- 2009年4月30日 18:44
ソフトバンクのモバイル事業であるSBMは減収減益となった。
決算発表会で孫さんは端末販売量の減収を上げ、しかし端末販売の減少はインセンティブ額の減少であり利益的には好ましいのだと言った。
しかし会計データを見ると減益となっている。
孫さんの発言がデータに裏切られるのは毎度のことだが、苦しさがにじみ出ていると言える。
その後も必死にのれん代の償却がなければ増益だとか頑張っていたが、まあこれは歳を取らなければ寿命は無限だと言っているようなもの。
モバイル事業も減収減益だったが、連結データの方も減収減益となった。
昔話と明るい未来の話に終始し、自分たちよりも業績の悪い企業を比較に出すなどの手法は従来どおりなのだが、今回は決算発表会というより孫さんの演説会という感じがより色濃くなった。
2.3兆円を超える有利子負債が順調に減っていると何度も何度も繰り返すが、実は1.8千億円しかこれが減っていない。
確かに返済が滞っているわけではないので順調とは言えるのかも知れないが、自慢するほどの数字ではない。
しかしこのペースでの返済では5年での完済は厳しいと思う。
質問者からは何故今の時点で完済に拘るのかと質問されたが、孫さんは明確には答えられなかった。
FCFのトリックに関しての質問もあった。
4Qで急激にFCFを増やしたのは何故なのかと効かれたが、端末の支払いなどに関することだとした。
決算データを良く見せるために支払いを遅らせたと言うことか。
増配に関してはSBMその他の子会社はいじり放題なので何とでもなるとした。
CM好感度がトップなのだと散々自慢したことに関しての質問も飛んだ。
これに対しても予算は限られているとしながらも、現在のペースを継続したいとした。
地方に於けるSBMはイメージが薄く、iPhoneも東名阪でしか売れていないそうだ。
まあこれはハイスピードエリアが狭すぎるのだから仕方がない。
2009年度増収増益を目指すと言うが、どこでどうやって稼ぐのかと質問された。
これに関してはSBMが下落するとは思っていないと強気の姿勢を見せた。
2009年の解約率はPDC停波もあり若干上昇するかも知れないとした。
ARPUは反転上昇するとしが底を打つ打つと言われ続けているので信憑性は謎だ。
端末販売量はやってみないと分からないそうだ。ごもっとも。
個人持ち株の売却に関しての質問もあった。
これは個人名義のものが親族名義委なっただけで問題ないとした。
今のところこれ以上の売却は行わなくても済みそうだとした。
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