- 2009年5月 4日 12:07
SBM決算内容データから見た不思議の数々で多くのコメントを戴いている。
事の起こりは基地局数の誤魔化しに始まったことは周知の事実だ。
ドコモを抜くと言った基地局数が達成できないと見ると、急遽何かの数字を混ぜてでっち上げた。
基地局数の数字に何かを加えているのだが、その何かは客観的には出てこない数字だからだ。
しかもその投資額の謎も噴出してきた。
こうなると全てが作られた数字であると言っても良いくらいで、それを正当化するのがむしろ困難なほどである。
孫さん的には基地局数などは公表が法で決められている訳ではないから数字を作るのは勝手と言うことだろう。
設備投資額の内容と基地局数の増加数が不自然でも関係無しだと。
最近は自慢ネタがなくなったのか、事業見通しを語ることを自慢し始めた。
曰く、これまでソフトバンクは事業予想を語らなかったと。
これなど普通の企業は事業見通しを公表しているわけで、特別自慢するには値しない。
むしろ他社並みの3.5G(Generation)ネットワークを拡大していただきたいものだ。
ドコモもEMも提供エリアの殆どでHSDPA/HSPAサービスを提供しているのに、SBMのみは未だに国道16号線の内側(関東の場合)のみとアナウンスされていて、これはドコモの約3年遅れだ。
それでも投資終了宣言なのだから参る。
このあたりを突っつかれた孫さんは、高額なのは鉄塔で中身の設備は安いと言った。
私自身はそうは思わない訳で、通信機器や電源機器、空調などが鉄塔より安価に出来るとは考えにくい。
それはまあいいとして、もしも設備が安いのなら何故その設備を更新してHSDPAエリアを増やせないのか。
孫さん自ら金がかからない、期間がかからないと言っているのに。
そう言えばSBMが携帯事業にまだ自力参入を企てていた頃、「基地局建設用地は確保済み」だとか「機材の手配も完了している」と言っていたっけ。
それがvodafone買収後は用地確保に時間がかかるとか言い始めるなど、その時々に応じて言い訳を変えるものだから矛盾が出る。
その点「800MHz帯がない」は、その一言で全ての言い訳をカバーできるからバッチリじゃないかと孫さん自身もお気に入りだったのだろう。
しかしそれにもボロが出てきた。
こうした事を踏まえ、ソフトバンクの言う事は客観的資料がない限り信用しがたいと多くの人が思っているはずだ。
予想や想像で物事を語るのは簡単である。
しかしその裏付けが取れないようにソフトバンク自身が留意しているのだから、信憑性は皆無なのである。
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