- 2009年4月30日 18:44
SBMのARPUは底打ちだ底打ちだと言われながらも、結局は底打ちせずに底抜けだった。
そしてついに割賦代金を含めるというSBM独自の計算法によるARPUも減少に転じた。
音声ARPU
ドコモ:2,970円
KDDI:3,590円
SBM:2,020円
データARPU
ドコモ:2,420円
KDDI:2,210円
SBM:1,820円
コンテンツパックの宣伝もしていたが、結局これは試用品の固まりのようだ。
実際にフルサービスを得るためには更に金を取られるという、何とも役に立たないシロモノである。
端末は840万台以上を売ったとしたが、JEITAのデータなどから計算すると数字が合わない気がする。
これもSBM独自基準によるものなのだろうか。
ドコモやKDDIがLTE等に向けた未来、端末やサービスの未来を語ったのに対してSBMはなんら語られなかった。
毎度言っていたインターネットマシンもずいぶん声が小さくなってしまっていた。
また、設備投資は昨年度よりも更に減らす予定となっている。
会場からは大規模障害が設備投資抑制によるものではないかとの質問が2者から行われた。
これに対して、先日の大規模障害は設備ではなく人為的なミスだとした上で、他社だって障害はあるじゃないかと声を荒げる場面もあった。
挙げ句の果てにはひかり電話の例を持ち出すなど、このままエキサイトすればソフトバンクの障害は交通事故数より少ないじゃないかとでも言い出しそうな勢いだった。
基地局増強に関して、現在の基地局数は独自基準で5.8万だそうで、これからも増やしていくそうだがピークは過ぎたを繰り返した。
800MHzが無いからダメなのだと泣き言が始まり、KDDIは2万数千基地局だと言うが実は3.7万局でありSBMとその数が変わらないのである。
解約率低下に関して、ドコモは2年縛りの影響で解約率が下がっているに過ぎないとした上で、2年間の契約による縛りは良くないと言った。
あれれ?スマート一括やiPhone投げ売りは2年縛りじゃなかったっけかな。
まあ孫さんは自社のパケット定額制であるパケットし放題をパケ・ホーダイと言ってしまう人なので。
LTE投資は一体どうするのかとの質問があった。
これに対して孫さんはLTEへの取り組みを行っているとした上で、機器代は安いので問題ないとしたがウソだろう。
ドコモやauのLTE投資額や考え方を見ればこれは明らかである。
なおLTE化への取り組み時期に関してはお茶を濁したが、再度質問者から突っ込まれ「2〜3年以内に投資する」と言った。
ただこの場で孫さんが言ったから実行されるわけではないことは過去の例を見れば明らかである。
他社からの質問で1千億程度の投資を数年で行う規模になるだろうと言うが、これってドコモの1/10程度??
何故関東エリアでしか純増していないのかとの質問があった。
これに対してはまた「800MHz帯が無いから」地方は弱いと言った。
地方のエリアは十分ではないから純増しないのだと言うのだが、一方でエリア構築は終わったとも言う。
なお地方を純増させるための手口は考え中だそうだ。
問題の接続料に関して、800MHzが無いから高いのだとしたがこれに関してはドコモに論破されている。
何故マルチバンドサービスより2GHzオンリーの方が安いのかは意味不明である。
すなわち、同じサービスエリア、同じ伝送速度、同じ信頼性を確保しているのならば比較も出来ると思うが、ドコモのネットワークとSBMのそれを比較すること自体無意味である。
松本氏も基地局数云々で比較しても意味はないと言っているが、孫さんとしてはこのあたりを盾にしないとまずいのだろう。
また、何をトチ狂ったかドコモのアクセスチャージはもっと下げるべきだと言い出した。
お得意の議論のすり替えも行い、移動体通信の話なのにNTT東西は高いじゃないかと言い始めた。
面白い話もあった。
FTTHを利用するのは遅れている人だというのだ。
孫さんはiPhoneを使うことでPC利用時間は1/10になったと言い、FTTHは遅れているよと言う。
ソフトバンクの社員の殆どがPCをやめてiPhoneになったのだそうだ。
一体ソフトバンクって会社は…
なおFTTHも無いよりはあった方が良いが設備投資額が嵩むのはイヤだと本音を漏らす。
iPhoneを自宅で使うにはADSLが必要だという。
SBMの3Gネットワークでは事足りないと言うことか。
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