はそうではない。
ワンマンかつオーナ社長の孫さんがグレーなものを白だと言えば、それはグレーじゃないですかとは突っ込めないわけだ。

端末の機種数や多色展開も一度限りで終わってしまった。
インターネットマシンも一台限りで終わっている。
防水も今や忘れ去られた存在だし、薄型自慢も一回限りだった。
ドコモのお下がりを供給して貰うも販売量にはつながらない。
POP-iはどこに行ったんだろう？
散々自慢したハーレクインは？
世界最大だというふれこみでmixiを潰すみたいなニュアンスで語ったMySpaceは？

今年は一体何が登場するのか。

下げ止まったと一部の人は言っているARPUは上昇に転じたのだろうか。
この辺りで上昇しないといよいよ厳しくなってしまうはず。
上昇率（元が小さいから率が大きくなる）を自慢したデータARPUはどうなのだろうか。
iPhoneの売れ行きが想像できてしまうと言うことでiPhoneのパケット代上限を通常のパケットし放題に合わせざるを得なかったと噂される、その真相は？