- 2009年4月24日 10:45
KDDIは現状のRev.Aをマルチキャリアで利用するのだそうだ。
マルチキャリアはWILLCOMの8Xのようなもので、複数のキャリア(物理チャネル)を同時に受信することで見かけ上の帯域幅を広げる方式だ。
KDDIは周波数再編の完了する2012年以降にLTEでのサービスを開始するそうで、それまでのつなぎとして高速伝送の必要性からMCを使うわけだ。
LTE導入が2012年以降になるのは800MHz帯の再編を待ってからと言うのがその理由である。
携帯電話向けのアンテナを作っているメーカから「800MHz帯のLTE用はスペースがないので性能が出ない」と話を聞いていた訳で、どの事業者が800MHz帯でMIMOをやろうなんて言っているのかと思っていたのだ。
ら、それはKDDIだった。
MC導入は加入者あたりの占有帯域を広げるので無線区間の混雑が起きる。
しかし800MHz帯再編に合わせた基地局増局が結果的にマイクロセル化を推進し、多少なりとも余裕が出来たと思われる。
何故アンテナ効率の上がらない800MHz帯でLTEを開始するのか。
おそらくは整備の進まない2GHz帯ではなく、日本全国一斉にLTEにシフトしたいからなのだろう。
果たして波長の長い800MHz帯でどの程度までMIMOが有効なのか、ちょっと楽しみである。
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